表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

悪徳業者の横顔

作者: クリクロ

各県や市のHPホームページで注意喚起がなされているとは思いますが、宅地内の下水道排水管の掃除・点検を要求し契約を強要する悪徳業者の事例があるようです。



そして実家にも、似たような業者が直接営業に来たようなのです。母が言うには相手は30代くらいの女性で腰に名前と写真の入ったプレートをつけ、優しそうな方。ただ、名刺はもらえず、会社名も名乗らなかったとのこと。



そして


「住宅敷地内の下水配管は市の管轄ではないので、私どもが点検・掃除を行っています」


「私は、このあたりの担当で毎年、顔を出しています」


「どんなに気をつけていても、排水管にゴミは流れてしまうのです。そしてそれが溜まり詰まる可能性があるんですよ。だから掃除は絶対に毎年必要なんですよ」


それに対し母は


「毎年って、こんな飛び込み営業は初めて来たけど」


「ここに住んでもう30年以上経つけど、1回もそんな掃除やったことないわよ」


と反論してたそうですが、相手もそこはプロ!?なので、あることないこと説明してきたそうです。




ここで問題なのは、この飛び込み営業がクリーンな会社か悪徳な会社かという問題はまず置いといて、話の切り出し方がまず『あなたの敷地内の排水管は汚い』前提で話を進めている点です。つまり日常において確認のしようがない見えない部分に対し必要以上に不安をあおってくる。そうして話の主導権を握り、掃除・点検が必要なんですという流れに持ってくる。


2つ目は『敷地内の排水管は市や区の管轄外』だと強調する点です。これによって、暗に『市や区に相談しても対応してくれませんよ。だからウチにお任せください』という雰囲気に持っていく。『市から委託された』とは言わず、それでいて紛らわしい言い回しをする。ここらあたりが営業話術のいやらしいところでもあります。


母は結構な時間、話を聞かされたそうですが最終的に断ったそうです。そして終始優しかった話し方で営業スマイルのその人が諦めて去る瞬間、その横顔が急変し『怖い顔』になっていたそうです。その印象がとても恐ろしかったと言ってました。



「必要ない」「今は忙しい」という断り方よりは、「即決出来ないから、家族に相談する」という返事の方が、話を長引かせないコツかなぁ〜と。他に対処法があれば教えていただきたいと思います。



皆様もご注意くださいな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 私も似たような経験があり、行政から委託されて調べているのか、委託されているとしたらどこの役場の、どこの部署なのかと尋ねました。 県か市とかなのか、どうなのか! もちろんこう尋ねれば委託か否か…
[一言] と言いましょうか、普通に特定商取引法に違反してませんか? 最初に名詞を出して貰えば良いと思います。出さない場合は警察に電話でOKです。
2019/06/26 21:09 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