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白き巫女と蒼き巫女【改稿中】  作者: 高階 桂
第三章 タナシス王国編
120/145

120 錯誤

「ガス? ……って、まさか、毒ガス?」

 夏希は驚いた表情で拓海を見やった。

「そのまさかだ。煙、この風向き、斜面、自陣前への誘い込み。毒ガスなら、すべてが符合する」

「に、逃げなきゃ」

 夏希は慌てた。

「慌てるな。もし毒ガスだったとしても、一息吸って死に至るような都合のいい有毒気体がこの世界の技術レベルで作れるとは思えん。むしろ、敵の目的はこちらのパニックを誘発することだろう。BC兵器が心理兵器でもあることは、戦史が証明している。慌てたら、負けだ」

「……口調が冷静な割には、顔色が良くないけど」

「気にするな」

 身振りで伝令を呼び寄せつつ、拓海が夏希の突っ込みをいなす。

 突進する憲章条約軍の先端が、白く濃い煙の中へと突っ込んでゆく。

 即座に、異常が生じた。整然たる陣形が乱れ、兵士たちが後退を始める。やはり、拓海が直前に看破したとおり、この煙は有毒なものだったに違いない。

「まずいよ、これ」

「焦るな。まず確実に、致死性じゃない。それに、あの煙がある限り、敵も迂闊には攻撃に出られないはずだ。部隊を後退させ、様子を見るんだ。パニックに陥ったら、敵の思う壺だぞ」

 夏希は気を揉みながら、後退する味方を見つめた。確かに拓海の言うとおり、致死性のものではないらしく、倒れたりする者は皆無だ。だが、予期せぬ毒ガス攻撃で士気はそうとう落ちたらしく、陣形は大いに乱れている。

 煙は後退する部隊よりも速いスピードで丘を這い登りつつあった。たちまちのうちに、憲章条約軍右翼部隊と左翼部隊のすべてが、その中に飲み込まれてしまう。

 ほどなく、その煙は丘の頂にも到達した。夏希は思わず息を止めたが、影響が最初に現れたのは喉でも肺でもなく、眼であった。

「なに、これ。ひりひりする」

「花粉症状態だな。催涙効果もあるらしい」

 水袋に手を伸ばしながら、拓海が言った。

 夏希も拓海の意図を察し、自分の水袋を手にした。少量を手のひらに受け、目を洗う。ひりつきはすぐに収まったが、今度は別の不調に気付く。

「動悸が激しくなってる……」

「脈が速くなった。なんか、吐き気もするぞ」

 自分で手首の脈を取りながら、拓海が言う。

「とにかく、皆を落ち着かせないと」

「そうだ。陣形を整えさせろ。いずれ敵が突っ込んでくるぞ」

 拓海が、幕僚に指示を飛ばし始める。



 毒枝が燃え切った頃を見計らい、セーランは控えていた第三陣一万五千に、柵前へ出るように命じた。焚き火はあえて消さずにおく。いずれ燃え尽きて消えるし、煙を出し続けていた方が憲章条約軍に対する心理的抑圧になるはずだ。

 その後方では、すっかり陣形を乱してしまった第二陣と、囮であった第一陣の兵士たちが再編成を行っていた。第二陣はあと数ヒネで戦闘可能状態に持ってゆけるだろうが、第一陣の方はまだまだ時間が掛かるだろう。

「第三陣、前進陣形整いました」

 幕僚が、報告する。

「前進」

 セーランは士気を鼓舞するかのように大げさな身振りを交えて命じた。



「来たか」

 拓海は望遠鏡を覗き込んだ。

 丘を登ってくるタナシス軍は一万五千程度と思われた。中央部が厚いところを見ると、狙っているのは古典的な中央突破なのだろう。

 憲章条約軍は丘の中腹でなんとか陣形を整え、これを迎え撃つ構えだった。

 例によって、高原弓兵が接近してくるタナシス軍に向けて曲射を開始する。だが、いまだガスの影響下にあるのだろう、その連射速度はいつもの半分程度であった。

 勢いを削げないままに、タナシス軍部隊が長槍の間合いまで突っ込んでくる。憲章条約軍も長槍を突き出す。

 両者が、激突した。

「押されてる……」

 ぽつり、と夏希が言った。拓海は無言でうなずいた。接触したばかりだというのに、早くも憲章条約側の方陣は徐々に後退を始めていた。崩壊するような様子は微塵もなかったが、明らかにタナシス側の勢いに押されている。最初の囮攻撃で見せた敵の士気の低さは、やはり演技だったようだ。今度のタナシス軍の動きは、以前と同様に闘志に溢れている。

