実力の違い
なんていうか、お願いします。
2017/12/01
レベルを変更しました。
「さぁ、話してもらおうか」
相変わらず新村は殺気を李糸に向けながら聞いてくる。
それに対して李糸は口を滑らせてしまった。
「ステータスを......、見たんだ」
言ってしまった......。
「ステータスだと?」
「あぁ......」
「言え」
くついてきやがった......。
嘘をついたら助からないかもしれない......けど。
「名前と年齢、レベルと種族が見えた......。 それだけだ」
「嘘なんてついてないだろうな」
「こんな状況でつけるかよ......」
「ふむ。 まぁ、お前のような低俗な人間が、俺たち魔族の能力を全て見る何てこと出来んだろうからなぁ」
フフっと薄ら笑いを浮かべながら新村は話を続けた。
よかった......。
騙せた。
「しかし低俗な人間でも、お前みたいなのは我々の計画の邪魔になるかも知れんからなぁ」
「殺させてもらうよ」
新村の手の平に黒く禍々しい塊を作り上げた。 出来上がったそれをこちらに投げかけ、小さく言った。
「死ね」
李糸を覆い隠す程の、黒い球が眼前に迫る。
あ、死んだ。
......
...
い、きてる......。
これは、眩しい......。 壁?
李糸の周りには薄い光の膜のようなものが展開されていた。
「何やってんの」
今の声ってもしかして。
「何で、隊長が......」
「大天使様にお前を見張っておけと命令されたんだ。 それから、その盾から絶対に出るなよ」
大天使が......。
っ! それより幼女に伝えないと!
「隊長、そいつはっ!」
「大人しく見とけ」
シェリーはそういい、新村と向き合う。
「全く、こんな子供にまで舐められるとは......。 それよりも明宮ぁ、お前天使なんかと関わりもっていやがったのか。 ということはお前悪魔探しをしていたってところか?」
呆れたような声で新村は続ける。
「だが残念だったなぁ! 相手がこの俺様で!!」
「いつまで独り言を続けるつもりだ?」
あれ、この幼女もしかして煽ってる?
ねぇ、ねぇ!
「おい、ガキの天使。 あまり舐めてると痛い目見るぞ」
お怒りじゃねーか!
「相手との実力差もわからんやつとはな......。 呆れるよ」
「死んどけ天使め」
新村は闇魔法で拳を塗り固め、シェリーに殴り掛かる。
が、シェリーはその攻撃を軽くかわし、カウンターで光魔法を打ち込んだ。
「ウガッ......! き、キサマァ!」
新村はその攻撃に逆上し、目にもとまらぬ連打でシェリーに殴り掛かった。
こんなバトル漫画みたいな攻撃があるなんて......。 一切あいつの動きが見えないぞ。
でも、殴った音が聞こえてこない......?
もしかして、あの幼女全部の攻撃をかわしているってのか?
途中できりがないと感じたのか、新村は攻撃をやめた。
「クソッ! ちょこまかと避けやがって! まぁ、いいさ。お前みたいなやつでも、こいつを食らったらひとたまりもないだろうからなぁ!」
そういうと新村は、手の平に赤い何かを溜めていく。
それはだんだんと大きくなっていき、直径2メートルほどの玉になった。
「お前にこれが何かわかるかぁ?」
「さぁな、どうでもいい」
「フッ、そういっていられるのもここまでだ......! こいつはなぁ、俺の業火と空気を魔素で練り上げた業火球だ。 てめぇみてぇな奴ぁチリも残らないぞ!」
「ぺらぺらと、さっきからおしゃべりな奴だな」
「フハハ、死ねぇーー!!」
新村は練り上げた火球を、魔力による推進力で高速にしシェリーに目がけて飛ばした。
「シェリー!!!」
李糸がシェリーの名前を叫び、それが終わったときにはもうシェリーがいた場所には大きな溝ができて跡形も無くなっていた。
「そ......んな」
「フヒ、ハハハ! 馬鹿な天使だ! 舐めたことをするからこうなるんだ! さて、次はお前だよ。 あけ......ゴぁっ」
「なん、だ」
新村が李糸の名前を言う前に、その言葉は途切れた。
「シェリー......?」
「気安く名前を呼ぶな」
死んだと思っていたシェリーは、新村の首を180度回転させて手を払っていた。
「全く、こんなザコに捕まるとは。 それを処分するこっちの身にもなってくれ」
「いや、そうじゃ......ないだろ」
何が起きたっていうんだ、あの時確かにシェリーはいなくなっていた......。 まさか、隠れて。
「忘れたのか、私は密偵組織の隊長だ。 あのくらいなんともあるわけないだろう......。 避けたに決まっている」
避けたって......。
いくら何でもあんな速さの玉を......。
「それにしてもゆっくりとした玉だったな。」
馬鹿な......。 なんて幼女なんだ......。
絶対に敵に回したくないぞ......。
「あのさ、ステータス見てもいい......?」
「......そうだな、どんな感じか気になるし。 許可しよう」
シェリー、ステータス表示。
〔名前〕 シェリー Lv.84
〔年齢〕 123
〔性別〕 女
〔種族〕 上級天使
〔称号〕 陰に生きる者
【ステータス】
HP 7893/7893
MP 6888/6888
SP 5704
最大体力値 5704
最大攻撃値 6932
最大防御値 7698
最大魔力値 6337
最大魔操値 6916
最大抵抗値 6885
最大俊敏値 8729
〈スキル〉
【瞬間回復Lv.9】【魔力探知 Lv.10】【魔力操作 ‹完› 】
【魔素操作 Lv.5】【中位光魔法 Lv.4】【聖矢 Lv.6】
【治癒矢 Lv.19】【完全空中浮遊】【完全浮遊操作】
【聴力強化 Lv.4】【視力強化 Lv.6】【俊敏 Lv.9】
【嗅覚 Lv.13】【気配探知 Lv.9】【障壁 Lv.11】
【気配遮断‹中› Lv.19】【投擲術 Lv.15】【隠密 ‹完› 】
【消音歩行】【魔力隠蔽 Lv.16】【消音飛行 Lv.12】
......
...
もう何も信じない。
「どう? どうだった?」
そんな興味津々に聞かないでくれ......。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
かなりごり押ししたなぁと反省しています。。。
バトルシーンって難しい。




