第91話 エルフの反撃
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さっきまでは小さかった足音も徐々に大きくなってきた。
いつまでもここに居る訳にはいかない。
「ギルベルト、話は後で」
「ああ、頼んだぜ」
ギルベルトも何か感じ取ったのか、少し神妙な声で背中を押してくれる。
僕はギルベルトに別れを告げると、みんなの元に向かった。
規則的な足音は村のエルフにも聞こえているのか、少しずつ村がざわつき始める。
僕が与えられた家に向かっていると、目の前で立ちすくむヒトが居た。
暗がりで近くまで行かないと分からなかったけど、どうやらアリエッタさんのようだ。
(ど、どうする……)
聞こえて来る足音と、勝手に外出していた人間という状況。
僕が何かしたと疑われても仕方が無い状況だ。
僕が言葉を発せずにいると、アリエッタさんから声を掛けてきた。
「全ての話は後だ。村に危機が迫っている。君達の力を借りても良いか?」
アリエッタさんは僕に協力して欲しいと申し出てきた。
もちろん、その協力には応じるつもりだし、問題はない。
でも、些か信用し過ぎでは無いだろうか?
今、アリエッタさんは僕に何も聞かなかった。
何も聞かなかったということは嘘を判定することも出来ない。
つまり、アリエッタさんは今聞こえている足音と僕が無関係だと最初から確信していたことになる。
そんな風に沸き上がった疑念を今は封じ込める。
アリエッタさんが言ったように全ての話は後だ。
今はお互いやるべきことをするまで。
「はい。もちろん手伝わさせていただきます」
「すまないな。だが前線には私たちが立とう。君たちは出来る範囲での援護を後ろからしてくれ」
なるほど。つまり僕達は後ろから援護すると共に、村の最終防衛ラインみたいな役割ということだろう。
そんな大事なところを任せて良いのか? とも思ったけど、正直これは都合が良い。
僕は一度、音のする方を見た。
まだ森の中を移動しているのか、姿は見えてこないけど、何か大きな光源のようなものがあるのか、光が森の間から覗いている。
それと、ギルベルトの話を考えれば、今回の襲撃の中にも、辺りを確認できるなんたらがあると思って間違いない。
もし、それで僕達の存在がバレてしまった場合、後々困ることになるかもしれない。
それは、僕達が人間の王に接触できなくなってしまうということだ。
もちろん、人間の王に誰でも会えるわけでは無い。
それは当然、僕達も例外ではない。
でも、エルフを助けることを思えば、そういったことも選択肢に入れていかなければならないのだ。
もし、そういう事態になった時に僕達の存在がバレていると、即刻捕まってしまうだろう。
それを避ける意味でもエルフが前線に立ってくれるのはありがたかった。
「分かりました。すぐに準備します」
「ああ、客人なのにすまないな」
アリエッタさんは僕と話し終えると、すぐさま行動を開始し、色んな人に指示をしに行った。
その様子を見て、僕にも分かることがあった。
(あー、なるほど。僕が外出してたのはバレてたのか……)
こんな緊急事態に村のリーダーであるアリエッタさんが、ただ道端に佇んでいるとは思えない。
つまり、誰かを待っていたのだろう。
そして、それは恐らく僕だ。
僕に見えている情報よりアリエッタさんに見えているものの方が大きいのだろう。
だから、僕では分からないことを確信して出来る。
その辺りの話も聞ければ良いなと思いながら、僕は家に入り込んだ。
そこには既に準備を整えている彼女達。
(みんなにもバレてたかも……)
少し咎めるような視線を感じた僕は、一つ頬を掻いた。
◇◆◇
やはりというか、僕の予想通り、現れた集団は空に大きな光源を打ち上げてきた。
それは空で発光し続けており、周囲を昼同様近くまで明るくしている。
つまり、これは偵察も兼ねての攻撃で間違いない。
ただ、一つ予想外なこともあった。
「なんなのよ。あれ……」
そう、カナリナが零してしまうのも無理はない。
僕達の目に入って来たのは、ゴーレムだった。
人の背丈ほどもあるゴーレムが、森の中を一定のペースで行進している。
(やはり、これは人間からの使いで間違いないのか?)