 ……もう少し下げるべきか。

 拓海は振り返って、反斜面で待機している予備部隊を見やった。こちらは、いまのところガスの影響を受けていない。タナシス側からは見えない位置にいるこの部隊の使い方が、勝負の分かれ目になる……。

 おや。

 拓海の目が、下流方向のリスオン川上に多数の川船を捉えた。急げ、という指示はまだ届いていないと思うが、予想していたよりも早く生馬が到着しそうだ。

 ……待てよ。

 拓海は川船の群れの到着時間を推測した。丘の南側の上陸適地まで、一時間。そこで陣形を整えるのに三十分は掛かるだろうか。

 一時間半持ち堪えれば、生馬の一万の予備部隊が使えるようになる。

 それどころか、もっと効果的な使い方もできる……。

 拓海はもう一度タナシス側の陣形を観察した。やはり、狙いは中央突破と思われた。ガス攻撃の生理的、心理的効果はまず確実に時間の経過とともに薄れてゆくだろう。時間の掛かる迂回攻撃よりも、単純な中央突破を狙うタナシスの作戦は、理にかなっていると言える。

 ……生馬の予備部隊を使ってタナシス軍を罠に嵌める作戦。これは、いわば賭けだな。しかも、ローリスクハイリターンの賭けだ。一時間半持ち堪えられそうになかったら、さっさと丘を明け渡しちまえばいい。この丘自体に、戦略的価値は皆無なのだから。

 拓海は伝令を呼んだ。紙片に手早く図を書き付け、託す。

「生馬殿に届けてくれ。万難を排して急げ、とだけ伝えよ」

「何か策を思いついたのね?」

 吐き気に悩まされているのか、顔をしかめて夏希が訊いてくる。

 拓海は作戦内容を手短に夏希に説明した。



 伝令が手渡した紙片を、生馬はじっくりと眺めた。

 上部には、中に『タ』と書かれた丸。これは、タナシス軍の意味だろう。その下に、左右に並んだふたつの丸。左には、『夏』、右には、『拓』と書き入れてある。もちろん、夏希と拓海の率いる部隊であろう。『拓』の方の丸が若干大きめに書かれているのは、そちらの方が兵力が大きいことを現していると思われる。その下方、少し離れたところには、『生』の字が入った丸。言うまでもなく、生馬率いる予備軍のことである。

 『タ』からは、下方に矢印が伸びており、それは『夏』と『拓』の間を通っている。『生』からも上方へと矢印が伸び、それは『タ』から伸びた矢印とぶつかっている。『夏』からは左に、『拓』からは右に、短い矢印が突き出ている。

 拓海の言いたいことは明白であった。生馬は自部隊を夏希率いる左翼部隊と拓海率いる右翼部隊の後方に付けろ。左翼と右翼は敵にわざと中央突破を許す。生馬はこれを叩き、敵突破戦力を足止めせよ。

 中央突破にしろその他の方法にしろ、突破のための戦力はその性質上先頭に戦力を集中させた前後に細長い形にならざるを得ない。したがって、その側面というのは、かなり脆弱である。だからこそ、防御側は予備部隊で突破戦力を横撃することを好むのだ。

 タナシス軍突破戦力を、生馬の部隊で阻止し、さらに退いたと思わせた部隊で左右から挟撃する。いわば、ポケットの中に誘い込むというのが、拓海の作戦である。

 ……いい案だ、拓海。俺が間に合えば、という条件付きだが。

 生馬は前方の丘を眺めた。丘の盛り上がりに遮られて、北側斜面で行われているであろう激戦の模様を知ることはできない。逆に言えば、タナシス側は接近しつつある生馬の予備部隊の動きを見ることはできない、ということだ。

 すでに生馬率いる部隊は、拓海からの最初の伝令が伝えた急げという要請に応えて、いくつかの手を打っていた。当面必要でない食料などの物資を河岸に放置するという方法で川船を軽くし、スピードアップを図っていたし、兵站専用の補給物資しか乗せていない船からは漕ぎ手を引き抜いたうえで、急がずに後を追ってくるように指示してあった。防戦を続ける拓海と夏希の負担を軽減するためには、さらに速度を上げねばならない。

「不要な装備は置いてゆけ。携行食、予備の武具なども置き去りにしろ。身につけている武器と武具、予備の矢、それに手持ちの水だけでいい。手すきの者は交替で漕げ」

 生馬はそう指示を出した。



「第二陣、再編成完了です」

「前進」

 幕僚の報告を受けたセーランは、簡潔に命じた。

 先ほど後退する囮部隊によって陣形を乱された第二陣一万五千が、再び陣形を整えて、柵前に出た。速いペースで丘を登ってゆき、損害を受けた第三陣と順次交替して憲章条約軍に圧力を掛け始める。

