表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一噺 夢 未完成版

 

 2XXX年


 ~~~

『ブーブーブー警告!ブーブーブー警告!』


『悪意のある言葉です』


『本当に送信しますか?』


『YES OR NO』


『YES』


『送信されました』


 警告も虚しく、悪意のある言葉が送られてくる。


 そして、死人がでる、つかまらない犯人、


 ネットキラー大国日本になっていた。


 ネットキラーの認知度はあがり、ネットキラーに対する法律もでき


 インターネットの免許制度の施行、厳しい試験の合格者のみ、利用可能になる等。


 インターネットの使用割合の主がナノフォンとなっており、

 チップ式になっていて、脳内に埋め込むようになっている。


 普及率99.8パーセントほぼすべての国民の脳内に埋め込まれている。


 だが、免許制度や法律が出来る前だった為、

 ナノフォンがネットキラーの殺し場となっているのだ


 そこで(よし)(えい) ()()()に白羽の矢がたったのだ


 時羅富は、先祖が見つけた


 タイムカプセルの中に入っていたネットキラー用のレポートが代々研究されてきた色々なものを参考にして


 ネットキラーに対抗する為の装備等を発明している発明家だ。


 一体どんなものを発明しているのか。


 悪意認知システム(MRS)

 相手の悪意を感じることができる、犯人追跡も可能etc.


 悪意具現化システム(MMS)

 相手の悪意を形にすることが出来る、具現化された相手は動けないetc.


 想像之剣イマジンソード(I(イマジン)ソード)

 イマジネーション力で刃が具現化する、剣のイマジネーションに特化した装備ets


 想像之銃イマジンガン(I(イマジン)ガン)

 イマジネーション力で銃が具現化する、銃のイマジネーションに特化した装備etc.


 想像之槍イマジンランス(I(イマジン)ランス)

 イマジネーション力で矛先が具現化する、槍のイマジネーションに特化した装備etc.


 等の発明品がある。


 そんな発明をしていた 時羅富に、政府から要求が来たのだ


 ネットキラーを日本から滅ぼしてくれと


 それから日本政府は時羅富をリーダーとした、政府公認の機関を設立した、


 その名はネットキラー日本特別捜査機関。

 略して(NJA(エヌジェイエイ)


 ネットキラーに特化した機関だ、捕まえることもできるし、罰することもできる。


 ネットキラー法による。


【第一条】

 インターネット上で悪意の言葉を向けたものは、相手の生死にかかわらず、

 罰する事が出来る。


【第二条】

 相手が死に至る場合は、極刑及び死罪に価する。


【第三条】

 インターネット上でのストーキング等、嫌がらせも、

 厳しく罰することができる。


 etc.


 第一条から第三条までを主に行使できる機関なのだ


 彼には孫がいた、(よし)(えい) 大雅(たいが)


 大雅には一つの夢ができた、でもこれは夢ではない、運命(さだめ)

 ~~~


 まだ僕が幼かった頃


 じいちゃんはタイムカプセルの中にレポートと一緒に入っていたメッセージが

 書かれている紙が入った額縁を渡して見せてくれた。


坊主(ぼんず)よ、これを見てみなさい」


 《悪意の言葉で身内が殺された、悪意は人に向けるものではない。

 悔しいが今では何もできない、未来は変わって欲しい。

 (よし)(えい) (じん)


 じいちゃんは同時に読み聞かせてくれた


 そこには、祖先の思いが書いてあったのだ、


 僕は、なんとなく言葉と文字から祖先の悲しみが伝わってきた。


「がははははは」

「まだちょっとわからんかの?」


 そう言ってじいちゃんは額縁を僕から受け取ると、

 僕の頭に手を置き、ぽんぽんとすると、研究室に入っていった。


 ~~~

 この時から大雅の将来の夢はネットキラーを倒す事になった。


 どうやって倒すかもわからずに、とりあえずは体を鍛えた、

 友達も一緒になって。


 筋トレ、ランニング、がむしゃらに鍛え続けた

