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ステータス表示から始める異生活  作者: Ryo
番外 勇者編
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勇者⑬

うおおおお!!!!

めちゃくちゃお待たせしてしまい、申し訳ないです!!

次回は本編を進めます!

 王国騎士団の副団長であるフォンが語り掛ける前にその場を後にする二人。


「な、なぁ。 副団長無視して行っちまっていいのか……?」


 まだ”副団長を無視する”という行動に後ろめたさの残るジェスは、不安を顔に浮かべた。


「僕は時々思うんだ。 時には関わらないほうが幸せなことがあるってね」


「もう~! 逃げるなんてひどいじゃないか~!」


「ほらね……」


 当然フォンはそのくらいじゃ引かず、再び二人の前に現れた。


「ん? おお! どこかで見た顔だと思ったよ! 君は息子と戦ってた少年だな!」


「あ、はい!」


「いやぁ~、惜しかったね! でも相手が悪かった! なんせおじさんの息子だもの!」


「ちょっ……」


 あはははは! と高笑いするフォンにネストは言い返そうとするが、それは前に出された腕によって塞がれることになった。


「確かに完敗でした。 ……でもずっとこのままというわけじゃありませんよ。 自慢の息子が完敗するのを楽しみにしていてください」


 堂々とした様子で、そう言い返した。

 「へぇ……」 と挑戦的な返しに、にやけを隠せないでいるフォン。


「と、とりあえず! 僕たちはこれで!」


「えぇ~。 ここからが面白そうなのに!」


 問答無用だと言わんばかりにその場を離れる両名。

 

「ここらへんで大丈夫だろ……」


 副団長の姿が見えなくなったところで動きを止めた。


「それにしてもジェス。 すごいこと言うな~……」


 ネストは呆れたような、しかしある意味尊敬した瞳でジェスに語り掛けた。


「俺もよく言ったなと思ってるよ」


 ジェスは 「はぁ~……」 とため息をこぼす。 そして今度は軽く口元を緩めて。


「でも、目標ができたよ。 ミリアムを倒す! ていう。 やっぱ敵は自分で取らなきゃだよな!」


 普通のヤツじゃこんな言わないだろう。 こいつはいつか大物になる、そんなことを考えてしまう。


「ん? そういえばこの後何するんだ?」


 なんて考えていた矢先である。


「僕たちはこれから寮で生活するだろ? だから送られてきた荷物の整理とかをするんだよ。 そのあとは部屋に置かれた番号の書かれた紙があるらしいんだけど、それに合った訓練場へ移動をするらしい」


「なるほどな。 訓練場に行く時間とかは言ってたのか?」


「確か一時間後じゃなかったっけ」


「そうか一時間後……。 あれから40分経ってるよな……」


 二人は顔を青に染め上げ、そして。


「 「 いそげぇえええ!!! 」 」


 猛スピードで自室へと駆け込んだ。



 ~20分後~



 ゼェハァと息を上げる二人が唐突クラスへと入ってきた。


「お、おぉ……。 ネストも同じ訓練場だったか……」


「みたい……、だね……」


 当然、訓練場では他の団員たちに注目されることになり。


『オ、オイ。 あれって……』


『あぁ……。 確かに……』


 その場にいた団員達はヒソヒソと二人の噂をし始めた。


「なぁ、ネスト。 なんか俺たち目立ってね?」


 最初に気が付いたのはジェスだった。


「言われてみれば……、ヒソヒソ聞こえるね。 ちょっと聞いてみる」


 そういうと丁度話をしていた集団の所へ、単身生身で飛び込んだ。


「なに話してるんですか?」


「うわっ!」


 噂をしていた男たちの前に突然現れたネスト。

 男たちは驚いて一斉に声を上げた。


「な、なんだお前!」


「え? さっきから何か話をしていたので、気になりまして……」


 ネストは理由を素直に答えると、男たちはそれぞれお互いの顔を見つめハハハッ! と笑いだした。


「なんだぁ! 噂は嘘みてぇだな!」


「そもそもあれ言い出したの誰だよ! ハハハッ!」


「ちょ、ちょっと。 だから、何の話を……」


 すっかり本人は忘れられ、置いてけぼりになっていた。


「いや、すまない。 実を言うとな、お前さん試験当日すごく目立っていただろう? あれがいけなかったんだろうな。 あいつにちょっかいだしたら殺されるって噂が立ってたんだよ! ハハハッ! 面白いだろう!」


 なんともくだらない噂である。


「そんな噂が……。 僕は取って食ったりなんてしませんよ」


「そんなもん見てりゃあ、わかるわな! ガハハハ!」


「いや、すまないな! そうだ自己紹介でもしないか? 俺はセイリュー。 それで今ガハハーと笑っていたのがギンジだ」


 さわやか男子の自己紹介が始まった。 何を言ってもさわやかに聞こえてくるのだから不思議なものだ。


「それで、君は?」


 今度はネストの番に回ってきた。


「あ、えーと。 ネストです。 それからあそこで様子を見ているのがジェス」


 ネストはそう言うとジェスに向かって手招きをはじめた。



*****



「なんだぁ、そんなことだったのか!」


 ジェスに事情を話すとセイリューやギンジの様に笑い出した。


「全く。 そんな噂が立っていたら僕は困るんだよ……」


「いいじゃねぇか! 菜を知らしめるいい機会だ!」


 ギンジは少し荒っぽい口調でネストの背中を叩いた。


「そうだ! なぁ、ネスト。 二か月後にある昇進試験に出てみたらどうだ? 実力はもちろん、信頼もなければ登れない。 ちょうどいい、ここで多くの信頼を得れば合格への近道になるぞ!」


「セイリュー……。 ありがたいけど、この噂じゃ逆効果なんじゃ……」


 セイリューはその言葉を待っていたと言わんばかりに、不敵な笑みを浮かべ。


「俺に任せろ!」


 そう言いキメ顔を三人に見せつけた。

もう、久々すぎてダメですね......。

字の分が苦手なのは変わらずです。

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