人間にこのような技術があるのかは分からないけど、王都の技術はそこまで進んでいるのかもしれない。
(ただ、それなら、なんとなく違和感があるな……)
これが人間の国から送られてきたものなら、恐らくはあの王が送ったことになる。
彼に人情というものは無い。
いや、正確にはあるのかもしれないけど、それが亜人に向けられることは無い。
それを思えば、森に火を放ったりをするくらいはあると思っていた。
というより、僕達の出番はそういった火事を鎮火することだと思っていたんだけど、どうやらそうでも無いらしい。
僕はゴーレムを見ながらカナリナに答える。
「僕も何か分からない。でも、どんなことが起きても対応できるようにしておこう」
「ライアスさん、私たちは、前に行かなくて良いんですか……?」
「うん。僕達の役割は村をこの状態のまま守ることだからね」
僕達の少し前で陣取るアリエッタさんと村のエルフ達、アリエッタさん以外は後ろに僕達が居ることを気にしているようだけど、文句を言う人は居なかった。
程なくして、そろそろ接敵するかという時、アリエッタさんからみんなに声が掛かる。
「皆の者、夜にも関わらず集まってくれて感謝する。今、それぞれの胸の中には色んな思いがあるだろう。そして、目の前の奴らは人間の差し金と思って間違いない」
アリエッタさんは言い切った。
これは人間の仕業であると。
それを聞いたエルフのみんなには少し怒ったような、でも怯えを隠し切れないような動揺が生まれた。
「数十年前、私たちは人間によって壊滅的なまでに追い詰められた。仲間を、家族を失った。精霊達もどこかへ逃げ去り、私たちは本当の意味で終わりかけだった」
みんな過去を思い浮かべているのか、少し震える者もいた。
それは恐怖からか、怒りからか。
みんながジッとアリエッタさんの話を待つ。
「だが、それも今日までだ。私たちは倒れそうな所を踏ん張り、泥を啜りながらここまで来た。もう、人間に怯えて暮らす日々は止めようじゃないか……前を見てみろ」
アリエッタさんが指差す先には、もう目と鼻の先までゴーレム達が足を進めていた。
「今、また人間が攻めてきた。この私たちの楽園を潰すために! これ以上、私たちの生活を壊されたままで良いのか? いや、そんなことは断じてない!」
アリエッタさんが自身の武器である大きな槍を地面に一度大きく叩きつけると、辺りに轟音が轟いた。
「武器を取れ! 長く苦しめられてきた呪縛から解き放たれる時が来た! 皆の者、続けえええ!!」
凄まじい熱量がアリエッタさんから放たれる。
エルフとはほとんど関係の無い僕まで息を飲んでしまう程の熱量。
鳥肌が立ち、身体の奥からアツイものがせり上がってくるような感覚がある。
ほとんど関係ない僕ですら、そうなるのだ。
エルフ達が奮い立たない訳が無い。
「「「おおおお!!!!」」」
それは地面をも揺るがすほどの雄たけびだった。
今まで虐げられてきた彼らの魂の叫び。
もう、誰もその背に、その目に怯えを見せる者は居なかった。
それを見て、僕はリーダーとはどういうものなのか、見せつけられた気がした。
──圧倒的なカリスマ。
たとえ、皆が怯えていようと、それを奮い立たせ、全力以上のパフォーマンスを発揮させる。
