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王女だってお姉さまを好きになる  作者: 雪の降る冬
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授業を楽しむ少女2

「えーっと、私と誰か組みませんか?」


その声は聞こえているはずだが、誰も振る向いてくれない。いや、その前にもう周りの人たちはペアを組んでいた。


「もしかして私、ボッチというものになってしまったのでは?」


周りを見渡すがペアを組んでいない人は誰もおらず、内心でテンションが下がってしまう。


「これが、1人になった人の気持ちなんですね。お姉さまと会えず、王宮で暮らしていた時のような気持になります。」


ボッチになり、気を落としていたが、誰かが近づいてきた。


「リーナさんが、余ってしまったようね。この授業を受ける人数が奇数だからしょうがないの。でも大丈夫!私が、練習を手伝うわ。」


声をかけてくれたのはワカバ先生で、今回の練習相手になった。

そして、競技場の中にある一部屋から、大量の剣を持ち出してきた。その剣を一人一本ずつ配った。


「では、皆さん剣を一本ずつ持ちましたね。」


 先生が生徒の方を見て確認する。


「最初からできる人は少ないと思います。ですので、魔法は相手にけがをさせないぐらいの威力にするように。」


安全面にも配慮して、練習が始まった。


「まずは私が見せますので、リーナさんが魔法を打ってきてください。」

「はい。……火炎球(フレイム)


リーナが、ファイアボールよりも強い火の魔法であるである火炎球(フレイム)を放つ。

しかし、先生はそれをぎりぎりまで引き付け、剣か少し光を帯びたかと思うと、ぎりぎりのところで剣を抜く。

次の瞬間、爆発は起きれども先生は無傷だった。


「先生、質問をしてもいいですか?」

「いいですよ?何でも聞いてください。」

「火の魔法を切る瞬間に剣が光を帯びていたのはどうしてなんですか?」

「いいところに目を付けましたね。この光は魔力を帯びているから光って見えてるんですよ。ただ剣う振るだけでは、魔法は切れません。魔力を剣に直接帯びさせることで切れるようになるんです。では、リーナさんもやってみましょう。」

「はい。」


次は私の番になった。

剣自体に魔力を流し込むように力を入れる。


「では行きますよ。ファイアボール。」


向かってくる火球を狙いを定める。

そして、剣全体に魔力をいきわたらし一振り。


「はあぁぁ!!」


火球は2つに分かれて、後ろで爆発する。


「すごいですね。まだ完成とは行きませんが、初見で魔法を切る生徒は初めてですよ。さすが期待の生徒です。」

「たまたまですよ。」


そう言いながらも、内心では褒められるのは素直にうれしかった。


今日から活動を開始します。ただし、文量が今後少なくなってしまいますが、ご理解の方をお願いします。

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