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陰キャの陰キャによる陰キャのための制裁

作者: ロック
掲載日:2022/05/11

僕は、最寄りのリサイクルショップに立ち寄り、玩具や電子機器などや骨董品などを漁っていた。

その中で、ジャンクコーナーに置いてある「マスターチーター」と呼ばれる腕時計状の玩具(と青年は思い込んでいた)を手にする。


5400円のその玩具は、ジャンク品の中では多少高めだったが、周りのジャンク腕時計は、108円から1080円だったため、何か魅力があるに違いないと、購入を決意した。


それを購入しようとするとき、店長である老翁は、一言だけ言った。

「くれぐれも欲に呑み込まれるな」

僕は意味がわからなかったが、取り敢えず、腕時計の電源を入れるスイッチを探す。

しかし、スイッチが見つからない…とも思っていたら、スイッチは、空中に浮かんでいた。

「最新型の時計なのかな」

液晶には何一つ表示されず、空中に表示された初期設定を確認する。


僕は、その時計に付属されていたA4サイズ一枚ほどのマニュアルを確認する。


「この時計は、世界の物理的法則を変えたり、全ての状況を自由自在にコントロールできる、『マスターチーター』

空中上に表示されるキーボードは、所有者しか見えず、そのキーボードでチートコードを入力することで世界のありとあらゆる部分を操作することができる。


初期コードは当該紙面の裏側に書いてあるが、それ以外のコードは、webサイトを確認すべし。

当該ウェブサイトアドレス XXXXX.xxx

ID:Xjamapm452

パスコード:jampjdtg5537


マニュアルを一読すると、僕はその力を試したくなってみた。

まず、現金具現化コードを入れることにする。

ynpfluijv100mslw

このコードを入力すると本来入ってない100万円が財布の中に振り込まれるというコード。

僕は入力してから、財布を確認すると、帯で巻いてある100万円の札束があった。

「こりゃあすげえ。」


僕は色んな復讐を考えた。


・陽気な人間の殺害


僕はまずどんな犯罪を犯しても捕まらないコードを入力。

そして、ロケットランチャーの具現化のコードを入力。


入力後空からふんわりとティッシュペーパーが落ちるぐらいの速度で僕の頭上めがけてロケットランチャーが落ちた。

ロケットランチャーを肩にかけ陽キャ達めがけて撃ち抜く。

「ぎゃあああああああ」と言いながらスマホを持った陽キャが次々死んでいく。ああ愉快だ。

そして、見事に面白いのが死体を確認すると、バラバラになった手には、スマホが握られていた。


ああ、気分がいい。

スマホ依存症患者、Tiktokの撮影中だったらしい。

馬鹿どもがざまあみろ。

陽キャはみな死刑にしてやる。

特に…痛みを与える方法で。


僕はその後サバイバルナイフを具現化。

陽気で楽しそうなギャル達を殺していく。

ギャルは逃げる。

しかし、青年は"脚力上昇"のコードを入力。

ウサイン・ボルトを越える脚力を持った僕は、一人の陽キャ少女に近づき、その陽キャ少女を誘拐。


そして、近くのアパートに移動し、ドアを破壊し、侵入。

近隣の住民が颯爽と逃げ出す。


そして、陽キャJKを前に僕は持論を語り出す。

「私は偉い!美しい!私は神だ!!!誰よりも崇高な存在なのだ!!どうだ!!!」

陽キャ少女は、排尿する。

「ほう…」

僕は陽キャ少女をバラバラにするコードを入力。

こうして四肢と頭部が切り離された彼女の生首を抱える。

このコードは生命は奪わないらしく、バラバラ殺人コードではないところがミソだ。


「貴様の価値は顔だけだ。

良い香りのする髪、少し丸めで大きい鼻、メイクされ尽くされて、美しいその瞳…Youtuberのなごみに似てる君は顔だけなら価値があるから貴様と俺は付き合う。

さあ愛せ!」

泣き出す彼女。

僕はコードを入力する。

そのコードは眼前にいる人間が自分を愛するコード。


彼女は僕を溺愛した!

作戦は大成功!

僕は頭部だけになった彼女をアパートの住民の持つバッグにしまう。

すると、部屋に入ってくる一人の男の姿があった。


「俺の家で何やってんだ!」と言った男めがけてサバイバルナイフを投げ、腕に命中。

その間にAK-47を具現化し、彼の頭部に発砲し、殺害を

次にデートスポットを原爆で撃ち落とすために、B-29 スーパーフォートレスを具現化し乗り込んだ。

そして部屋をB-29で突き破り、"ビッグボーイ"と呼ばれる原子爆弾を詰め、陽キャを殺しに行った。


「マイダーリン」と頭部のみになった彼女が僕に言う。

「なんだ」

「マイダーリンってかっこいいね」

「ありがとう」

僕が答えると、大規模商業施設にビッグボーイ、遊園地、観光施設一帯にビッグボーイを落とし、近隣の住民のうめき声が轟いた。

「痛いよおおおお」と元"陽キャ"だった奴らがまるでゾンビがごとく汚いドロドロ表情になり、助けを求める。

愉快だ…僕のことを否定した陽キャ達が無残に死んでいく!

これこそ、芸術!

陽キャ死ね!!!!!!!!!!


そして、次は快楽感を存分に楽しむために、僕は学校へと乗り出す。

教員達は驚くが、ベレッタ686というライフルで教員の頭を撃ち抜く。

警察を呼ぼうとした教員もいたが、警察には捕まらないコードを既に入力してあるため、警察そのものが機能していなかった。

こうして、取り敢えず1年A組に入る。


まずは、教員の頭をめがけて、引き金を引く。

そして、逃げ出そうとするイケメン一人を撃ち殺す。

僕は教卓の前に立ち、「これから道徳の授業を開始する!」と言う。


こうして、僕は存分に自論を語るために授業を始めた。


「良いか低俗な凡人ども。

我らのような崇高な人間を、やれインキャだのやれアスペなどと蔑視し、嘲笑った!

