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23話 糖尿の気配、大切にしたい腎臓

勤惰ーサプライズ!ジャン!

スィニテー!

「で?どんな時に小説を書きたいかって?

そりゃストレスMAXな時でしょう、あと酒飲んでるとき。」


「メッメエエ」


「それは小説家に失礼だって言っているわよ」

「ディフフフ某はアニソン聞きながら書いているでござるよ?」


「うるせえ豚!あと羊!ここは東山動物園か!?」

「おい、なんでうちの近所にある動物園なんだ?」


「そこは問題ではないでしょ?」


カオスであった。

あと1号の出身が名古屋なのも分かった。


俺だけメリアンの声が羊にしか聞こえない。

私以外羊じゃない。

どうやら速水奨みたいなイケメンボイスでちゃんと言葉が聞こえるようだ。


「チックショーメ!」

「セイゴ総統閣下落ち着くでござるよブヒヒ!」

「懐かしいネタね、草生える」


戸部頭ー!

草生えるじゃねえ!もうお前オタク陰キャなの隠す気ねえだろ!

若いのに嘆かわしい…!


あとなんで俺だけいつもイレギュラーなんだ。

世の中にはかっこいいイレギュラーとカッコ悪いイレギュラーがあって、

おれはカッコ悪い方ばっかり引きやがる!


例えばだ、15歳になった少年少女たちが、教会で「やった!俺は騎士のジョブを授かったぞ」とか

「私は僧侶だわ!」とか言っている中で「おお!この少年は剣聖のジョブを授かったぞ」っていうのは特別。


「ねえ、カイルはどうだった?」って幼馴染のルシアに聞かれて顔を蒼くしながら

「まさか…俺が暗黒騎士だと…!?」

っていうのがかっこいいイレギュラーだ。

なぜならこいつは忌み嫌われたこのジョブで

最終的に魔王を倒して、さらに魔王の娘を含めハーレムを築くからだ。


そして修学旅行で高確率でうんこを漏らすのがかっこ悪いイレギュラーだ。

あと一人だけユッケで腹壊すのもそれにあたる。


「ごくたまにいるのだ、獣人系の言葉を認知できない者が」

マッサンがフォローしてくれる。

こいつはいい筋肉達磨だ。


あーあ、おんなじ筋肉でもこいつが

ケモミミ褐色筋肉美女剣士だったらよかったのに。

「あー、私も知っているわ。種族が違うと本当にたまにいるのよ言葉が通じないのって。

確か女王様がこう言っていたわ。」


(心を閉ざしてしている者って)


なぜか妖精勢が声をそろえて俺を責める。

蒼い稲妻かよ…


「つまり俺がこの中で、一番心の闇を抱えてるってのか?」

「かっこいい言い方しないで…心の闇は私のほうが勝っている…」


真黒井未沙がソウルジュエルの穢れを競ってきた。

どうでもいいよそんなの。

奇跡も魔法もまともな政治家もないんだよ。

ないものねだりの俺28歳。


「じゃあ私がセイゴに訳してあげるわよ、感謝しなさいよね!」

「ルナ、感謝する。あと人間大におっきくなったらもっと感謝者する。

そして青い果実のような控えめなおっぱを揉ませてくれたら俺は大感謝する」

「もう、その話題引っ張らないでよね!あと私の果実は安くないんだから!」


「せ、セイゴ殿…その辺に」


全く、ここでまともな奴はマッサンだけだな!

「マッサン、あんたがこの国のかじを取ったらどうだ?」

「恐れ多い・・儂はそのような器ではない」


あ、ちょっと怒った顔。

ちょい怒マッサンだ。

別にかわいくない。


そこへ

「も、申し上げます!」

兵隊が息を切らせて転がり込んできた。

「何事だ!」


「巫女の一人、サリ様がお何者かによって攫われになられました!」

「君、落ち着いて!言葉遣いがメチャクチャだぞ…」

一号が水を持って転がり込んできた兵士に進める。

「あ、ありがとうございます!」


そう言うと兵士はドスケベ一号の手をつかんで、そのまま水を飲む。

「おい、グラスを…」

言い切る前に水を飲み切った兵士がはあーっと大きく息をついた。

「すみません、自分新兵なもので…」


「それはいい、で、巫女が攫われたというのは本当か?」

マッサンが話を進めるよう促す。

促された兵士は語る。

「はい。」

返事だけで語らなかった。


「…」

「…」

「…詳細は?」


「あっ、はい!…詳細?だれ?」

「どこでどのように誘拐されたかを聞いておる!」

「あ!そっちの詳細!し、知りません!」

どっちの詳細だよ…あ、マッサンのこめかみに青筋が。



「こいつぁ…とんでもねえポンコツアルバイターだな。俺よりひどいぞルナ」

「いやあ、どっこいどっこいじゃない?」

「どっこいどっこいって久々に聞いたな、もっこいもっこいってどう?」

「えーそっくいっそっくいのほうがスタイリッシュ」

ルナと謎の造語を出し合っていると、ポンコツから

詳細を聞き出すのをあきらめたマッサンの堪忍袋が切れた。


「わかるものを呼べ――――!」


「ひいいいいっ!」

兵士の股間に黄色いしみが!

マッサンの雄たけびにビビッてシッキングしやがった。

「おい、ルナ!お前の仲間だぞ、オモラシメイト!」

「ちょっと!一緒にしないでよ!」


そうこうしているうちに入口から違う兵士が来た。

「ロアーナ!貴様何を勝手に駆け出している!」

「ひいっ!」

さらに黄色いしみが広がる。

こいつもうおしっこ漏らす事に特化しているな。


「む、兵士長か。」

「申し訳ありませんダグラウス様」


どうやら新兵の上司らしい。

大変だな中間管理職。

サラリーマンやめてほんと良かった。



「それで、詳細を聞きたい。」

「はっ」


みんなは兵士長を連れて円卓へ集まった。

だが俺だけは、おしっこを漏らした新兵へ近づく。


「へへへ。もらしてやがる」

「ヒッ!」

まだビビってる。

俺は膝をつき新兵に語り掛ける。


「コワガルナ…オレ、ココロヤサシイ、ケモノ」

「け、けだもの!?」

「…けだもののじゃない勇者だ。セイゴと呼んでくれ

ゼリィのジョーとは呼ばなくていいぞ」


「ちょっと、混乱させてどうするのよ!おしっこのテイスティングするんじゃないの」

「そこまでお変態じゃないよ…え?したいの?」

「し、しないわよ!」


そわそわしているルナをほっといて

とりあえず俺は自分の着ているマントを脱ぎ、新兵に押し付けた。


「そ、そんなに濡れてたら、か、風邪ひいちまうだろ?」

いわゆるお地蔵さんに雨宿りしている少女2人に

傘を押し付けるカンタプレイだ。


「そ、そんな勇者様から受け取れません!」

あっさり拒否られる。


「そんなこと言うなよ…」

「ええーでも…」


固まる二人。

何も言えない二人。

足元には広がるおしっこ。

そしてそれをペロリと指で舐めているセミ妖精。


「ちょっと甘いわね」


甘いわねじゃねえよ…


もうどうでもいいよっていう奴ほど

どうでもよくないんだろ!バーカ

お前の主張ほど価値がねえもんねよ!って言っている俺の主張の無価値さに

涙も出ないのでおしっこして寝る。

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