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二話

追い出されて2日


私は魔の森に未だ留まっていた


いやー遭難していた


「え~んなんででれないのぉぉぉ!」


わたしはまがりにも勇者パーティーの元メンバーなのだ中級冒険者なんかに攻略できる程度なんかにできるものがわたしにできないはずがない…そんなことも思っていた時もありました



魔の森の名前の由来は抜け出せないような悪魔の森…は違うところにあったので悪を取り除いて魔の森と…なんか微妙な由来だ同じような奴がいくつかあるのだろう



遭難して2日間、彼女はなんとか生き残っていた雑草を食べたり、川の水を飲んだりしていた


…まぁこの時の彼女は知らない

その川を降れば村があることを

そして徒歩二十分と案外気軽なところにあることを


魔の森と言っても木の配置が変わるわけではない


なんなら迷わなように木に目印が付いているくらいだ


最深層は流石についていないが1日で行けるところは普通の森と変わらない魔とは無関係なことを



3日目私は彼女の観察を始めた、いやー違うな私は初日からつけていたので観察日記を書いたと言った方が正しいだろう

私?聖女…いや元聖女と言ったほうが正しいか?その元聖女が追い出されたところを一部始終見ていたものだ、


さて続けよう私は彼女にとても興味を持っていた…このような興味を持つのは久しい


3日目彼女はなぜか棒に石を巻きつけて武器にしていた


なにかするのだろうか


「野菜ばっかはやっぱダメだわ!うんやっぱお肉も取らないと!」

 

どうやら動物を狩る気らしいなぜ遭難していて肉を狩ろうとしているのだろうか?


しかも雑草を野菜と認識している…もしかたらこの女は大変な思いをして育ったのかもしれない 


あとをついていくとあの女は山の奥に入って行ったではないか


それも楽しそうに…


おそらくパーティーメンバーに見捨てられたことがショックで精神を病んでしまったのだろう


「ふふーん今日のご飯は焼肉!」



 

その後も観察をつづけたが動物は見つからない彼女は諦めたのか元来たに道を踵を返して

行った



4日目今日も動物を狩に行った


すごいものだ普通は足跡を辿ったりしてやっと見つかるものなのに運だけで見つかるとは流石だ

やはりこの女は興味深い私はこの女を観察していこうと思った




「いたぁぁぁぁぁ!」


見つけたのはイノシシだった


しかし大声をだして場所が割れたのかイノシシは逃げてしまった


久しぶりの肉を逃すわけにはいかない



「まてぇぇぇ!」


まぁ追いつくはずがないこっちは栄養不足であまり動けない…


「あきらめないわよぉぉ!」


《身体強化》


身体強化は脚力強化とかに比べると全体を強化するのでそこまでパワーアップするわけでもないし魔力もそこそこ食うのだが需要がある格闘技など対人戦など全体を使う動きなどにだが


《身体強化》


重ねがけてイノシシを追いかけて


自作した武器で叩きつけた


すると数メートルほど飛んで絶命した


「今日は焼肉だわ!」


しかし肉の剥ぎ方などがわからない…がそんなことはどうでもいいとしよう


勇者パーティーにもらった服は血みどろになってしまった


そして次は火を起こすのだが…生憎火魔法なんて使えないし


火起こしなんてできるはずもない…


ので生で食うことにした


…泥臭い!


噛み切れないし!


あっこの塊は美味しいかも…


うんうん美味しい部位もあるは





4日目追記彼女が聖女…元聖女だとしてもこんなたくましくなれるものなのだろうか?

血みどろになりながら生肉を貪り食う

原始的な武器で動物の頭を一撃…彼女はもしかしたら原始人か何かなのではないか?聖女ではなくて剣士とかの戦闘職さながらの速さであった…



しかしこの調子でだろうとおそらくまだまだ森から出るのに時間がかかるだろう




「生食もなかなかいけるわね!美味!」


勇者パーティーを離脱させられたのに意外に楽しそうにやっている元聖女であった







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