しかしだ!Tiktokをやってる陽キャどもより我々崇高な人民の方が…優れていることを、なぜわからない!貴様らは、馬鹿なのか!馬鹿なんだな!バーカバーカ!!

なぁにが数Aだ!」

僕は教卓の前の席の生徒のノートを破いた。

「俺様が革命を起こすんだ!

我がインキャに幸あれ!!!!

ってことでリア充を皆殺しにする!!!!

もし…死にたくなかったら、今すぐ陽キャだけは、服を脱げ。おっと、定義を明確化しないといけない!


イケメン、交際相手がいる、オタクを馬鹿にしたことがある、それと…Tiktokやってるやつ、あとギャル、コミュ力が高いやつ、運動神経がいい奴、会話の輪に入っていけるやつ…将来有望だと言われてるやつ!!


お前らは服を脱げ。


そしてそれ以外のデブ・馬鹿・ガリ勉・友達0人・虐められてる人などの社会的弱者!貴様らは味方だ!

むしろ貴様らのためにパーティを開く!


乱行…パーティだ!!!!うわはっはっはっ!!!」


僕が言い終えると、僕は放送室へ向かった。

「同じ内容を他のクラスにも聞かせる!!

君」僕はちょうど視界に入った地味で眼鏡をかけてるマッシュヘアで顔面が吹き出物だらけで髪にフケがついてる少年に言った。

「君は、僕を放送室へと案内してくれ。

もちろん、褒美はたんまりやるよ

あも、陽キャども…お前ら変な真似したらここに原爆を落とす。

スマホでニュースを見るといいが、先ほど俺は商業施設やアミューズメントパーク…リア充や陽キャが集まる場所に原爆を落としてきた。

広島に投下された「リトル・ボーイ」の改良型の爆弾「ビッグ・ボーイ」だ。

陽キャに対する制裁だ!


あと、陰キャでも逆らったらその時点で殺す。俺は革命を起こすんだ。

インキャが上に立てるように!

インキャがイキがれるような社会に!

ロシア文学が愛されるように!

低俗な凡人は、全て我々の奴隷になるように!私は…革命を起こすのだよわっはっは!」


僕は、言い終えると放送室で、全校放送をした。言い終えると陽キャに命令した。


「陽キャどもで特に可愛いともてはやされてる女ども。

…ギャルとかそういう類の女…お前らはデブブスインキャとセックスをするのだ!

そして逃げ出そうとする女をイケメン男子が取りおさえるのだ!!

そしてイケメン男子…お前らもデブブス女とセックスをしてや…、、、、いや何もない。

とにかく女を取り押さえ、ブスが美女と楽しくセックスをするという素晴らしい光景!

これぞエデン!わっはっは!


どうだ思い知ったか我がインキャの実力!


こうして、僕は放送局へ乗り込み、全国放送をした。

「今すぐ美女や可愛い小娘は不細工でふくよかで、なんの取り柄もない陰湿な人間と性行為を行え!逆らえばぶっ殺す!」


こうして場所を問わず様々な場所でブスどもが美女とセックスするようという楽園が誕生した。


全てがうまくいったかと思い…

その後僕は何もしなかった。

乱行パーティが終わると、僕の権力下での生活が始まる。


まるでそれは北朝鮮がごとく、僕という権力には、抗わなければ何一つ傷つくことがないことが判明し、結果的に平和が訪れた。

陽キャは消え、みんな虚ろな顔となった。


生首となった僕の妻とこの世界を眺める。


「どうだい」

「良いね」

「愛してるよ」

「ええ。」


こうして陽キャがいなくなり平和な時が続くかと思いきや、ある時、日本に亀裂が入る…それと同時に、空が割れるー

「これはどういうことだ」


すると生首になった彼女は人間に戻り、僕から逃げていった。

「この時計のバグか!!!!!」


地上は、崩れていった。

建造物は、地に埋もれた。

気がつけば人間は、自分以外消えており、

僕一人になっていた。


「何があった!!!助けてくれ!!!!!」


時計は完全に壊れてしまったようでインターフェースは、映らない。


僕は時計を外そうとするが自室にある本棚が僕の頭上に













…………











実験大成功。


僕は目覚めた。

そこは、カプセル状のベッドの中だった。


「ありがとう。この製品のテストに君は参加してたんだよ…」

「これはどういうことだ。」

「このカプセルは、どんな人間の夢でも叶えたら…というもしもの世界を映し出す、カプセルさ」

と、いうと、カプセル状のベッドは、ドアを開き、光が差し込んできた。


「これは全部…夢?」

「そう、君の夢だ。」と禿げた博士らしきの人間が言う。

「新時代のヴァーチャルリアリティ製品の開発テストに君は応募した。

この製品というのは、IFワールドリアリティ。

開発費数億かけて開発されたマシン…

しかし、これは失敗だったようだ。」

「何故そう思われるのですか?博士」

「カプセルがオーバーヒートを起こして世界が崩壊してしまったからね…」


そう言い終えると、博士は僕に謝礼として15万円を渡した。


「次は…もっと素晴らしい製品を開発するよ」


こうして、僕は研究センターを出た。


完

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「欲に呑み込まれるな」の忠告など全く無視している主人公にある意味潔さを感じました。 そしてラスト。 「僕」が秘めている欲望が大きすぎてマシンのキャパを超えちゃったとも思えますね。
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