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第96話 王都

 


「ほんとにここまで来れちゃったわね……」


「うん。それだけ王には威厳があるってことだよね」


 僕は王都の門番に何も確認されず通されたところで、改めて王という存在の大きさを痛感していた。

 ローランド王国、現国王アーノルド・ローランド。

 彼から送られてきた封書にはそれだけの効果があった。

 それぞれの街の門番を通り抜ける上で困ったのはファナとティナちゃんの存在だ。

 フードを深く被っているので、怪しさしかない。

 当然、どこの門番もフードを外せと言ってきた。

 それが門番の仕事なのだから当たり前だろう。


 しかし、そこで僕が王家の封書を取り出せば、彼らの態度は途端に変わった。


『も、申し訳ありませんでした! ど、どうしましょう? 泊まる宿などはありますでしょうか? もし、よろしければ最上級のものを用意させていただきます!』


 どこの門番もそんな風に態度を改めた。

 流石に国と繋がりの大きい騎士団管轄の場所には泊まりたくなかったため、お断りしたが全く身体検査などもされることは無かった。

 恐らく顔を隠しているファナとティナちゃんは何か非凡な身分の持ち主だとでも思われたのだろう。

 彼女達の顔を覗き込もうとする人は誰一人として居なかった。


「それ、すごいんだね。ただの紙切れなのに……」


 アイリスが封書を見て呟く。

 まぁ、人間じゃない彼女達からすれば不思議に思うこともあるかもしれない。


「まぁね。それだけ人間の国で王様っていうのは偉いんだよ」


 そんな風に王都まで入り込んだ僕達を待ち受けていたのはカルーダの街とは比べ物にならない程、発展した街並みだった。


「わ~、すごいね~」


 ミーちゃんが辺りに立ち並ぶ大きな建物を見て感嘆の声を上げる。

 カルーダの街の建物は基本的に一階建てで、大きくても二階建てまでである。

 それに比べ、王都では三階建てはもちろん、それ以上のものも多く見受けられた。

 人の数も多いし、その発展ぶりはカルーダの街とは比べ物にならなかった。


 そして、それだけの建物を建てられるということは、この王都の顔はもっと大きいということだ。


「あれが王城で間違いないわね」


 ファナがまだ遠くに見える城を見て呟く。

 誰が見ても、あそこに一番偉い人が住んでいるんだろうと分かる程の存在感。

 ただの建物のはずなのに、どこか見下ろされているような、そんな異質な迫力が王城にはあった。


 色々と王都のスケールの大きさに驚いたところで、僕も歩き出す。


「そろそろ行こうか。ここまでも長旅だったし、ひとまずは宿を探そっか。明日は王城に行くから今日の内に準備しておかないとね」


 そう、王城に行くのは明日の予定だ。

 ここまで走ってくれたアイリスに休息は必要だし、ファナとティナちゃんを連れて行くわけにもいかない。

 どう考えても王に会う時はフードを外さなければならない。

 それを思えば、ひとまず宿を借りて落ち着くタイミングが必要だ。


 ちなみに危険を冒してまでエルフであるファナを連れてきたのにも理由がある。

 ファナ達だけを置いていくのが危険だというのももちろんあるけど、ファナがエルフだからこそ活躍できる時があるのだ。

 エルフの村で、僕が人間だから王の対応を任されたように、ファナがエルフだからこそ出来ることがある。

 まぁ、そんな事態になるかは分からないけど、そうなった時には話を合わせてもらおう。



 僕がみんなを連れて歩き出すと、目の前で誰かが怒鳴っていた。


「何故この私が、こんな店に訪れなければならないのだ!」


「仰ることは分かりますが、今はこの店しかなく……」


 何やら恰幅の良い男性が、店の前で怒鳴っているらしい。

 店員なのかは分からないけど、きっちりした服を着ている細身の男性がそれを宥めているようだ。

 恰幅の良い男性は貴族だろうか。

 その身に着けているものは上等なものだったし、胸の辺りにバッジのようなものがある。

 確かカナリナが貴族は胸に勲章を付けていると言っていたな。

 あれが貴族なのか……


 僕の目的の一つは彼らの中から亜人と友好的に付き合いたいという人を探すことでもある。


(大丈夫かな……)