今、目の前に居るアリエッタさんについて行けばなんとかなる、上手くいく。
そう確信させる何かをアリエッタさんは持っていた。
そして、それがカリスマという奴なのだろう。
アリエッタさんの号令と共に、エルフ達が一斉に動きを開始した。
それと同時に森から出てくる沢山のゴーレム。
そいつらもエルフを認識するや否や、丸い腕を前にかざして攻撃の準備に入った。
◇◆◇
凄まじい戦いだった。
それは混戦だから、という訳ではない。
エルフが圧倒的だったのだ。
次々と迫り来るゴーレムを様々な力でなぎ倒していくエルフ達。
そして、その中でも圧倒的だったのがアリエッタさんだ。
大きな槍のようなものを振り回しながら、次々とゴーレムをなぎ倒していく姿には鬼が宿っているようにすら感じられる。
彼女は槍で殴っている訳じゃ無い。
槍を一振りすれば、その先に居るゴーレムが切り刻まれていくのだ。
石のように硬そうなゴーレムを風で切り裂く姿は圧巻の一言だ。
さらに驚くべきなのは、そんな激しい攻撃なのにも関わらず、周りの木などは全く傷つけていないことだ。
なんとなく、エルフにとって自然が大切だということは分かっていたけど、それを戦場でも為しえるとは思わなかった。
アリエッタさんに鼓舞されるようにやる気を漲らせるエルフは、お互いに助け合いながら戦っていた。
ゴーレムは基本的に何か腕から魔力のようなものを飛ばすことしかしない。
それを受け止めるエルフと、攻撃するエルフに分かれて戦っている形だ。
このまま行けば、エルフが無傷で勝利することもあるかもしれない。
今は大きな負傷者は出していないエルフを見てそう思うも、僕の心には一抹の不安があった。
(本当にあの王様がその程度で終わらせるか?)
もちろん、僕にもこれが偵察であることは分かる。
これが人間の出せる最終兵器なんてことは無いだろう。
それでも、これだけで終わらせる程生易しい存在だとも思えない。
「ねぇ、カナリナ。ちょっとだけ前に行って来るから、いつでも魔法を使えるようにしておいて」
「ええ、分かったわ。もうある程度魔力は練れているから、いつでも大丈夫よ」
カナリナに大きな魔法を打つ準備をしておいてもらって、僕はフードを被りなおして前線に行った。
前線には破壊されたゴーレムが沢山落ちており、その中にはゴーレムの核となるモノも存在していた。
僕はそれを一つ手に取ってみる。
「こ、これは……」
コアは丸い魔力の塊だった。
それ自体はゴーレムのコアとしてよく使われるものだけど、僕はそれに見覚えがあったのだ。
それは騎士団で魔剣についていたものと全く同じだった。
確かあれは、一般人から魔力を吸い取って作っていたはずだ。
団長曰く、調べた限りでは同意の上で行われているらしかったけど、その様には僕も嫌な気がしていた。
(やっぱり、こういうことに利用されたか……)
まぁ、人間が使うんだから、こういう使い方もあるとは思っていたけど、これだけのゴーレムを動かすとなると、一般人の負担も相当のものだろう。
僕はそのついでにゴーレムの素材も確認すべく、壊れた欠片を一つ手に取った。
赤茶色の陶器みたいな素材で、表面はざらざらとしていた。
そして、まだ十分に熱を帯びて……ん?
