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王女だってお姉さまを好きになる  作者: 雪の降る冬
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すれ違う少女7

「昨日はとても怒られてしまいましたね。」

「事が事でしたからね。」


私は、レオナちゃんと次の教室に移動しながら話し合っていた。

今日は昨日に比べ、痛みはなくなっていた。

私の願いを聞き入れてくれた、そんな現象が起きた。

でも、時間が後わずかなのには変わりない。

消える覚悟をしておかないと。


「それにしても、今でも足がヒリヒリします。」


レオナちゃんはちょっぴりと涙を流しそうになっていた。


昨日、私は大きな怒鳴り声のもと飛び起きた。

といっても、起きたら目の前にお姉ちゃんの顔があって、それどころではなくなってしまった。

も、もう少しでキスできるほどの距離にいて、うっかりキスをしそうになってしまった。

でも、お姉ちゃんも大きな声で目が覚めてしまって、目と目があってしまった状態が続いてしまった。


でも、そこからが驚き!!

お姉ちゃんからキスをされてしまいました!?!?!?!?

それからお姉ちゃんは笑顔になるとそのまま目を閉じてしまって、寝てしまったんです!!!


いきなりの事で、私はとても困惑しました。

お姉ちゃんからキスをされるとは思っていなかったので驚き!!

一瞬まだ極楽浄土《夢の世界》にいるのかと思ってしまいました。


でも、ヒマリお姉ちゃんの大声によって、もう一度お姉ちゃんは起きて私は現実だったんだと理解しました。


と、ここでどうしてヒマリお姉ちゃんが怒っていたかと言うと、私たちのベットの隣にあるベットで寝ていた人たちにありました。

寝ていたのはマリアお姉ちゃんとレオナちゃんでした。

私たちが寝るまではいなかったので途中から寝ていたんだと思います。

でも、ここでも驚きでした!!


私が起きた時には、マリアお姉ちゃんとレオナちゃんは床に何もしいてない状態で土下座されられていたので、この目ではありません。

ですが、ヒマリお姉ちゃんの話によれば同じベットに二人抱き合うように寝ていたとか!?

私たちと同じように寝ていたのにはびっくりしました。


でも、私は体調不良により欠席、姉ちゃんは付き添いとして欠席をしていました。

それに対して2人は、授業があるにもかかわらずサボって寝ていたそうです。

それがヒマリお姉ちゃんの耳に入り、『何をしているのか』と言うことで怒られていたそうです。


私たちはいきなりそのような事になってビックリはしたものの、ヒマリお姉ちゃんには五月蠅くしてしまった謝罪も貰ったし、お姉ちゃんに関しては2人に問題があったので種がないと責めることはしなかった。


「それにしても、どうしてマリア会長と寝ることになったのですか?やはり、急接近した影響でしょうか?」

「ち、違うよ!?……その、会長がリーナちゃんとサナ先輩が気持ちよく眠っていたから私も寝てたいって言われて……。」


流石にレオナちゃんから誘ったわけではないらしい。

でも、どこか納得してしまう。

レオナちゃんには悪いけど、自分から誘うような勇気を持っているようには見えない。

それに比べマリアお姉ちゃんは、無意識にそう言う事をしちゃうから納得がいく。


「でも、授業をサボってしまった以上しょうがないでしょうね。」

「うぅ~。あの時、ちゃんと止めていれば―。」


レオナちゃんは悔しそうにしながら、次の教室へと移動した。




――――――――――――――――――――

――――――――――

―――――

――




授業も終わり放課後。

今日は部活動をする代わりに、勉強会をするらしい。

エーテル館にある会議室を借りてみんなでお勉強。


「一応、試験範囲をまとめた資料と私なりに作った試験用の問題プリントを用意したから、目だけでも通してみてね。」


昨日早く帰って準備をしていたみたいだけど、ヒマリお姉ちゃんはやっぱりすごい!

5人分といっても、学年はばらばらだし全科目となるとそれなりの寮になるはずなのに一晩でまとめるなんて流石だね。


「ヒマリちゃん、ありがとうね。それでは、今から始めるけれど、基本的には黙々と勉強をするように。でも、分からないことがあれば、気にせず質問してね!」


マリアお姉ちゃん勉強をする際の注意点を聞いてからみんなが始める。

私は、授業時間で大体覚えていたから、ヒマリお姉ちゃんが準備してくれた資料たちに手を出した。


軽く目を通しただけでもよく作られているのが良く分かる。

授業中に先生が話していたところはもちろん、さらに、教科書の細かい所や、教科書には載ってないところまで書かれていた。

また、勉強方法や教科によっての試験に出る問題の傾向と対策までしっかりと書き込まれている。

これを一目見るだけでも、70点は優に取れると思えるぐらい。


試験のある教科は全部で10教科。

私的に一番苦手としているのは英語なので、ヒマリお姉ちゃんが作った問題プリントをやってみることに。

最初は計らずにどれだけできるか腕試し。


大問1は一般的な問題。

単語の意味、品詞を答える問題。

さらに、指定された位置での発音が同じ単語を答える問題ばかり。


大問2は文法的な問題。

1文作るにあたっての品詞の順番が主な問題。

最後の方は、実際の単語の並び替え。


大問3、4は読解問題。

それぞれ英作文があり、読んだうえで後の問いを答えるような問題。


大問5は作文問題。

英作文が一つあり、それを読んでの感想、意見を英語で作文する問題。


これらを特において、大問1、2は簡単な方。

大問3、4は、まだまだ余力が残っているぐらい。

大問5に至っては少々力不足。

それぞれの問題でこう感じた。


大問3、4は、英作文をちゃんと読まなくても、問題文を見てそれにあたる箇所だけを見れば何とか解ける感じ。

でも、大問5の自分で英作文を作ることに関してはちょっと無理があるかも。

文法に関しては問題ないけれど、出てくる言葉が難しい事ばかりで、英訳がなかなかできない。

単語もなかなか出てこなくて、英作文をする以前の問題かも。


何か対策はしておきたいけど、私一人だけでは無理そうかも。

隣にいるレオナちゃんを見てみると、すごく悩んでいる。

今は話しかけれそうにない。


今度は正面にいるお姉ちゃんを見てみる。

手がずっと動いている。

凄く集中してい見たい。

話しかけたいけど、話しかけれない。


次は、お姉ちゃんの隣にいるヒマリお姉ちゃんは‥…、うん。

お姉ちゃんと同じように問題と向き合って手が動きっぱなし。

こっちも無理みたい。


となると、残ったのはマリアお姉ちゃん。

マリアお姉ちゃんの方を向くと、たまたま目が合った。


「リーナちゃん、何か聞きたいことでもあるの?」

「今大丈夫ですか?」

「えぇ。」


私はプリントをもって、マリアお姉ちゃんの方にまわった。

プリントを見せると、私の悩みを聞いてくれた。


「私も、英作文が苦手でよく落としてたわ~。」


呑気な声でマリアお姉ちゃんはいった。


「こういう問題を解くためには、論文を読んでおくといいわよ。難し言い回しが出てくるかと思ったら、英語を習いたての意図でも分かるように簡単な単語や文書で書かれているから、それを見て勉強するといいわよ。」

「なるほど、そうなんですね。」


論文がそう言う風に作られているとは知らなかった。

私は本を読んだりはしていたけれど、恋愛小説ばかり。

だから、論文を読んだことがなかったので新たな発見。

これならどうにか出来るかも。


「マリア会長、有難うございました。」

「どういたしまして。また何かあれば聞いてきていいからね。」


私はお辞儀をして元の席に戻った。

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