 ~~~


「龍くん、待ってよ」


「大雅、遅いぞっ」


 龍くんは凄い運動神経がいい、かけっこ早い、頭もいい、

 NJAの話をしたら俺もなるだって、僕は龍くんに負けないように努力した。

 ・・・


 2年後


「かあちゃん、走ってくるっ」


「あら?大雅」

「今日は茜ちゃんと一緒じゃないの?」


「茜ちゃんと一緒だと、合わせて走るからあまり鍛えられないから」


「わかったわ」

「でも茜ちゃんも誘いなさいよ、絶対よ」

「じゃないとビンタするわよ」

「それとあまりNJAにいって」

「おじいちゃんの邪魔、しちゃだめよ」


「ビンタはやめて」

「邪魔はしてないよ」

「じゃ」


 と言って家を飛び出した。


 いまは、おかあちゃんとじいちゃんの三人暮らしだ、前はおとうちゃんと妹がいたらしいのだが

 僕が1歳位の時に家をでたので、よく覚えていない。


 NJAが出来るので山口から東京に引っ越してきた。


 山口の時は龍くんと鍛えていたが東京に引っ越してきてからは、

 茜ちゃんと一緒に鍛えている。


 茜ちゃんが言うには、“サポータ”の方が向いているらしいが、

 “アタッカ”になりたいみたい、茜ちゃんもNJAに入りたいって言いてくれた

 だから僕と一緒に走ったりしている。


 ~~~

 NJAは、隊員が全然足りていないので、常に入隊募集をかけていた。


 “サポータ”は、それなりの人数がいるのだが、

 “アタッカ”が不足しているのだ、警察、軍隊関係を色々と面接、試験をしたが、

 “アタッカ”の合格者は少なかった。


 “サポータ”とは、主に装備のメンテナンス等、実戦にはあまり出る事はない、

 出ても、守り重視


 “アタッカ”とは、実戦要員、ネットキラーと戦う隊員の事で結構危ない


 そんな中、今回の募集で“アタッカ”の合格者がでたのだ、


 研究室から飛び出してきて、時羅富は喜びのあまり、声をかけた、

 ~~~


「わしは、時羅富だ!合格おめでとう!!!」


福岡(ふくおか) (げん)()です。ありがとうございます」


「これからよろしく頼むぞ!」


「はっ、よろしくお願いします。」


 二人は熱い握手を交わした。


 僕は走ってたどりついて思わず声がでた


「じいちゃん、足が痛い」


「がははははははは」

「はははははははは」


 じいちゃんが笑っている、もう一人の人も笑っている


「おっちゃん 誰?」


「わたしは、玄武だ、よろしくなっ!」


 頭をくしゃくしゃ されながら言われた


「ぼくは(よし)(えい) 大雅(たいが)、ネットキラーを滅ぼす男だ」


 と言い返した。


「じゃあ仲間だな」


「がははははははは」

「はははははははは」


 とまた二人に笑われた


「おっちゃんは “アタッカ”?」


「そうだ」


「いいなぁ 武器は?」


「Iソードだ」


「じゃあ僕はIガンがいい」


 ~~~

 玄武が、剣なら大雅は銃と対抗心を勝手に燃やしただけだった。


 のちに玄武は伝説の剣士と呼ばれるようになる、


 政府が、NJAの施設を東京に建築してから、NJAの施設が時羅富のほぼ家となっている。


 家は近くにあるのだが、時羅富がなかなか帰ってこないので、

 心配で様子うかがいに大雅はトレーニングの途中でNJAに寄っている、

 “アタッカ”が一人増えたので、時羅富も少しは安心できるかもしれない

 ~~~


 まだまだ僕は鍛えるぞ、玄武のおっちゃんに負けてたまるか!


 ~~~

 目指すのはIガン“アタッカ”隊員のみとまたこころにきざむのであった。

 ~~~


「玄武のおっちゃんまたね」


「はははははははは」

「じゃまたな」


「茜ちゃん誘ってもう一回走るぞ」

 ~~~

 大雅はまた足の痛みを忘れてがむしゃらに走りだしたのである。・・・

 ~~~

















【登場人物】


 (よし)(えい)()()()(大雅の祖父、発明家➡リーダー)43歳➡45歳


 (よし)(えい)大雅(たいが)  (時羅富の孫、純粋)3歳➡5歳


 おかあちゃん(大雅の母親)秘密


 おとうちゃん(大雅の父親、???)??歳


 妹(大雅の妹、???)?歳


 龍くん(大雅の山口の時の友達、エリートっぽい)登場時3歳


 茜ちゃん(大雅の東京の友達、おっとり系5歳


 福岡(ふくおか)(げん)() (NJA“アタッカ”合格者、ワイルドっぽい)25歳


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