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M3-2



辺りに生臭い匂いが漂う。アンデッド特有の腐臭だ。

カシャカシャと硬いものがぶつかる音、スケルトンだ!


コイツらの攻撃は基本、掴みかかる、殴る。自らの骨を棍棒代わりに使って。

中には投げてくるヤツも居るらしい。

単体ならば冒険者でなくても倒すことが出来る下級アンデッドだが、ここまで数が多いと駆け出しの冒険者達でも苦戦するだろう、命を落とす者もいるかもしれない。


「気を抜くなよ!回り込まれるな!魔術師は後方支援と広範囲魔法による殲滅!ヤツらが怯んだら戦士共、一気に行くぞ!」


なるほどね。見事な連携だ。こりゃ俺の出番ねぇかもな……


ガンツが指揮をとっている。こういう所は頼りになるな。前線に出てもスケルトンくらいなら無双だろう。だが……


「ガンツさん、おかしい、コイツら普通のスケルトンじゃない!いつものヤツらより強い!」


敵対者情報

名称 ハイスケルトン

スケルトンの上位種 特殊な召喚魔法により強化されたスケルトン

浄化、炎系魔法に弱い


おや?アプリさん、その辺の情報もくれるのね。ガンツ達に教えてやるか……


「みんな、コイツらは上位種らしい。気を付けて!」


「「「まどか様ー!」」」


だから様はやめろ。


「ガンツ!コイツらは浄化、炎系魔法に弱い!みんなに指示を!」


「なに!そうか、みんな聞いたか!魔法は炎系に限定!町に行かせるなよ!」


「「「おう!」」」


「それからガンツ、コイツらはどうやら、特殊召喚されてる。」


「ってことは、まどか!召喚してる奴が居ると?」


ガンツは、俺の情報を疑う事無く聞いている。おそらく分析系のスキルか何か、あるいは町に来るまでの経験による意見だと思ったらしい。


「あぁ、多分洞窟の中だ。私は洞窟へ行く。」


「お、おう!だが、まどか一人では……」


「ガンツさん!我らまどか親衛隊が、まどか様のお供を!」


「要らない。みんなはこっちを片付けて!」


来るなよ……下手にスキル使って魔闘士ってバレたらどうすんだよ……


「は、はい!まどか様!よし。お前ら、まどか様のご命令だ!コイツら殲滅するぞー!」


……まぁいい「死ぬなよ」


「「「うぉーーーっ!よっしゃ行くぞー!」」」


犇めくアンデッド。輝く炎魔法。声を上げる冒険者達。


まどかファーストライブだ!アリーナに花道を作るぞ!


……魔闘士は、その拳に魔力を纏い如何なる者も突き破ると言ったな……

アプリさん、炎を拳に纏わせることは可能?


炎系上位魔法、魔闘士固有スキルにより、ハイスケルトンに最も効果的な戦闘パターンを構築します。


「よし。発動!炎陣フルスロットル!」


直噴12バルブエンジン始動、ツインインタークーラーターボ、出力最大……


「ぬぉ!まどか、なんてスピードと破壊力だ!」


スキルの名前は思いつきのテキトーだが、拳に火炎を纏い、後方に小爆発を起こし、爆風を推進力に一撃で敵を突き破る。


まぁ、元の世界で見たアニメの、なんとかバーナーってヤツをヒントにしたんだけど、効果は絶大だな。


あ、一応言っておくが、俺はアニヲタでは無い。元の世界の『まどか』が、アニメ好きなので、握手会での話のネタに、一応全部見ただけだ。

そのうち『まどか』より詳しくなったから、熱く語り過ぎて若干引かれたのは、気のせいだと思いたい……


「見ろ!まどか様が洞窟へ向かって一直線、まるでスケルトン共が、道を開けるように分断されて行くぞ!」


「なんてヤツだまどか、俺のテストも本気じゃ無かったってことか……ガッハッハッ!底無しだなぁおい!」


「野郎ども!まどかに見とれてんじゃねぇぞ!ギルドの意地、見せたれや!!」


「「「おう!」」」


……よし、洞窟までもうすぐだ。召喚者か……どんなヤツだろうと絶対に許さん!


「一気に元を断つ!!」

戦闘中の描写なんか、語彙力足んなくて心折れそうになったり、ならなかったり…

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