 ……ここまでは計画通り。

「第一陣の現況は?」

「損害は約三千。再編成は、七割方終わっております」

 きびきびと、幕僚が答えた。

「よろしい。予定通り、彼らを突破戦力として使います」



 ……これ以上、下がれない。

 夏希は唇を噛んだ。

 タナシス側の圧力に耐えかねた憲章条約軍は、すでに二回に渡り後退を行っていた。それによって多少の時間を稼ぎ、なおかつ乱れた方陣を立て直していたが、もうその手は使えなかった。これ以上下がれば、丘の頂をタナシス軍に明け渡すことになる。そうなれば、生馬の予備部隊の接近を知られる。拓海の企みは、失敗に終わるだろう。

 ……何とか時間稼ぎをしないと。

 夏希は必至に頭を回転させた。いまだガスの影響下にある憲章条約軍は、タナシス側の猛攻に押されて士気も下がりつつある。なにか効果的な手を打たないと、このままでは生馬が到着する前に退却の羽目に陥るだろう。

 生馬の到着。

 そうか、その手があったか。

 夏希は側近と伝令を呼び寄せた。

「全軍に広めて。生馬将軍率いる二万五千の部隊が、あと三十ヒネで到着する。各員はそれまで奮戦に務めよ。我々の勝利は目前である。以上」

「二万五千……ですか?」

 聞いていたアンヌッカが、小声で突っ込みを入れる。

「士気鼓舞に多少の誇張は常套手段よ」

 しれっとした表情で、夏希は言い切った。



「間に合いそうにないな」

 拓海は苦々しげに言い放ちつつリスオン川を眺めた。

 生馬率いる予備部隊は、その先頭を行く川船がようやく上陸地点に到達したところだった。すべての川船……五十隻というところか……が上陸を行うには、あと二十分は掛かるだろう。行軍隊形を整えて前進し、然るべき位置で陣形を整えるのに三十分。

 夏希が発した生馬将軍接近の報せで、憲章条約軍の士気はかなり盛り返し、なんとか現在の位置で防戦を継続していたが、その損害は徐々に増えつつあった。タナシス側の死傷もかなりの数に上っているはずだが、勢いはいささかも衰えていない。最初の囮部隊を再編成したと思われる一万を越える兵も、すでに隊列を整えて前線の後方で待機中だ。突破地点を見出したところで投入される決戦兵力なのだろう。

 すでに、拓海は手持ちの予備部隊のうち半数以上の三千名を前線に投入していた。残る二千名をまともに投入しても、稼げる時間はせいぜい二十分。

 ……まともに投入しなければ、もう少し粘れるか。

 拓海は迷った。敵の弱点を見抜き、そこへ二千名の予備部隊をすり潰す覚悟で投入し、逆襲に転じれば、もっと長い時間を稼げるだろう。いずれにしても、戦線崩壊を装って主力を左右に一時的に後退させるのだから、多少陣形が乱れるまで粘って戦ったとしても、あとあと影響は少ない。

 ……問題は、生馬という適任者がいない状態で、誰にこの予備部隊を任せるか、だが。

 拓海は頭の中で指揮官名を漁った。自分は論外だった。そこまで兵士たちに人気はない。兵たちがこの人物と一緒ならば死地に赴いてもいいと思わせるだけの人望。そして、共に生還できそうだと期待されるほどの力量。さらに、実際に生きて帰ってこれるだけのツキの持ち主。

 ひとりしか思いつかん。あいつに任せるしかないな。

 拓海は伝令を二人呼んだ。そのうちの一人に向け、簡潔に命ずる。

「アルカイの予備部隊へ伝達。二千名すべてを味方左翼中央後方に速やかに移動。戦闘準備。以上」

 復唱した伝令が、走り去る。それを見送った拓海は、残った伝令に向き直った。

「左翼部隊指揮官夏希殿に伝達……」



「死ねっていうつもり?」

 伝令の口上を聞いた夏希は、思わずそう口走った。

 二千名の予備部隊……主に矛槍兵と長剣兵からなる……を逆襲に使えば、たしかに時間稼ぎにはなる。タナシス側は現在攻勢一辺倒であり、こちらからの逆襲に効果的に対抗するには、攻勢を一時中断して陣形を組み替えるか、予備部隊を投入するしかない。

 二千名。これを敵陣のウィーク・ポイントに突っ込ませれば、上手くいけば三十分くらいの時間は稼げるだろう。しかし、全滅は必至だ。当然、指揮を執った者も死傷するだろう。