 カナリナも貴族は基本的に自分のことしか考えていないから、あんまり優しくしようとしない方が良いわよと言っていた。

 それを聞いて、どんなものかと思っていたけど、あんな感じの人が多いなら確かに難しいかもしれない。


 僕が貴族との交流の難しさを痛感していると、僕の横を歩いていたカナリナの足が止まった。


「ん? どうしたの──って、大丈夫!?」


 何かあったのか、と聞こうとした僕はカナリナの顔を見て血相を変えた。

 今まで普通にしていたはずのカナリナの顔色がみるみる悪くなっていき、過呼吸気味になっていたのだ。

 僕はこの現象を最近見たことがある。

 そう、アイリスがトラウマを思い出している時のものと酷似していた。

 それでも、カナリナは自分で気持ちを落ち着けているのか、冷や汗を流しながら返事をする。


「はぁ、はぁ、大丈夫、大丈夫よ……」


 でも、それは僕に返事をしたというより、自分に言い聞かせているような口調だった。

 地面をジッと凝視し、気付けば僕の服をぎゅっと握りしめていた。

 カナリナがこのような状態になるのは珍しい。


 そして、そこで僕は本当に大きな見逃しをしていることに気付いた。


(ま、待てよ……)


 ずっと王からの呼び出しで頭が一杯だったので気にしていなかったけど、ここは王都だ。

 カナリナは元々貴族で家から追い出されたと言っていた。

 それなら、その貴族は王都に居る確率が高い。


「も、もしかして……」


 僕の問いの内容に気付いたのか、背中に隠れるようにしていたカナリナが静かに呟く。


「ええ、そうよ。彼はモロイド・アムレート。あたしの父よ……」


 僕は自分を恥じた。

 多分、王都に行くと言った段階でカナリナは自分のトラウマに向き合うかもしれないことを分かっていたのだろう。

 でも、僕はそれに気付けなかった。

 カナリナが僕を掴む手にさらに力が加わった。

 少し強く食い込むカナリナの指が、彼女の心の痛みを表しているように感じられた。



 ◇◆◇



「どう? 落ち着いた?」


 あれから幸いにも彼は店の中に入って行ったので鉢合わせるということは無かった。

 今は宿を借りて、一息ついたところだ。

 カナリナも先ほどよりは落ち着いているように見える。


「ええ、ごめんなさい。もう乗り切ったものだと思っていたけど、思ったよりあたしも柔かったみたいね……」


「ごめん。聞いてたのに、気付けなかった」


「良いわよ。ほんとにちょっと話しただけだし、あたしも気にしてない風だったから……」


「カナリナちゃんがどうかしたの……?」


 事情を知らないだろうアイリスが心配そうに聞いてくる。

 確かにみんなもカナリナが元貴族だったことは分かってると思うけど、それ以外のことは知らないはずだ。

 実際、僕も詳しく聞いたわけじゃないので、どう説明して良いか分からない。


「そうね。王様との謁見の前にあんまり問題を起こしたくは無かったけど、話さないのもおかしいわよね」


 そう言って、カナリナは自身の昔話を始めた。


 みんなはそれを聞いて、悲しそうな顔をする。

 彼女達も、誰かに追いやられたりした経験がある。

 カナリナの痛みは人一倍分かるだろう。


 カナリナの話はこうだった。

 魔法の名家アムレート家に生まれたカナリナは、膨大な魔力を持っていたため、周りから期待されていた。

 だが、いつまで経っても魔法が使えなかったため、次第に家での扱いは悪くなっていったそうだ。

 そして、ある日父に歯向かったことで家を追い出された。


「恥ずかしい話ね。あたしは自分のせいで追い出されたわ。あたしが魔法を使えなかったことが原因だもの」


 カナリナは自嘲するように笑う。

 少し悲しいけど、それは事実だろう。

 魔法を使うことを求められる立場で、それに応えられなかった。

 ただ、だからと言っていじめて追い出して良い理由にはならないはずだ。


 それでも、今の言葉をカナリナに言っても慰めにしか聞こえないだろう。

 自分で自分を責めてしまっているからだ。

 そんな状態のカナリナに言葉を届けられるのは彼女ぐらいだろう


「そんなことないもん!」


 ミーちゃんが涙を流しながらカナリナに抱き着く。

 これは僕達には出来ないことだ。

 ミーちゃんは色々な考えを捨てて、純粋な気持ちからそういったことが言える。

 理屈ではない。感情を表に出すミーちゃんだからこそできることだ。

 感情が乗ったミーちゃんの言葉は良く響くだろう。


「そ、そうね……そうかもしれないわね……」


 カナリナも声を震わせて、涙をこぼしている。

 しばらくの間、ミーちゃんとカナリナは抱き合って泣いていた。



 ◇◆◇



「悪かったわ。ちょっと弱気になってたみたい」


 カナリナは涙を拭うと、元気よく言った。


「もう大丈夫なの?」


「ええ、いつまでもくよくよしてられないもの。それに昔のあたしは魔法を使えなかったかもしれないけど、今のあたしは使えるわ。みんなに会えたのだって、追い出されたからだし、これで良かったのよ」


