表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白き巫女と蒼き巫女【改稿中】  作者: 高階 桂
第三章 タナシス王国編
123/145

123 名誉の守り方

「敗けたか」

 セーランが派遣した士官の報告を聞いたシェラエズ王女は、寂しげに微笑むとふっと息を吐いた。

 野戦軍はいまだ二万数千の規模を有してはいるが、毒物を使うという奇策を以ってしても、憲章条約軍に大きな打撃を与えることに失敗した。今後、戦場ではもちろん、戦略面でも勝利できる見込みはほとんどない。消極的抵抗を継続しても、政治的勝利を収める可能性がないならば、それは時間と人命と予算の無駄使いでしかない。

「すぐに、王都へ使者を。状況を詳しく報告させなさい。それと、竹竿の君を訪問します。先触れの者を派遣するように」

 シェラエズは、てきぱきと側近に命じた。

「竹竿の君に、ですか?」

 側近たちが、怪訝そうな表情をする。

「そうだ。案ずるな。個人的に、友人に会いに行くだけだ。交渉に行くわけではない」

 シェラエズは、側近たちを安心させるような暖かな笑みを湛えて、そう言い切った。



「何しに来るんだろ?」

 明日朝早くに、シェラエズ王女が訪問すると聞いた夏希は、そうつぶやきつつ首をひねった。

「ひょっとして、停戦交渉か?」

 生馬が眼を輝かせて言う。

「いや、いくらシェラエズでも単独で停戦交渉できるだけの権限は持たされていまい。もし停戦に関する訪問だとしても、予備交渉程度だろうな」

 小さく首を振りつつ、拓海が言う。

 丘の戦いでセーラン率いるタナシス野戦軍を打ち破った憲章条約軍は、その戦場から幾許も離れていないところに野営の陣を張っていた。とうに日は暮れており、昼間の戦いで疲れ果てた兵士たちの大半は、簡易な夜具にくるまって芝草の上で寝息を立てている。ちなみに、夕食には生馬が運んできてくれた米のほとんどが、戦勝祝いと称して炊かれ、振舞われた。夏希も久しぶりに炊き立てのご飯を食欲に飽かせてお腹いっぱい食べたので、いささか眠くなっている。

「もし停戦に関する交渉ごとだったら、どうするの? こちらも、勝手に和平交渉できるだけの権限は持っていないでしょ?」

 夏希は、拓海にそう問いかけた。

「一応、憲章条約総会が決めたガイドラインに沿った形であれば、救援軍指揮官殿が独断で停戦までは宣言できる。もちろん、あとで総会の承認を得る必要があるが。それ以上のこと……例えば、和平条約の締結とか外交関係の修復、となると総会の決めた全権代表を待つ必要がある。一応、レムコ同盟と西部同盟の意向も確かめなきゃならんしな」

「夏希ご指名での訪問だからな。正式な、停戦交渉じゃないんだろう」

 生馬が、言った。

「そうね。……様子を探りに来る、といったところかしら。あるいは、時間稼ぎかも」

「こちらがつかんだ情報では、タナシス国内ではいまだ徹底抗戦派の貴族と停戦容認派の貴族が対立しているらしい。前者の方が数的には有利だし、オストノフ国王も戦争継続の意図を撤回してはいないはずだ。夏希の読みどおり、時間稼ぎ兼様子見の可能性が高いな」

 拓海がうなずきながら言う。

「いずれにしても、明日になればわかることだ。今日はもう、寝ようや」

 あくび交じりに、生馬が言う。拓海が、すぐに同意した。夏希も異論を唱えず、三人はそれぞれの寝場所へと引っ込んだ。



「おはよう、夏希殿」

「おはようございます、殿下」

 翌早朝野営地を訪れたシェラエズ王女と挨拶を交わしながら、夏希は彼女の様子をとっくりと観察した。

 ……さらに痩せたみたいね。

 シェラエズ王女と面と向かって会うのは、マリ・ハに彼女が公式訪問していたとき以来だが、その頃よりも確実に細身になっている。それも、スリムになった、とかいう健康的な痩せ方ではない。むしろ、病的な筋肉が落ちるような痩せ方だ。顔にもやや疲労の色があるし、よく見ると皮膚も荒れているようだ。