「行きましょう、夏希様」

 きりっとした表情で言い放ったアンヌッカが、待機している二千名の兵士を指し示す。

「……行ったら死ぬわよ?」

「夏希様のことは、必ずお守りします。大丈夫です、皆が盾になってくれます」

 アンヌッカが、言う。そばで聞いていた側近や直属の護衛兵が、力強くうなずいた。

 ……ま、適当なところで戻ってくればいいか。

 夏希は覚悟を決めた。目的は、あくまで時間稼ぎである。タナシス側を多少なりとも混乱させることができれば、上出来だろう。

 夏希は南側の丘下を確認した。すでにかなり多くの……ざっと見て三千名程度だろうか……の味方が、集結している。他の者もほとんどが上陸を果たし、こちらへと向かっている最中だ。これらが陣形を整え、適切な位置に付くのにあと四十分、というところだろう。

 視線を、北側に転じる。折しも、かなりの損害を受けたタナシス側方陣一個が、後退を始めたところであった。すぐ後ろに控えた方陣が、左右の方陣の援護を受けながら入れ替わりに前進し、この穴を埋めるだろうが、一時的にせよタナシス軍の前線に切れ目が生じることになる。

 ……天佑ってやつかな。

 夏希は信心深いほうではない。占いなどにも、嵌らないタイプだ。だが、眼の前に都合よく生じた敵の隙は、神か何かが背中を押してくれたようにも思えた。

 やってみますか。

「総指揮はグリンゲ将軍に一時的に移譲します。事前作戦計画に従ってください。第一大隊はわたしに続いて。第二大隊は、その後ろに。敵前線を、喰い破ります。前進!」

 肚を括った夏希は、高らかにそう命じた。


 重装備の矛槍兵を先頭に、夏希率いる決死隊二千名はタナシス軍前線に突っ込んでいった。

 矢の集中射を受け、ばたばたと矛槍兵が倒れる。だが、方陣交替の隙をうまく衝いたために、夏希らは比較的簡単にタナシス軍前線の中に突入した。長剣兵が躍り出て、タナシス兵を斬りまくる。

 だが、勢いが続いたのはそこまでだった。第二列の方陣に行く手を阻まれ、行き足が完全に止まってしまう。左右にも、新たなタナシス軍方陣が現れ、夏希の部隊は身動きが取れなくなってしまった。

「退くわよ!」

 夏希は命じた。

 ……十分くらいしか稼いでないけど、全滅するよりはましよね。



 ……この段階で逆襲、だと?

 望遠鏡で戦場を観察しながら、セーランは内心で首をひねった。

 セーランは、長年培った戦術眼により、きわめて正確に憲章条約軍の兵力を見積もっていた。事前情報によれば、この方面の総兵力は約四万。前線に展開している兵力は、三万三千から五千ほど。となれば、予備部隊は七千から五千程度のはずである。

 セーランの見るところ、すでに憲章条約軍は三千から四千の予備部隊を前線に投入していた。となれば、残る予備部隊は三千前後であろう。

 そして今、憲章条約軍はこちらの右翼部隊に対し二千名前後の兵力で逆襲を仕掛けてきた。逆襲、という積極的な手段に及んでいる以上、投入された兵力は残る予備部隊の大部分、おそらくは全兵力、と見るのが妥当であろう。出し渋って攻勢が頓挫してしまっては、戦術的意義がない。

 なぜ今頃貴重な最後の予備部隊を使い切ってまで、逆襲を行っているのか?

 時間稼ぎ、というのが妥当な推論である。だがしかし、ここで憲章条約軍が時間を稼いでも、得るものは少ないはずだ。したがって、小規模な逆襲など予備兵力の無駄遣い、にしかならない。

 本格的な逆襲の前触れ? それもあり得ない。健闘しているとはいえ、すでに憲章条約軍の劣勢は明らかである。こちらは、囮部隊を再編成した七千の予備部隊を、手付かずのままに残しているのだ。憲章条約側が守勢を崩し、攻勢に出たならば、こちらが守勢を取って敵戦力の消耗を狙えばいいだけのこと。勢いが落ちたところで、一気に中央突破を掛ければ、完勝できる。

 他に理由があるとすれば……撤退準備か。

 この丘に、戦略的価値はない。憲章条約側は、死守する必要はないのだ。敵は戦況不利と見て、撤退を決断したに違いない。

 攻勢に出た予備部隊二千は、いわば捨石。その対応にこちらが手間取っているあいだに、本隊に戦場離脱を行わせる肚なのだろう。

 妥当な戦術だ。だが、こちらの目的は憲章条約野戦軍の壊滅。逃がすわけにはいかない。

「突出してきた敵部隊は拘束し、動きを封じよ。殲滅しようと無理に戦力を集中してしまっては、敵の思う壺です。その他の部隊は、積極攻勢に出ます。各隊正面の敵に肉薄し、突破点形成に全力を尽くすこと。その後、予備部隊を投入し、一気に中央突破に持ち込みます」

 セーランはついに勝負に出た。


第百二十話をお届けします。

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