21話 白い変人たち
最新の流行に乗ってるつもりかーい?
それって100年たっても大丈夫?
あ、大丈夫なんだ…マジ?
「いやー、女神マジ役立たずだったな。」
「そうね、結局お茶三杯とケーキホール食いして帰っただけよね!」
そう、話は会議後に移り
俺たちは各々大聖教会の個室に案内されていた。
あ、ちなみに俺のスキルも女神様に教えてもらった。
「アルティメットスキル千差万別であります」
との事。
なんでもその時その時に適していると思われる既存の
スペシャルスキルが随時発動しているとのこと。
「何それずるい!」
とラノベオーク7号と空音が騒いでいたが
いまいち恩恵を感じられていない俺は
鼻をほじりながら「ふーん」とだけ返した。
空音が「きーっ」と言い、
それをラノベオーク7号が
「デフフJC」と笑いながら眺めていた。
ついでに説明しておくと
教会の祭壇に掲げられているスキルを調べるスキル板は、
女神さまとの間接的な交流をするアーティファクトで
今回は直接女神が出張ってきたので直に聞いたというわけだ。
「よしなに、おまかせします、しか言わなかったぞアスタちゃん」
「いいわねー、あたしもそんな生活してみたい」
ベッドでゴロゴロしながらルナが言う。
「そうか、俺はルナと冒険の日々も悪くないぞ」
「ちょっ、そういうこと言うな!どうせ口説きのスキルでも働いているんでしょ!」
残念、今働いているのは結界空間のスキルだ。
「俺って自分で思っている以上に警戒心強いのな」
そういってステータス画面を眺める。
そう、ステータス画面を見ているのだ。
俺は女神が降臨して割とすぐ、ある質問をした。
「ステータス見えないんだけれどなんで?」
女神は静かに口を開いた。
「ステータスが見えるとゲームだと勘違いし、あなたたちが舐めプするからです。」
「舐めプって」
空音がいう
「でも実際5人死んでるぞ、それってステータス見えなくて
自分の実力わかんなかったからじゃあねえの?」
「…」
女神はしばしの沈黙後、静かにロイヤルミルクティを飲む
「飲んどる場合か?」
俺の言葉に
空音がお茶を吹き出す。
貴様、あの漫画を見ているな。うりいぃ。
「では見えるようにしましょう。」
ということであっさり見えるようになった。
ちなみに目るようになったのは勇者だけだ。
さあ、現実がつらくてチープな異世界ファンタジーものの読みすぎで
ラノベ脳になっちゃったこどおじさんたちお待たせしました。
俺のステータスを初公開といこうじゃあないか!
はいどん。
戒能清吾
-----------------------------------------
LV18
HP 751
MP 86
強さ 35
素早さ 60
丈夫さ 8
魔力 40
運 140
■スキル
・US千差万別(結界空間)
■称号
・イカ殺し
・改造勇者13号
・妖精の恋人
・元コミカライズ漫画家
「元じゃねえよ!今だってマンガ描けるわ!」
「なんて書いてあるのー?本人以外見えないんだから」
空にパンチする俺にルナが言う。
見えなくてよかったぜ。
特に妖精の恋人とかくそ恥ずかしいわ。
ラーメン食べたいような食べたくないような…
迷ったら食べに行くんでしょお兄ちゃん!
あ、今幻の妹が消えた。