 ……ちゃんとご飯とか食べているのだろうか。

 夏希は心配になった。敵将である前に、彼女のことは友人だと思っている。不健康そうな様子を見れば、やはり忍びない。 

「今日は、ひとりの友人として、夏希殿に会いに来たのだ。そこをまず、強調しておきたい」

 お茶を出したアンヌッカが天幕の外に引っ込むと、さっそくそうシェラエズが切り出した。

「ひとりの友人……タナシス王家の王女としてではなく? つまり、公人ではなく私人ということですか?」

「そうだ」

「わかりました。友人として、お話を伺いましょう」

 どうやら政治的に微妙な話になる、と判断した夏希は、気を引き締めつつお茶に手を伸ばした。

「実は、王都で面白い噂があってな。憲章条約軍が寛大な和平提案を出してくれれば、タナシス王国側はこれを呑むのではないか、という噂だ」

 形式的にお茶に口をつけたシェラエズが、夏希の眼をことさらに見ないようにしながら、そう言い出す。……なんだか、口調も棒読みっぽい。

 ……噂話にかこつけて、タナシス側の要請を遠まわしに伝えようという魂胆か。

「ほう。どのくらい信憑性の高い噂なのですか?」

 なんとなく呆れながら、夏希はシェラエズの芝居に付き合った。

「かなり高いと見ていい。あくまで、寛大な和平提案、ということだが」

「寛大、というのは曖昧かつ幅のある表現ですね。もっと、具体的な噂はないのですか?」

「叛徒、もとい、レムコ同盟諸国と西部同盟諸国の独立は、認めるつもりのようだ。タナシス王家の存続と、タナシス正規州の領土保全は絶対条件。その他に関しては、かなり譲歩する余地がある、と噂されている」

「南の陸塊諸国も、かなりの人命と戦費を費やしましたからね。その見返りを、当然求めてくると思いますが……」

「もともと、この戦いはタナシス王国の内戦に憲章条約が勝手に介入したものだろう。タナシスと、南の陸塊諸国が憎しみあって始めたものではない。利害が一致すれば、停戦は容易だと思うが」

「まあ……そうですね」

「近日中に、憲章条約側から寛大な和平提案がなされれば、タナシス王国がほぼ無条件でこれを受け入れるであろう、という噂がある。よろしいかな?」

 やや口調を改めたシェラエズが、今度は夏希の眼を見据えて言った。

「その噂、しかと承りました」

 夏希も、シェラエズの黒い瞳を見つめ返した。

「失礼なことを伺うようですが……タナシスの貴族の方の多くは、徹底抗戦を唱えていらっしゃると聞き及んでおりますが……」

 もっとシェラエズから情報を引き出そうと、夏希はことさら気のないそぶりをしつつ、そう訊ねた。

「確かに。しかしながら、それら貴族も陛下のご意思には逆らえないはずだろう」

「では、オストノフ陛下が停戦に応じると……」

「いや、そのような噂はない」

 きっぱりと、シェラエズが否定した。

「え? それでは、和平提案にタナシスが応じるという噂は……」

「噂は本当だ」

 真顔で、シェラエズが言う。

 ……ということは、オストノフ国王が退位する、ということだろうか。

 夏希は素早く頭を回転させた。となれば、次期国王は当然長女のエミストだろう。オストノフが、いわば敗戦の責任を取る形で退位、玉座をエミストに明け渡す。新国王エミストが、憲章条約軍との和平に臨む。そういうシナリオか。

 しかし……それはいささか危ないシナリオではないのだろうか。

 夏希はさらに考えを巡らせた。このシナリオ通りでは、オストノフ国王の面子が丸潰れとなる。誇り高き『武人国王』が、なす術もなく戦いに破れ、王位を去ることになるのだ。国王支持、徹底抗戦支持の貴族や国民は黙っていないだろう。エミストがそのように荒れた国内を簡単にまとめられるとは思えない。下手をすれば、内戦突入の危機であろう。

「しかし……そのような国王陛下の名誉を汚すようなやり方は、まずいのでは?」

 遠慮がちに、夏希は言ってみた。

「いや。オストノフ陛下の名誉はいささかも傷つくことはないが」

 当惑と寂しさが入り混じったような複雑な表情で、シェラエズが返答する。

 ……オストノフの名誉が傷つかない?

 それでは、退位はしないのだろうか。夏希は混乱した。

「悪いが、今日はこれにて失礼する。かなり忙しいのでな。また、近いうちに会えるだろう」

 シェラエズが、立ち上がった。

「もうお帰りですか。せっかくですから、もっとゆっくりされていけば……」

 応じて立ち上がりながら、夏希はそう言った。たいしたものは用意できないが、せめて栄養のある食事くらいは出してあげたい。

「ん? それは、お泊りの誘い、とみていいのかな?」

 いたずらっぽい笑みを浮かべたシェラエズが、腕を伸ばして夏希の手を取る。

「断じて違います」

 手の甲をいやらしい手つきで撫でられながら、夏希は苦笑した。

 ……変わってないわ、この女は……。心配して、損した。



「よくわからんな」

 夏希の話を聞いた生馬が、頭をぼりぼりと掻く。

「オストノフの名誉が保たれる、というのだから、彼が和平提案に応じるということはまずありえないだろう。退位は確実だ。エミスト王女が、バドリオ役を引き受けるのかな?」

