I'm a little man
何もかもが合わない
上から目線が気に食わない
僕を見下ろすクイーン
どこまでもずっと
嫌えていればよかったのか?
僕にだけ笑いかけてくれた
瞬間を視なければこんなに
最高なはずの最低な時間は
やってくることもなかったのか?
強く引いた腕の細さが
強気な瞳に宿る儚さが
僕を深く深く虜にして
壊したくなるほど愛しい
一方通行の想いを
唇に込めて届けた
拭ったルージュの跡
離れてく背中
戻れない
I'm a little man
何もかもが合わない
はずだったのにきっかけ一つで
帰り道を二人で
歩いたあの日が忘れられない
並んで歩く人は誰?
僕よりとても大人で
とても画になりすぎて
見ていられなくて走り出した
強く引いた腕の細さへ
強気な瞳に宿る儚さへ
僕と同じ熱量でいつかは
僕を見てほしかった
一方通行の想いを
唇に込めて届けた
温度のない衝動
震えてる背中
戻れない
I'm a little man
笑ってはぐらかす
貴女はあの日のあの時間を
なんてことないように語りながら
無かったことにしていこうとする
強く引いた腕の細さが
強気な瞳に宿る儚さが
僕を深く深く虜にして
どうしようもなく愛しい
許されることがなくても
唇に込めて届けた
幼い恋の衝動
届かない言葉
戻れない
I'm a little man
とある本を読んでいてぐっときたシーンをひっそり盛り込んでいたりします。
珍しく登場人物を実在の人物でイメージしながら読んでいた本だったので、ここまでばーんと妄想できたのかもしれません。