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文化祭5

ぜんそくの発作時は吸入を使っても激しい運動はしちゃダメですよ

 僕たちは三人で視聴覚室の外に待機している。

……体調はずいぶんと回復してきた、状態は80%くらいか。

咳もタンも止まり体も少しほぐれた……これなら行ける。


視聴覚室の前方ドアが開き、前に演奏していたバンドがぞろぞろと出てきた。

こっちをじっと見て「ヤバくね?」などと話している。

……ふふふ、ここらでファンを獲得しておくのも悪くない。

僕はとびきりの笑顔で手を振る。


「ステージ見てってね!」

「ぜってえ見る!」

「おい、急げよ すぐ始まるだろ!」


バタバタと急いでバンドの人たちは出て行ってしまった。

少しして視聴覚室の後方ドアが開き、生徒達が続々と出てきた。

こちらを見て何か考えているような素振りを見せる者、予定表を見ながら移動していく者などさまざまだ。


 さて、こちらも少し急がなければならない。

山田は千家さんとマイクスタンドの移動を任せ、僕はパソコンを立ち上げた。。

本当は視聴覚室の設備で用意したCDを鳴らす予定だったのだけど、構成の変更のためにパソコンを使う。

パソコンの出力端子にミニプラグを2本のシールドに分けるケーブルを接続し、2系統入力のある大型アンプに接続する。


もう一台アンプを出しギターを接続する。

このギターはリハーサル中に小城に頼んで例の体育館でアンプを落としたギターマンから借りてきて貰った。

アンプでディストーションを控えめにかけ、ある程度の音に調整する。

そうこうしているうちにマイクのセッティングが終わったので、皆で音を出してバランスを調整しよう。


「それじゃ山田、千家さん。 音を出してみるね」

「オッケー」

「はい」


パソコンで作曲に使っているソフトを起動し、演奏トラックでギターを外す。

MIDIはパートごとに演奏する、しないを調整できるのでこういうときに便利だ。


音を出し、ワンフレーズを繰り返す。

3本のマイクとギターの音、BGMの音のバランスを取る。

時間をかけることは出来なかったけど出来ることは全部やった。


そうこうしているうちに開場時間になった。

ギターをスタンドに立てて、お客さんが入りきるまで待機する。


いよいよ開演だ。

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