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Dr. みそじ

Dr. みそじ 第3章

作者: 川上 翔平

できるだけ若い段階で成功体験を積む。


これはもちろん重要なことであることは間違いない。


だけど、もう少し踏み込んで考えてみよう。


できるだけ若い段階で、自分の人生の指針を見つけなければならない。


昨今、夢を抱く若者が少なくなったと言われている。


その中でも夢を持てる少年少女は希有な存在と言え、価値がある。


プロサッカー選手、歌手、俳優。


そうしたものに憧れ、早くからそのチャンスを掴もうとする人たちには例え年下と言えども敬意を表する。


彼らは知っている。


早くから始め、挑み続けた方が、多くの機会に恵まれることを。


そして多くの人は、この事実はわかっているにもかかわらず、行動に出ない。


挑み続けた人たちが成果を出し始め、もう周回遅れになった時点で、私たちはこうつぶやく。


「彼らは俺たちと違って、選ばれた人間なんだ」と。


「才能を持っている奴らは良いよな」と。



今、エンターテイメントの世界をAKB48が席巻している。


彼女たちは、自分の夢を叶える為に、中学生からオーディションに挑み、そして日の目に当たることを夢見続けて努力してきた。


彼女たちを支えたスタッフたちもそうだろう。


そして誰も追いつけないグループ規模、ファンの人数、そしてCDセールスの実績になったとき、彼女たちの人気は爆発した。


もはや、彼女たちはこのまま緩やかに衰退していくだけかもしれない。


けれども、彼女たちの記憶や偉業は、今後30年は残るだろう。



できるだけ若い段階で、成功をつかまなければならない。


その上、早い段階で自分の将来像を掴まなければならない。


まったく、やれやれだぜ。

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