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0歳からのやり直し!?死ぬと0歳からリスタートなハードすぎる設定から始まる異世界日記!  作者: 神崎あら
【ルートA】2周目

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8/9

8話 精霊の力


 「……った」


 つ、ついたぞ。

 まだ日は沈んでいない。

 この時間ならまだアイツらは来ていない。

 急いで部屋に入ろう。


 そうして俺は家の中へと入って行く。


 「あ……う……」


 よし、色々と踏ん切りがついたからかな、声がちょっとずつだけど、出るよになった気がする。

 この調子なら話せそうーー。


 その時、俺の視界の端に人影が映る。


 まずい、誰かいるのか!

 か、隠れないと……いやおかしい、この時間このルートには家に誰もいないはずだ。

 ここは怖いが今後のためにも確認しないと。


 そして俺は、確認のため人影のあったリビングへと向かった。


 あ、ありえない、なんで、なんで父さんがいるんだ。

 リビングのあった人影は血まみれのパパンだった。


 「う、うおだ、うおだぁぁぁぁ」


 なんでだ、いつだ!いつ死んだんだ。

 俺が一旦家を出てまだ15分も経っていない。

 タイミングが悪かったのか……でも関係ない、俺もどうせここて死ぬんだから。


 「あっててね、ぱぱん、俺もすぐ逝くから」


 そうして俺の声はこのタイミングで完全に戻る。

 ……声が出るようになったら、試したい事があった。

 それは精霊召喚だ。

 精霊の力を使うにはいくつかルールがあり、その一つが、詠唱である。

 精霊の召喚は、意思表示→詠唱→顕現の順番で行われ、その後に具体的な命令を加えるのだ。


 「やってみよう」

 『ポワッ』


 左手の甲に緑色の光が灯った。

 で、できるのか!?


 「意思表示は上手くいってる、でも詠唱はどうだろう、応えよ風の精霊よ、汝の使い手の前に力を示せ、シルフ!!」

 『ブオオオオ』


 左手の緑色の光は輝きを瞬時に増していき、左手の周りに小さな風の渦ができた。


 「で、できてる成功だ」


 や、やったぞ、これで奴らを倒せる。

 でもなんでこの力だけ使えるんだ、もしかしたらこの力の他にも、スキルとかも引き継げるのではないだろうか。

 色々試してみたいな。

 

 「ふふ、ふはははは、待っててね父さん、俺が仇を打つからね」


 そうして俺は、左手にシルフを下ろし奴ら賊を待つのだった。



 

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