 拓海が言う。

「バドリオ役?」

「ピエトロ・バドリオ元帥。イタリアの軍人政治家。ムッソリーニ失脚後にイタリア首相となった人物だ。連合軍と極秘裏に休戦交渉を行って成功させた男だよ」

 首をひねる夏希に、拓海が説明する。

「何らかの手立てで、現国王オストノフを名誉を保ったまま退位させる。健康上の理由とか、適当にでっち上げて政務に耐えられないことにすれば、なんとかなるだろうな。後を継いだエミストが、自分の責任において憲章条約軍と停戦交渉を行う。確かにこれならば、エミスト一人が悪者になるだけで、停戦は成立するな」

 生馬が、考え考え言う。

「それで、タナシス貴族と大衆が納得するかしら?」

「しないだろうな。バドリオも、結局ドイツ軍の北部イタリアへの進駐を招き、南部へと逃れることになった。北部でサロ共和国が作られ、イタリアは内戦状態に陥ることになる。タナシスも、下手をすれば同じことになるな。おそらく、エミスト政権は短期に終わるだろうね。いわば、停戦受け入れのみを目的とするワンポイントリリーフ的政権だ」

 拓海が、にやつきながら言う。

「エミストが、いわば泥を被るわけね。じゃあ、次はシェラエズが……」

「いや。シェラエズじゃない。いやいや、タナシスの連中は用意周到だな。ようやく、読めてきた」

 拓海のにやにや笑いが、大きくなった。

「最近リュスメース王女の話を聞かないな、と思ってたら、そういうことだったんだな。シェラエズ王女は、軍事指揮官としてレムコ同盟と西部同盟、そして憲章条約軍と何度も戦っているから、平和回復後の新政権の首班には相応しくないし、泥を引っ被って退位するエミストの後釜にも適任とは言えない。ここで必要とされるのは、まっさらの無垢な王女様だ。つまり、リュスメースさ。エミストの後を受けるのは、リュスメース王女だろう。俺が調べた限りでは、タナシスの王位継承は男女を問わず長子優先だが、先王の意向があった場合はこれが最優先されるそうだ。だから、エミストの後にリュスメースが即位しても法的にはなんら問題がない。今まで埒外にいた彼女であれば、貴族も大衆も外国も受け入れ易いだろう」

「あの子が、タナシスの国王に……」

 夏希はリュスメースの容姿を思い出した。小柄で、なんとなくひ弱そうに見える少女。だが、その小さな身体の中には高い知性と瞠目すべき勇気が詰まっていることを、夏希は身を以って知っていた。彼女ならば、乱れたタナシス王国を統べて行くことも可能だろう。

「よし、タナシスの思惑はおおよそ推測できた。で、こちらが提案する停戦案だが……」

 拓海が、紙片を取り出した。

「総会の出したガイドラインと、駿の草案、それに俺が適当に手を加えたのがこれだ。ざっと説明すると、タナシス王国がレムコ同盟および西部同盟に属する各王国の領土を放棄し、その主権を認めること。当然それに伴って放棄した領土内の経済的権利、河川港湾などの利用権、請求権、その他も放棄。辺境州も放棄させ、新たにノノア川憲章条約による信託統治化。放棄した領土内のタナシス資産は没収。タナシス王国の安全の保証。領土内への憲章条約軍進駐は、タナシス政府の要請がない限り行わない。被占領下のタナシス領土からは、速やかに撤退。非人道的行為を除き、すべての軍人兵士を含むタナシス人に対する処罰等は行わない。完全な平和回復と同時に、レムコ同盟および西部同盟は解散。軍備制限は……具体的数字はまだだが、タナシス王国軍=旧レムコ同盟軍+旧西部同盟軍という式と、タナシス王国軍+旧レムコ同盟軍+旧西部同盟軍≦南の陸塊の総兵力、という式が出来上がっている」

「なに、それ」

 夏希は不審顔で突っ込んだ。

「アレクサンドル一世いわく、『ロシア軍の規模はプロイセン軍とオーストリア軍の合計と同じたるべし』さ。将来北の陸塊が政治的にひとつにまとまったとしても、南には手を出せないようにしておかないと」

