表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王女だってお姉さまを好きになる  作者: 雪の降る冬
87/127

戻ってきた少女8

「もう寝たのかしら?」


リーナの頭を撫で続けていると、そわそわしている感じが無くなっていた。

恥ずかしくて反対向きに寝ていて可愛らしい所もあるけど、寝てしまったかどうか分からないから少し困ってしまう。

リーナに頭を撫でて欲しいと言われたから、寝るまではし続けてあげたいけどいつ終わればいいかしら?


「お姉しゃま~。」


突然リーナが喋ったので硬直してしまったけれど、小声で返事をしてもそれ以降は反応がなかったので寝言だったみたい。

寝言とはいえ、ちゃんと眠れているようだったので、私も寝る事にしましょう。


「それにしても、どのような夢を見ているのかしら?」


寝言で私の事を呼ぶなんて、いったい夢の中で私と何をしているの?

楽しい学園生活を満喫?それとも、残りの夏を先に楽しんでいるかしら?

一度は笑顔を失ったリーナがまた笑顔になってくれているのであればどちらでもいいわよね。

リーナの寝言も聞けたので、私も寝る事にしましょう。


「おやすみなさい。」

「だ~め。」


小声でおやすみのあいさつを言ったつもりだっかけれど、リーナがこちらに寝返りを打ってまた寝言をつぶやいていた。

体を抱き締められ、身動きできなくなりこのままでは寝れない。


それに、この行動が本当は起きていて私をからかっているのではないかと思ってしまう。

でも、リーナは目を閉じているし、少し名前を呼んでも反応してくれない。

わざとなのか本当に寝たままなのか。


「お姉しゃま~、お姉しゃま~」


私の事を何度も呼んでいるけど目を瞑ったままなので、起きているのか寝ているのか判断できない。

それでも、リーナの呼びかけに反応して見た。


「お姉しゃま、見つけましゅた!」


もしこれが寝言であれば一体どんな夢を見ているのかしら!?

私とかくれんぼをしている夢でも見ているの!?


「お姉しゃま、約束、みゃ、みゃもってくれりゅんでしゅよね?」


あまり呂律が回っていないせいで、子供が喋っているように聞こえて少し笑えてしまう。

でも、約束って何の事でしょう?

夢の中の私とどのような約束を交わしたのかしら?


「う、動かにゃいでくだしゃいね?」


言われた通りに動かないように我慢する。

するとリーナとの顔の距離がだんだん近づいて‥‥


「っ!?!?!?!?」

「っ////////////」


キスをされて頭の中が真っ白になってしまった。

それに、絡めるように舌を出し入れされるから呼吸もままならず思考を巡らせるのに時間がかかってしまった。


あれだけ呂律が回っていなかったのに、どうしてこんなキスが出来るの!?

激しくてお互いの唾液が交わる濃厚なキス。

一体どんなところで身に着けたのか、このことは国際的な問題にもなりかねない。


体の力が抜けるような感覚を押し切って、リーナの腕を解いて抜け出す。

寝ているのか本当に疑わしほど意図的に動いている。


「リーナ、本当に寝ているの?」

「むにゃ~。」


あれほどのキスをしておいて、呼吸は正常でほほも赤らめていない。

いつものリーナとは全く違う反応なので、今でも夢の中にいるみたい。


「どこで覚えてきたのかしら…。」


唇を振れると、下を絡められた感覚がよみがえってくる。

でも、これは思い出してはいけないことで、故意によるもので事故だから私は忘れないといけないことで、それでも脳裏に焼き付いて忘れられなくて。


「ひ、ひとまずは寝ましょう//」


眠ることで忘れられるかもしれないと思い、お布団をかぶって丸くなる。

当然リーナの方を向いていてはといつまでも思い出しそうなので、申し訳ないけど、反対側を向いて眠りにつく事だけに集中した。




==============================



「~~ん。」


今日はとても気持ち良く目が覚めました。

お姉さまに頭を撫でながら睡眠をとった結果でしょう!

流石お姉さまのなでなでは効果が劇的です!


「ふぁ~~」


続いてお姉さまが隣で目を覚ましていました。

しかし、眠たそうなあくびをしています。

もしかしたら、私になでなでをしていて寝不足なのかもしれません。


「お姉さま、寝不足ですか?」

「少しだけね。」

「…私のお願いのせいですか?」

「ち、違うわよ?」


分かりやすい動揺で、私が理由であるのは明白です。


「すみません。お姉さまの事を考えず寝る前にあのような事をしてもらって…。」

「や、やっぱり起きていたの!?」

「?いえ、私はすぐに寝てしまいましたよ?‥‥もしかして、寝ている間に粗相をしてしまいましたか!?」

「いやっ、そ、そんなことは、一つもなかったわ。えぇ、一つも。何もなかったあ。」


完全に私は寝ている間に粗相をしてしまっていたようです。

しかし、何をしてしまったのかお姉さまは教えてくれないので、謝ろうにも何を謝ればいいか分かりません。

それから数日間、あまり会話をする事が出来ませんでした。

続きを読みたいと思ったら、ブックマーク、評価、感想をお願いします。

カクヨムでも投稿しているのでそちらもよろしくお願いします。

Twitterで更新報告しているのでフォローお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