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24話 精臭豚野郎はいやな顔されながらおパンチされた

なろうじゃねえよ

なっちゃうんだよ。

慣れないっていうことはそういうことだろ

気づけよ!

気づけよお前と俺。

お前よ俺で変われ!変身カフカッチョ!

「で、大丈夫だった?」


俺はポンコツアルバイターことおもらし新兵改め、ロアーナに

引っ付いて兵舎まで来ていた。


「あ、あの着替えているので部屋の外で待ち構えていないでください…」

おっとこれは失礼…紳士としては失格だ。

男としても失格だが、では何としては合格なのか。

買春変態リーマン?それは人として嫌だな。


俺はスケベだが、なんかそういうドロドロした渦に身を置きたくないというか…

そんなこと考えながらルナに耳をひっぱられ、兵舎の外に移動する。


しばらくボーっっとして大きなお空を眺めていると

白い雲が飛んでいた。


「今日は楽しいハイキングか…あー。

クソみたいなラノベ原作アニメ垂れ流しながらペン入れしてー」


「あっ、来たわよ」


兵舎からは鎧を脱ぎ、麻っぽい生地の服に着替えたポンコツさんが出てきた。

「あの、お待たせして…」


ロアーナはそばかすの困り顔で、

赤い短髪をぽりぽりかきながら言った。


「ロアーナは15.6くらいの少女であった。」

「えっっと、16…です。」

「ありがとう、素晴らしいナレーション補足だ。」

「ええー…」

「キョどってるわねー。尿も甘いし」


尿は関係ないが、確かにおどおどしているこの少女に

なぜ俺がついてきたかというと…

これくらい自信の無さげな女子となら仲良くなれそうでござるなブヒヒ、

というキモオタ特有の理由ではなく。


「君を仲間にしたい」

「はいぃ!?」

「そうささやくのさ、俺のオバケが」

「お化け!?」

いや、お化けではなくスキル・超直感がビンビンするんよ。


改めて説明するが、俺のスキルはアルティメッドスキル・千差万別。

これはその時その時に、俺の意思に関係なく最も適しているスキルに変化するのだ。


そしてこのポンコツロアーナが部屋に入ってきたとき、俺のスキルが変化してうずきだしたのだ。

このポキモンをゲットせよ!と。


ん?説明していて気になったがその、最適ってのは誰にとっての最適なんだ?

俺の意思じゃあないっているならだれの意思なんだ?


「たぶん運命の女神さまあたりじゃないかしら」

「運命の?ロマンスの神様じゃなくて?そも女神っていっぱいいんの?」


「いるわよ。神様の次にえらい人たちで、この世界グラットには15柱くらいいるわよ。」

「おおー、この世界は神様がいるのか。地球とは大違いだ」

「てか地球?ってことにも神様いるわよ、その方からあんたたちに魂レンタルしてんだから」

「そうでした。で、仲間にもらえるようマッサンに話に行くぞロアーナ」

「えっ、ええー?」


はあ、口癖が「ふええぇーっ!?」じゃなくてよかったぜ。

波が来ちまうからな…

そんなわけで嫌がるロアーナの手を引いて円卓に戻る。


「マッサン!」

「おお、セイゴ殿どこへ行っていたのですかな!」


円卓では一通り勇者たちにも情報共有ができているようだった。

俺は知らんが。


「マッサン、こいつ仲間にくれ」

「その新兵をですかな?」


「ああ、スキルが仲間にしろと言っている。」


(お化けがささやくのよね)

笑いながら耳元でルナがささやく。

こそばゆいな、そのフレーズ気に入ったのか?

しょうがないな…


「そうささやくのさ、俺のオバケが」

「むぅ…そうですか」

あ、スルーされた。


「兵士長、どうか?」

「ええ、勇者様のお力になれるのなら問題ないです」

うなずくマッサン。

「では、お主…ロアーナというのか。以降セイゴの仲間として尽力してほしい!」

「ええー…」


マッサンにどんと肩に手をかけられ

とってもいやそうなロアーナ。


「デュフフ、モブっぽい女の子にいやな顔されながらおぱ」

おパンチが豚の顔に炸裂する。

あー、くそラノベっぽいギャグ展開きたー。


どうやら堪忍袋の緒が切れた戸部頭がおパンチ食らわせたようだ。

こういうシーン寒くてコミカライズで描きたくねー。


とか何とか思いながらロアーナが仲間になった。

「よし行くか!」

颯爽と元来た道を帰ろうとする俺に


「お待ちくださいセイゴ殿!」


こんどはマッサンのぶっとい手が俺の両肩をつかんでいた。

「巫女が誘拐されました。まずは情報共有を!」


有無を言わせぬとはこのことだなー。

あれは物理的な圧の事を言うんだよ。

この身で理解わかったよ…肩が痛いって。

なれた‥‥ふへへなれた!小説家になれっチング!

ゆめ?

夢でもいいよ!さめなければいいだけだしね!

はううううん!!!

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