「そっちじゃなくて、前の方の式よ。そんなにタナシスに兵力を持たせて、大丈夫なの?」

 タナシスの総兵力が、旧レムコ同盟諸国と旧西部同盟諸国とを合わせたものと同等ならば、安全保障上問題が生じ易いのではないだろうか。

「いやいやいや。そこがこちらの狙い目さ。ある程度の緊張状態を、北の陸塊には残しておきたいんだ。友情を保ち続ける最良の方法は、友人の敵を自分の敵でもあると明言することだ。南の陸塊にとって最悪のシナリオは、北の陸塊に統一政権や全体を統べる強固な軍事同盟が出現し、南の陸塊と対立する事態となることだ。つまり、タナシス王国が衰亡してしまったり、あるいはその反対にかつての強大なタナシス王国が復活したり、旧レムコ同盟諸国と旧西部同盟諸国がタナシス王国と完全和解に漕ぎつけて同盟を結んだりしては、困るんだよ。対立を持続し、安全保障にかこつけて憲章条約軍の一部を北の陸塊に駐留させ、軍事的プレゼンスを維持するためには、タナシスが依然として強国でなければ都合が悪いんだ」

「……すっごい傲慢な政策に聞こえるんだけど」

「なに、大国や力のある政治機構の対外政策なんて、そんなもんだ。目指すは、北の陸塊のラテンアメリカ化だな」

「どういうこと?」

 夏希は眉根を寄せた。北の陸塊のラテンアメリカ化、などと言われても、タナシス国民が楽しそうに草サッカーに興じている映像しか浮かんでこない。

「小国が寄り集まっている中米カリブ諸国は別として、結構規模が大きな国もある南米は、他の地域に比べてわりと平和だ。細かい国境紛争は数多いし、ABC諸国の対立とか左翼系ゲリラの活動とか麻薬とか問題も多いが、アジアやアフリカほどの大規模かつ長期にわたる戦乱は起きていない。その理由には、カトリック文化を基礎とする文化的同質さや貧困が限定的なことなども挙げられるが、最大の理由のひとつが北米の超大国……合衆国による緩やかな干渉下にあるからだ。経済援助、兵器の供給、政権に対する支持不支持、その他……。この『保護者面』した大国の影響下にあるせいで、今後も南米は平穏な地域であり続けるだろう。多少歪んでいたとしても、大衆にとって平和が一番であることは疑いない。俺は、この世界の平和を保つためにはこの『南北アメリカ大陸モデル』を適応すべきだと考えている」

「なるほど」

 拓海の説明に、夏希はうなずきで応じた。

「だからこそ、タナシス王家は存続させる。停戦に応じれば、憲章条約によってコントロールが可能な友好政権と看做せるからね。合衆国が、親米の右翼独裁政権を支援したようなもんだ」

「で、都合が悪くなったら首を狩りに行くわけだな。マルコスやノリエガやサダム・フセインのように」

 生馬が、混ぜっ返した。

「そういうことだな。で、話を戻すと……海軍に関しては、旧反タナシス国家群を含めて大幅な制限を設ける。大海のシーコントロールは、憲章条約が握ることになる。さっきもちょっと触れたが、地上兵力の一部とかなりの規模の海軍部隊を、北の陸塊に常駐させる。費用はすべてタナシスを含む北の陸塊持ちでね。海軍基地は四ヶ所に租借地を設ける。テマヨ川河口のカレイトン市、アノルチャ河口のアノルチャ市、バラ王国の港町サマトス市、それにペクトール川河口のペクトール市。これら基地には、民間船用の施設も併設する」

「何を企んでるの?」

「ここまで南と北の陸塊の関係が深まった以上、大海を隔てて貿易を行わないのは損だ。だから、その貿易の利益を事実上南側で独占しようと言う肚だ。旧反タナシス各国と、タナシス王国がノノア川憲章条約に正式加盟した暁には、その精神に従って、ペクトール川、アノルチャおよびリスオン川、テマヨ川は国際河川とし、河岸諸国が勝手に通行税などを徴収できないようにするつもりだ」

「河運までも南の商人に独占させるつもりか。経済植民地に近いな」

 生馬が、唸る。

「今回の戦いで相当人命を失ったからね。それくらいの見返りがないと、海岸諸国も平原諸国も高原諸国も納得してくれないよ」

「北の陸塊の市民の反発が怖いわね。反憲章条約テロとか起きないかしら」

 夏希は心配してそう言った。拓海が、笑う。

「だからこそ、タナシス王国を強国のまま存続させるんだよ。王家も残し、軍も残し、国家としての誇りも失わせない。タナシス王国がノノア川憲章条約に加盟する時には、旧敵国条項のようなものを設けるつもりだ。悪いが、タナシス王国にはこの世界の安定と平和のために、しばらくは悪役を演じてもらわねばならない。そしてそれには、あえて誤用するが……役不足であってはまずいんだ」

「タナシス王国を、支えてやる必要があるわけね」

「そうだ。戦争は、結局政治だからな。国際秩序を破壊するのが、目的じゃない。戦場にばかり眼を向けていると、戦争イコール破壊行為にしか見えないが、実は戦争というものはきわめて建設的な事業なんだよ。より安定し、国益を重視した国際的な秩序を構築しようという、事業なんだ」


第百二十三話をお届けします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