「そっか。カナリナちゃんは強いね」


 まだ空元気な部分はあるのだろう。

 いつもより饒舌なカナリナにアイリスが素直に感心している。

 トラウマに自分で打ち勝つというのは簡単なことじゃない。

 まだ、カナリナの中にも恐怖はあるはずだ

 それでも、前を向いているカナリナに水を差すようなことはしない。


「よし、それじゃあ作戦会議と行こうか」


 僕も話を変えるために、あえて違う話題を出す。

 この街で王と会う以上、アムレート家とも出会うことがあるかもしれない。

 今度こそ、その時は僕が支えになろう。


 そう決めた僕はみんなとこれからの流れについて話し合った。


 ただ、これからの流れと言っても、結局は相手の動き次第ということになる。

 とりあえず、明日には王城に行くから詳しい話はそれからだ


「ファナとティナちゃんは申し訳ないけど、またお留守番になっちゃう。ごめんね」


「いえ、大丈夫です。しっかりとここは死守いたします」


「うん。それで、王城の方をたまに確認しておいて欲しい」


 もし、王城で僕達が捕らえられるようなことがあれば、最後の手段として暴れるということもある。

 そんなことになれば、間違いなく王都は騒然とするだろう。

 それをファナにも察せるようにして欲しいと頼んだ。


「分かりました。もし、そうなればすぐさま駆けつけます」


「うん。多分、捕まったらファナ達が最後の砦だから、その時はよろしくね」


 王都なら凶悪な犯罪者を捕らえておくための施設もあるだろう。

 そこに入れられたら、プリエラでも突破できるかは分からない。

 そうなった時は外に居るファナとティナちゃんに頼むしかなくなる。


 僕がそう伝えると、ファナも神妙に頷いた。


「ティナちゃんもよろしくね」


「はい。しっかりお姉ちゃんが暴走しないように見ておきます」


「もう、ティナったら」


 ティナちゃんも冗談を言えるようになってきたようで何よりだ。

 この二人なら何かあっても大丈夫だろう。


 ただ、あくまでそれは最終手段だ。

 彼女達に頼るという状況になるということは、かなり厳しい状況に立たされているということになる。

 そうならないためにも、僕の方で出来る準備はしておかないといけない。


(ただ、武器なんかは持ち込めないよなぁ……)


 流石に武器を持ったまま、王の間まで行けるとは思えない。

 魔力封じの腕輪みたいなものを付けられることもあるだろう。

 それが無くとも、魔力を練れないような細工が仕掛けられていることは十分に考えられる。


 そして、王城には王家直属の親衛隊が居るはずだ。

 当然、彼らは騎士団の中でも有数の実力を持っている。

 団長も王都で働いていたはずだから、団長クラスの実力者が揃っていると見て良い。


(んー、やっぱり戦闘になったらキツイか……)