僕はそこで違和感に気付いた。
通常、ゴーレムは核からの魔力提供で動く。
それはこのゴーレムも間違いないはずだ。
そんなゴーレムは核から離れた瞬間、魔力の提供が止まり、動かなくなる。
魔力提供を受けている時は身体が熱を帯びることもあるけど、それが無くなれば当然、ただの素材が熱を帯びることは無い。
それなのにも関わらず、この欠片はまだ、中から仄かに発熱しているかのような熱を感じるのだ。
これをただの名残みたいなものだと判断して良いものだろうか。
そう思って、僕は幾つかの欠片を触ってみたけど、どれも熱を維持したままだ。
そこまで気付いたところで、アリエッタさんが大きな声を上げる。
「皆の者、良くぞ戦ってくれた! 敵は残すところあと少しだ。もう少し踏ん張るぞ!」
未だ、疲れを知らないように暴れまわるアリエッタさんとエルフの足元には破壊されたゴーレムの山が出来ていた。
そんな足場の悪い状況でもなんなく、戦っているエルフ。
ここで、僕は猛烈に嫌な予感がしてきた。
戦場に広がった無数のゴーレムの残骸。
そして、当然その戦場には全ての戦えるエルフが集結していた。
アリエッタさんが最後のゴーレムに手を掛けようとしたとき、僕は異変に気付いた。
そのゴーレムが今まで続けてきた攻撃を止め、目を赤く光らせたのだ。
何をしたかはすぐに分かった。
それと同時に持って居たゴーレムの欠片の熱が徐々に大きくなってきたからだ。
僕は考える前に叫んでいた。
「カナリナ! 風で全員巻き上げろ!」
僕が叫ぶと同時に辺りに暴風が吹き荒れる。
それは容易に身体を浮かせて、すぐさま空へ運び出す。
僕は持って居たゴーレムを下に投げ捨て、離れていく地面を眺めた。
そこでは無数にあった赤茶色のゴーレムの死骸が赤く光り始めていた。
程なくして、轟音と共にそれらが爆発する。
僕が空で体勢を整えようとしていると、後ろから誰かが支えてくれた。
「ライアスさん、大丈夫ですか……」
振り向くと、カナリナを支えながら、もう片方の手で僕を抱きかかえるプリエラが居た。
カナリナはかなり集中しているのか、目を強めながら、両手を前に出している。
爆発が収まると同時にカナリナが起こしていた暴風が徐々に収まってきて、僕を含めみんなが地面へと着地し始めた。
何が起こっているのか分かっていない様子で地面に座り込むエルフ達。
そんな状況からいち早く立ち直ったアリエッタさんは僕達を一度見て笑った後、叫んだ。
「この勝負、私たちの勝ちだ!」
事情を呑み込めていなかったエルフ達も勝ったということは実感できたのだろう。
そこかしこで次第に雄たけびのようなモノが上がり出した。
勝利に喜ぶエルフのみんなを横目にアリエッタさんが僕達の元まで歩いてきた。
そしてアリエッタさんは僕とカナリナの手を持ち上げ、高々と宣言する。
「そして、それらを成し遂げたのには、彼らの成果があった!」
みんなの視線が僕達に向けられる。
「皆の者、人間は憎いか?」
何を今さら、そんな声が聞こえてきそうな程、答えはみんなの顔が物語っていた。
「だが、彼らは私たちを助けた。違うか?」
最後の爆発。あれは誰もが感じ取ったものだろう。
そして、自分たちが浮き上がらなければ、倒れていたのはゴーレムだけじゃない。自分達もそうなっていた。
そういう風に考える余白を作った後、アリエッタさんは続ける。
「皆の者、よく考えてみてくれ。人間が憎いのは分かる。だが、それは人間すべてを憎むことを良しとするものなのか? 私たち、エルフの中にも悪い奴は居る。人間にも当然居る。だが、私たちが仲間のために必死に戦うのと同様に、人間の中にも誇り高い者は存在するのだ。このことを是非、一度考えてみて欲しい」
そう言って、締めくくったアリエッタさんは僕達に向き直ると、小さな声で話しかけてきた。
「ライアス、カナリナ。そして、みんなも助かった。感謝する。礼は後ほどしよう」
そう言って、立ち去ろうとするアリエッタさん。
