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destiny  作者: ユウ
1/4

プロローグ~目覚め~

『暗い……』




真っ暗……その空間をただただ彷徨う。





―――目覚めはもうすぐだね―――




暗闇の空間に声が響いた。




『誰?』




見えない誰かに問い掛けてみた。




―――僕は君だよ。忘れちゃったの?―――




『君は僕なの?』




その時暗闇の中に強い光が差し込み闇を包み込んでいった。



―――時間だね、僕達はまた巡り会う。―――




『待って……』




声は聞こえなくなり僕は光に包まれた。








森の中で1人の幼い少年が裸で倒れている。




その少年に1人の影が近づく。




「これは大変だ!急いで家に連れてかえらないと!!」




影の正体は髭の生えた歳は30と言ったところであろう男だった。




男は少年に気づくと少年に自分が着ていたフードをかぶせおぶり家路に帰った。








プロローグ 完

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