第四話 虹と闇とはじまり
俺が剣を握ってから約1ヶ月がたっていた。
現ステータスは、
ツバキLv5、片手剣シルバーソード
サカキLv8、大剣シルバーブレード
1ヶ月の間にレベル上げやいろいろな町を周り適正武器をそれぞれ決めた。
―炎の平野―
「あぁ~、暑いっ」
俺はひたいの汗をぬぐい言った。
ここ炎の平野は平均気温80度風は一切無し無風。
「本当にあちぃなぁ・・・そろそろ戻るか」
「あぁ、そうしよう」
俺たちは近くの村によたよたと歩いて行った。
―灯火の村―
疲れを吹き飛ばすように水を一杯飲み干した。
「やっぱり火の大陸って言うぐらいだから暑いなぁ」
「そうだな、他の大陸ってのは涼しいんだろうなぁ、水の大陸とか・・・」
この世界には7つの大陸があるらしい。
火・水・土・雷・風そしてあと二つは不明。
それぞれの大陸にバラバラな人数が飛ばされた。俺たちは火の大陸。
「キャァァァ!」
二人がテーブルを挟み話をしていると宿の外から女性の叫び声が聞こえた。
「なんだっ!」
俺たちはイスから飛び上がり外に出た。
するとそこには黒いローブを着た集団がいた。
「なんだよこいつら・・・」
「オマエタチ、エラバレシモノ、コロス・・・」
「なっ!」
その瞬間俺たちは全然違う場所にいた。
「ここはいったい・・・」
つぶやくとサカキが言った。
「ツバキ、周りを見てみろよ」
ありえないほど広い広場のような所の中心。そこに無数の人がワープ?をしてくる。
「どうなってんだよコレ・・・みんな格好からして選ばれし者なのか」
「そうみたいだな人数は約9500といった所だ」
キィィィィィィン!
爆音と共にそれは現れた。黒いコートを着た5mはあるだろう人間のような物体。
「お前たちは選ばれし者、だから全てここで殺す・・・」
そう言うとそれは巨大な黒いカマを取り出しこちらに向かって振りかざした。
「死ねぇぇぇ!!!!!」
「ウワァァァ」
「キャァァァ」
「やめてくれぇぇぇ」
「死ぬのはいやだぁぁぁ」
人たちの叫び声は一斉にやんだ。
それは死んだからでは無い、目の前に違うものが現れて黒ローブを消し去ったからだ。
一瞬だった、黒ローブと同じサイズの光輝く女性だった。
「あなた達はまだ死なせない・・・」
俺たちは正直何が起こったのか分からなかった。
「どうなってんだ・・・」
混乱してるのは俺だけじゃないだろう、周りの人間も口を開き騒然としていた。
「混乱しているのは無理ないでしょう、あなた達を殺そうとする者は闇の種族達。
これからは私の力で闇の力を抑えます」
俺だけだろう、ここで口をひらいたのは・・・
「あんたは誰なんだ・・・?」
「私はオーロラ・・・虹の神」
彼女はそう言うと呪文のように何かをつぶやいた。すると俺たちの体が虹色に光りだした。
「あなた達は私に選ばれた・・・あなた達は世界を救う者・・・」
気づくと俺は草原の上にいた。
「サカキッ!」
周りには誰ひとりといなかった。
もといた場所では無い。おそらくサカキも別の場所だろう。
「世界を救う・・・か」
俺は歩き出した・・・世界を救いに。
あれから1年が経った。
残り人数は約8000人あまり。
何人も死んだ。
だが、まだ7つの神は倒されていない――――――――
プロローグ的な部分は終了ですヽ(*´∀`)ノ
次は一年後の話です。
ツバキはどうなったのか??
冒険の始まりです・・・・・
次回、第五話 黒衣の剣士






