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Noble witch.〜気高き魔女〜

「一番仲間するのに苦労したのは僕達のパーティーの中で一番のわがままを誇る、魔法使いちゃんです。

魔法使いちゃんの名前は、リャナ・ベルソン

というんだ。

まぁ、そのリャナちゃんは貴族の娘だった。」

そうやって、話をしている勇者の手が震えているのに、まだ気付く者はいない。

「それで、そのリャナちゃんと出会ったのは晩御飯の買い出しに出かけた時だった。

いつもならあまり賑わっていないこの場所だったけど、今日はなんだか騒がしかった。

まぁ、野次馬になってしまうけどとりあえず見に行って見た。」

まだ、気付く者はいない。

「そした…ら、男が女を人質にし…て立ってるんだよ…ね。

う…ゲホッゲホッ…」

バタッ

勇者は倒れた。

会場は大パニックになった。

もしかしたら、彼は伝染病を持っているのかもしれない。

それならば、早くここを出なければ。

そんな憶測が飛び交う。

ただ、王国側もなにが起きたかよく分かっていない。

とにかく、演説中に勇者が倒れた。

原因不明。

そして、三十分後そろそろ、みんなが落ち着いてきた頃、演説台に立ったのは王様の使いだった。

その顔は明らかに深刻だった。

隠し切れていない絶望と驚き戸惑いがひしひしと伝わってきた。

そして、あくまで平然を装った口調で言う。

「勇者様はお亡くなりになられました。

原因不明です…」

貴族達は驚きを隠しきれず空いた口が塞がっていない。

それに、メディアはメモをとる手さえも止まってしまっていた。



『あいつはどこまで他人に世話焼かせるのよ。

まぁ、今回だけだからね。』

彼女はそう言って禁術の一つである、

「Rewind THE Wolrd」

を使った。

その時世界が凍りついた。

そして、巻き戻る。

彼女の指定した時間まで。


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