 流石に僕達を捕らえるために呼んだとは考えにくい。

 もし、捕らえたいのなら別の方法は幾らでもあるからだ。

 わざわざこんな手紙を作ってまですることじゃない。

 だから、何もなく攻撃されることは無いはずだけど、何が起こるかは分からない。


 僕はそうなった時、逃げられる可能性を少しでも上げるために、身体に幾つか仕込んでおいた。


 ◇◆◇



「なんかおかしくない? 大丈夫?」


 朝になって、僕達は出発の準備を整えていた。

 あれからカナリナ指導の下、かっちりとした服を着た僕達は宿の中で最終チェックを受けている。

 当然僕もぴっちりとした服を着ているんだけど、こういった服は着たことが無いから少し不安だ。


「うん。良いじゃない。いつもの服も良いけど、かっちりした服も良いわね」


 まぁ、かっちりした服といっても、冒険服の延長だ。

 僕達は冒険者というカテゴリで謁見するわけだからな。

 あまり派手な服で行くのも良くないらしい。

 その辺りはカナリナの言う通りにしておけば問題無いだろう。


 カナリナにお褒めの言葉をいただいたところで、僕も彼女達を見る。

 みんなもきっちりとした動きやすい服装で整えている。

 この前、街で着たようなふわふわとしたドレスも良いけど、こういうズボンも様になってるな。

 服装なんてなんでも良い派だったけど、こうして並んでみれば、どこかやり手の冒険者パーティにも見える。

 僕の気も少し引き締まった。


「良い? 王との謁見では基本的にはライアスが喋るわ。みんなは片膝を立てる姿勢を崩さなければ問題無いはずよ」


 もし、あたし達に話を振られてもあたしがなんとかするわ、と言ったカナリナはみんなの顔を見る。

 何度も練習した王の前で片膝を立てて、頭を下げる姿勢。

 これが冒険者クラスだと普通の対応になるらしい。


 みんなが頷いているのを見てカナリナも満足したようだ。


「よし、それじゃあ行こうか。行って来るね、ファナ、ティナちゃん」


 僕は内心の緊張を隠すように一度、顔を叩くと宿を出た。


 ◇◆◇



「止まれ! 何者だ!」


 王城に向かっていると、当然のように騎士団に止められた。

 まだ、王城には着いていないけど、ここが貴族街だからだろう。

 通行人は全くおらず、たまに馬車が行き来している程度だ。


 カナリナが「貴族街で歩いている人なんていないわよ。みんな馬車を使うもの」と言っていたので、止められたのも当然と言える。

 そこで僕は例の如く封書を取り出す。

 僕が封書を見せると、騎士団は慌てた様子で姿勢を正した。


「はっ、失礼いたしました! 案内させていただきます! 馬車を用意した方がよろしいでしょうか?」


「いえ、歩きで大丈夫です。お願いします」


 僕が丁寧な言葉遣いをしたことで、少し不思議な顔をしたけど、特に止められることは無かった。

 でも、彼が案内してくれるなら好都合だ。

 騎士団である彼が先頭に立っていれば他の人も注意して来ないだろう。


 そのまま案内されて王城まで来た。

 やはり近くで見る王城はかなりの迫力だ。


 僕達の家も凄かったけど、高さは王城の方があるだろう。

 敷地には広大な庭もあるので、豪華さも相当上だ。


「すみません。ここからは封書を見させていただくことになっています。少し待っていてください。今から封書を読める者を連れてきます」


 どうやら封書を見ることが許されている人も限られているらしい。

 それなら彼や、他の街の門番が読まなかったことも理解できる。

 そして、それが細部まで徹底されていることも理解させられた。


(統率は取れてるみたいだな)


 しばらく待っていると、別の男性が丁寧な対応で封書を読み、そのまま中へと通される。

 その際に、封書は預かられてしまった。

 まぁ、いつまでも使われては困るだろうからな。

 僕としては、これを複製して悪用しそうな人が居そうだと思ったけど、あれほど上等な手紙は早々作れない。

 それにもしかしたら、何か魔力的な印みたいなものもあるかもしれないので、複製は困難なのだろう。


「ライアス様、並びにそのお仲間様達ですね。話は聞いております。どうぞこちらへ。後、申し訳ありませんが、ここで武器の類は回収させていただきます」


 そうやって、てきぱきと僕達の武器を回収する執事の人。

 流石に僕もこんなところで抵抗はしない。

 他にもメイドの人が来て、執事さんが僕を、メイドさんがみんなの身体検査をした。


「失礼しました。さぁ、どうぞこちらへ」


 身体検査が終わったところで、僕達は改めて執事さんに案内される。

 案内された先には色とりどりの花が咲いた庭と噴水まであった。

 王城の中も敷物や、像で飾られており、もし、僕達の家を見ていなければ、これだけで圧倒されていただろう。


「ここでしばらくお待ちください」


 そうやって僕達に与えられたのは広い部屋だった。

 豪華な机にはお菓子のようなものとお茶の入った透明なポット、そして、とても柔らかそうなクッションまで色々とおいてあった。


「カナリナはここも来たことあるの?」


「あたしも、ここに来るのは初めてだわ。貴族として来た時は王様が出てくるまでずっと謁見の間で待機していたもの。あ、そうだ。王様に会った時は『陛下』って呼びなさいよ。まぁ、基本的には名前を呼ぶだけでも不敬扱いされるかもしれないから、名前は呼ばない方が良いわね」


 カナリナの忠告を受けて僕は一度頷く。

 何が地雷か分からないのは少し怖いけど、向こうも僕が冒険者程度の常識しか無いことは薄々分かっているだろう。

 そこはある程度許してもらうしかない。


 少し緊張しているカナリナと僕を他所に、ミーちゃんがお菓子に手を伸ばしていた。

 まぁ、流石に毒などは入っていないだろう。


「うわぁ~おいしい~」


「ほんとだ! これ美味しいね」


 アイリスも気になったのか、お菓子を頬張っている。

 それを見て、カナリナが呆れたように笑ったけど、プリエラも「美味しい」という単語に反応したのか、一つ手に取った。


「確かに、美味しいですね……でも、負けません……」


 最近、プリエラも料理に凝り出したからな。

 もしかしたらお菓子にも挑戦するつもりかもしれない。

 改築した家になら十分な設備を作ることも出来るだろう。


 そうやって時間を使っている内に扉がノックされた。


「陛下がお呼びです」


 ついに、この時が来たか……


 僕は大きくなる鼓動を抑えて、カナリナを見る。

 カナリナも僕を見て頷いていた。

 ここからは僕とカナリナ次第だ。

 向こうに敵対する気が無くとも、僕達が無礼な態度を取れば、それだけで首が飛びかねない。

 僕は今まで会ったことも無い『王』という存在に、少し気圧されていた。




ついに王城までやってきたライアス。

次回は国王と直接対面します。


未だ王様がライアスを呼んだ理由が分からない中、ライアスは無事目的を達成できるのでしょうか?

次回、王との対面。お楽しみに。

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