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王女だってお姉さまを好きになる  作者: 雪の降る冬
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植樹をする少女5

「皆、今日は張り切っていきましょう。」

「「「「はい!」」」」


今日は、待ちに待ったイベント当日。

早朝から学校に集まり、丁度今円陣を組んでいた。


「それではこれから2手に分かれて行動しましょうか。それではいきましょう、ヒマリちゃん、リーナちゃん。」


私とヒマリ先輩はマリア会長の後をついて行った。

私、ヒマリ先輩、マリア会長は今回桜の苗を持ってきてくれた研究員の元へと向かうことになった。私はもちろん研究員の1人であるので挨拶もかねて。

ヒマリ先輩と会長は挨拶とお礼を言いに行く。

そして、お姉さまとレオナちゃんは役所に向かい今回の最終打ち合わせをしに行く事になっている。

私はお姉さまと行動したかったけど今回ばかりはしょうがない。

と言っても、すぐに会えるのだからそこまで落ち込むことはなかった。


「ここで間違ってないわよね?」

「はい。確かにここで待ち合わせるとの事でした。」


約束の場所に来てみれば、そこに誰も来ていなかった。


「もしかして早く来すぎたのかしら?」


マリア会長が心配していると、


「どうやら、来る途中に道が塞がれていたらしく、他の道を通るので少し遅れるとの事です。」


ヒマリ先輩がなれた手つきで持っていたタブレット端末を操作して説明してくれた。


「そうだったのね。それで今後に影響しそうなのかしら?」

「そこは大丈夫かと。そこまで遅れていないそうなので。」







それから待つ事数十分。 

大型トラックが何台かが桜の苗らしき物を運んで来た。そして、3人の前でトラックを止めると1人の厳つい男性がこちらに向かって来た。


「遅れてすみませんでした。」

「いえいえ。しょうがない事情があったことは聞いています。それよりも、無事にここまで運んで来て貰っただけで十分ですよ。」

「そう言ってもらえて、ありがたいです。」


見た目とは裏腹に言葉遣いや態度は礼儀正しかった。

その後、その男性が何か合図を出すとトラックに乗っていた人たちが一斉に私の前に集まり跪いた。


「この度は、お嬢のおかげでこのようなイベントに誘われるほどになりました。今日は国王様が参加するとも聞いています。このような場所で我々が育てた桜の苗を使っていただけるだけでとても嬉しく思っています。あの時、お嬢が声をかけていただいていなければ我々はのたれ死んでいたかもしれません。本当にありがとうございました。」

「「「「ありがとうございました!!!」」」」


その光景に、マリア会長とヒマリ先輩はビックリしていた。

まるで私を神のように崇める姿にどうしても驚きを隠せないよう。

私もマリア会長とヒマリ先輩の前だと恥ずかしい。

それに、私のことをお嬢と呼んでいる事で、ヤ◯ザと思われてしまうかもしれないのでやめてほしい。


「皆さんそんなことしなくても大丈夫ですよ。だから、皆さん立ってください。それに頑張ったのは皆さんではないですか。さらに、今では当主の跡を引き継ぎ、しっかりと仕事をしてるのですよね?なら、今日ここに居るのは皆さんの努力の結晶です。だからこそ、自分たちを褒めてあげてください。」

「お嬢・・・ありがとうございます!!」


一斉に涙を流しそうになるみんなを慌てながらも落ち着かせる。

そんな中、会長とヒマリ先輩は蚊帳の外で思考が追いつけていないようだった。


「と、マリア会長、そろそろ戻らないといけない時間ではないですか?」

「えっ?あ、そうよね。」


声をかけると我に帰ったようだった。


「それでは私たちは学園に向かうので、そちらの方を担当している方は学校に向かって下さい。それ以外の方は、後ほど連絡しますので今しばらくは待機と言う事でお願いします。」


そうして、学校に戻る事になった。

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