↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放されしNTR勇者は辺境の地でスローライフを ~聖女と共に最強の村を作ります~  作者: 桜井正宗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/57

第39話 勇者・聖女・魔王・魔術師のパーティでゾンビ討伐

 ゼルファードの出入りは以前よりも容易(ようい)になった。

 ただし、現在は“村の関係者”に限る。

 女神の力のおかげで住人に限り、門の出入りを許された。


 住人以外は村長タルの了承があれば受け入れる形に。

 モンスター系が入ろうとすると『女神の防御結界・ブリーシンガメン』に(はば)まれ、下手をすると塵と化す。


 ――という仕組みだ。



「さて、まずは近くの村へ向かおう」

「この辺りですと……そうですね、バレッサムかと」



 と、クレミアが教えてくれた。


 バレッサム。


 そういえば、このゼルファードへ来る前にそんな看板があったな。なるほど、隣の村の名前だったんだな。


 ならば急ごう。



 すでに空は暗くなりはじめていた。まずいな、夜になるぞ。

 これくらいの曇り具合ならゾンビも活発なわけか。



 クレミアの案内でバレッサムに到着。



 すでにゾンビの大群が押し寄せていた。……おいおい、何百体いるんだ!?



「こ、これは……」



 言葉に詰まるオーロラ。

 さすがに数が多すぎるだろう!



「やるしかないな」

「そうですね、エルドさん。ホーリークレスト!!」



 早くも聖属性魔法を放つオーロラは、ゾンビの浄化を始めた。一気に減らしていくが、後方から更にゾンビが発生。


 その度にホーリークレストを発動させるが、早くも魔力切れ。



「これを使え、オーロラ!」

「魔力回復ポーションですね! ありがとうございます!」



 ポーション便を手にするオーロラは、蓋を開けて中身を飲み干す。魔力を回復させて、またホーリークレストを浴びせていた。


 そっちは任せて、次は……おっと。



「自分もがんばりますよ」

「クレミア、君の魔法で一掃してくれ」



「了解です。それでは――ライトニングボルトッ!」



 無数の稲妻が走っていく。

 バリバリと轟雷がゾンビに走って、焦げていく。全身真っ黒になり果てたゾンビは塵となって消えた。


 すげえ火力だな。


 やっぱりクレミアの魔法は一級品だな。さすが主席。


 このまま俺のパーティに正式加入して欲しいくらいだ。



 彼女ほどの魔術師ははじめてだ。

 魔王討伐時代だったのなら、かなりの戦力だったな。いや、今も十分すぎるけど。



「ゆ、勇者さま……」

「ネクロ、お前は何かできるのか?」


「戦ったことないので解からないです。……怖いです」

「無理に戦わなくていいさ。俺が守ってやる」


「うん」



 聖剣アルビオンを鞘から抜く俺。

 ネクロは俺の剣を見て怯えて――いなかった。


 むしろ目を星のように輝かせ、羨望の眼差しを俺に向けていた。


 怖がっていない。

 魔王ネクロヴァスはビビっていたのにな。

 女神の作った聖剣は、魔族にとっては致命的。恐ろしいほどのダメージを受け、ほとんど一撃死。

 なので魔王も俺の剣には恐れをなしていた。


 だけど、今ここにいるネクロは違っていた。

 ……違うんだ。

 この子は違う。



「見ているんだ、ネクロ。俺がどんな勇者かって」

「わかった!」



 迫りくるゾンビ。

 俺は一気に移動して一体ずつ切り刻んていく。



 10、20、30……50、60、70…………100!



「てやああああああッッ!!」



 本気を出せば、俺だってこれくらいは倒せる。



「おー! 勇者さま、すごーい!!」

「これが俺の実力さ」


 本当は闇の力の方が強いんだけどね。今はあんまり魔力が残っていないので発動できない。



『た、助けて~~~!!』



 近くで女性の声が聞こえた。

 ゾンビに囲まれているじゃないか!



 俺は聖剣アルビオンで水属性魔法『アイスニードル』を発動し、飛ばした。


 複数の氷柱(つらら)がゾンビの体を貫通。動きを止めた。


 すぐに女性を救出。



「大丈夫か! ケガはないか!?」

「……あ、ありがとうございます」



 怖かったのだろうか、若い女性は俺に抱きついて泣いていた。


 その様子をオーロラが怖い顔して俺を睨む。……怖いって。



 安全な場所まで移動して、俺は女性を降ろした。

 彼女は村の住人のようだが、かなり良い身なりだった。このドレス姿は、まるで貴族令嬢のような。



「君は村へ戻れ」

「もう間に合いません」


「え」



「バレッサムの人々は逃げ出して……大体が噛まれてゾンビ感染しました」



「なんだって!」

「だから、私は逃げてきて……もう、おしまいです」



 くそっ、予想以上に被害は甚大ってことか。だけど、それでも村はまだ残っている。せめて生存者だけは助けねば!


 残りのゾンビを全て叩き潰す。



 全員の力を合わせ、ひたすらゾンビを倒していった。



 かなり減ってきた。これで!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。