その後ろ姿を僕は呼び止めた。
「もしかして、最初からこれが目的でした?」
僕は先ほど爆発していた跡地を見る。
あれほどの爆発だ。
当然、その被害は周りの木や、村の綺麗な畑にも影響を及ぼすはずだ。
だが、実際にはそのような傷は一切見当たらない。
恐らくだけど、アリエッタさんはゴーレムの異変に気付いていた。
そして、戦いながらその対策も取っていたのだ。
そうでなければ、他に被害が無い説明が出来ない。
僕に問われたアリエッタさんは振り返ると、小さく笑みを浮かべる。
「さて、どうだろうな。だが、私たちとて以前とは同じではない。二度も何も出来ず負けようとは思っていない」
それは僕にというより、ここには居ない人間の王に言ったような言葉。
それを最後にアリエッタさんは本当に家に帰ってしまった。
(すごいな……)
そんな感想しか出てこない。
アリエッタさんは何故か分からないけど、僕達を信用している。
そんな僕達をエルフに馴染ませるには何かきっかけが必要だった。
アリエッタさんはそれを探していたのだろう。
そして、どこから分かっていたのかは不明だけど、アリエッタさんはゴーレムに細工が施されていることを察知し、その処理を僕達に任せたのだ。
もし、成功すれば僕達をエルフに馴染ませることが出来る。
失敗しても、他の手段でみんなを助けることは出来たのだろう。
アリエッタさんの思惑通りにいったことはすぐに分かった。
僕達が動かずにいると、エルフの集団の中から大きな声が聞こえてきた。
「あぁ~人間の兄ちゃんたち、すまんかった! あんたらのお陰で助かった。良かったら明日はうちに来てくれ。俺んとこの料理はこの街でも随一だぜ」
そう言って、集団の中から手を伸ばしてくるエルフの男性。
エルフの中でも年長なのか、少し渋みを感じる男性が僕達の元まで歩いて来て手を伸ばしてきた。
当然、僕に断る理由はない。
「いえ、皆さんの活躍、この目で見させていただきました。是非、お伺いさせていただきます」
僕はその手を握って、しっかりと向き合った。
年長の男エルフが僕達に話しかけたのを皮切りに、村のみんなが僕達に感謝を述べに来た。
アリエッタさんが立ち去ったのも、この流れを作るためだろう。
一時はどうなることかと思ったけど、終わってみれば僕にとって最高の結果となっていた。
エルフに少しでも信用されたなら、僕としても動きやすくなる。
そして、この状況を生み出したアリエッタさんに尊敬に近い念を抱いた。
エルフのみんなと握手したあと、最後まで残っていたミレッタが僕の元までやってくる。
「ミレッタ、お疲れ様。ミレッタも凄かったね」
実際、ミレッタはアリエッタさんの次に動きが良かった。
スタイルとしては僕に近いだろうか。
短い剣を二本持って、身軽な動きで相手を翻弄していた。
彼女が人間の国の偵察に向かわされたのも理解できる。
そんな風ににこやかに話しかけたけど、どうにも様子がおかしい。
少し顔を俯かせていたミレッタはこちらを見ると、キッと目つきを強めた。
「助けてくれて、ありがとう! でも、村長は渡さないからね!」
そう言いきって立ち去っていくミレッタ。
村長が僕達と談笑しているのが気に食わなかったんだろうか。
その様子に後ろからアイリスも笑みをこぼした。
「嫉妬かな。可愛いね」
「あー。村長が人間と話してるからか」
人間が憎いミレッタとしては当然、良い気はしないだろう。
僕が彼女の行動に納得していると、アイリスは何故か優しい笑みを浮かべている。
「え、何か間違った?」
「ううん。別に~」
少し誤魔化された僕は頭に疑問符を浮かべながらも家へとみんなで戻った。
ゴーレムの行進を退けたエルフ。
その長でもあるアリエッタは圧倒的なカリスマで、エルフを纏め上げ、ライアス達とエルフの仲を取り持ちました。
そしてついに、動き出したエルフと人間。
彼らの行く末はどうなるのか。ライアスはどのような決断をするのか。
次回、エルフとの作戦会議。お楽しみに。