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ステータス表示から始める異生活  作者: Ryo
番外 勇者編
44/56

勇者①

今回は本編ではないです。

何千年も前の話になります。

17/12/12 勇者編を番外編として移動するために、この話は一度消されました。

元掲載日 : 17/11/18 00:43

 ミスト村の少年ネストは、早くに両親を亡くした。

 それから彼は、父の友人の農家で働かせてもらっていた。


「ふぅ」

「ネスト、仕事はどんな感じに進んでいる?」


 彼の名前は、ラビア。

 ネストの父の古くからの友で、自分の農場で働く代わりに一日三食、寝る部屋をネストに貸している。


「あ、ラビアさん。 はい、収穫できる野菜は収穫し、今期の野菜たちも植えました」

「やっぱりネストは仕事が速いな! いつも助かっているよ」

「い、いえ、そんな……。 力だけが取り柄で、それに助かっているのは僕のほうです。 八年間もこんな僕に親切にしてくれて……」


 ネストは両親を亡くしてから八年間、ラビアの元で世話になってきた、なので育ての親に近い存在になっていた。


「そういえば、ネスト。 もう15になったんじゃないか?」

「え? ……あ、そういえばそうでした」

「めでたいじゃないか。 ちょうど明日、占い師様がこの村にくるから見てもらうといいさ」


 ここ、ミスト村では、15歳になる少年少女たちを村の集会場に集め、年に一度来る占い師に能力を見てもらう儀式がある。

 それに参加するようラビアは進めてきたのだ。


「でも、僕はお金をあまり持っていないですし……」

「な~に! いつも働いてくれているんだ! それくらい出すさ」

「そんな……、何から何まで。 本当に、ありがとうございます!」


 儀式を受けるには、ある程度の金が必要で、だいたいの家庭は親が金を払っている。

 ネストは両親もおらず、仕事に対する賃金も少なく、儀式を受けることはできないと思っていた。

 この金額というのが実はかなりの金額で、自分の子供以外に金を払うなんて者好きは、そうそう居なかったが、裕福な家庭だったラビアということと、いつも真面目にネストが働いているということもあり、ラビアが全額払ってくれるといったのだ。


「そうと決まったら今日はもう仕事をなしにしてやるから、早く休んでおくといい」

「ありがとうございます。 それでは失礼いたします!」


 挨拶をし、ネストは自分の宿舎に戻った。

 彼は休むどころではなくなっていた、受けられるとは思ってもいなかった儀式を、受けることができる。 

 それだけで彼の心拍数は上昇し、休むどころではなくなっていたのだ。


「あぁ。 楽しみだなぁ、早く明日になってしまえばいいのに」


 そんなことを言いながら、思いながら過ごしているといつの間に落ち着いたのか、すっかり眠っていた。

 そして、目が覚め儀式当日。 ネストは朝から水を浴び、体を清め清潔な服に着替えると村の中心へと足を歩めていった。

 中心には既に、何人もの自分と同じくらいの少年少女たちが大勢集まっていた。

 その中心には村長と黒いローブをかぶった人がいた。

 こんなに多くの子供がいたんだなと考えていると、村長が始まりの一言を言った。


「静かに……。 村のみんな、よく集まってくれた。 今年も毎年恒例である占い師様の儀式を始める。 この儀式では、自らの能力を数値化し将来自分に合った仕事をするための意がある。 ここで自分の力量を図り、自分に合ったことを見つけてくれ。 それでは始める。 占い師様お願いいたします」


 村長がいつもの一言を言うと、ここで占い師が口を開いた。


「一人ずつ見ていくから順番にきてくれ」


 少し高圧的な雰囲気を感じ取れる為か、偉大さのためか、皆一堂に一つの列になり自分を見てもらうのを待っていた。

 ネストはというと、出遅れたせいで最後のほうになってしまった。

 列にはだいたい30人ほどの子供が並んでいて、一人ひとり見てもらっている。

 儀式の方法としては、直径25cm程の水晶の前に村人が立ち、手をかざす。

 この時、占い師は左手に紙切れ、右手を村人の手の上にかざし数秒待つ。

 すると、左手に持っていた紙切れにはその村人の能力値が書き出されている。

 これを金額をもらってから渡すのだ。

 紙をもらった村人たちは様々な反応をするようで、大はしゃぎするものに感動するもの、落ち込んだ顔をするものに、泣き出すもの等、本当に様々なものがいる。

 そんな光景を見ていると、いよいよネストの番が回て来た。


「お、お願いします!」

「あぁ。 そこに手をかざして」


 そう言われてネストは手をかざす。

 この時ネストは占い師の顔を見て、 あ、女の人だったんだ。 なんて考えていた。

 隠れ隠れ占い師の顔を見ていると、占い師の表情がどんどん変わっていくのが分かった。


「……どうか、したんですか?」


 ネストが勇気を振り絞り尋ねると。


「……の…だ」

「え?」

「何者だ!」


 急に声を張り上げて占い師は叫んだ。


「え? 何のこと……ですか?」

「とぼけるんじゃない! こんな能力、見たこともない! 何か隠しているのではないか!」


 は?! と困惑するネスト、そして見せられた紙には信じられない数値が書き示されていた。

 紙には。



 〔名前〕 ネスト Lv.20

 〔年齢〕 15

 〔性別〕 男

 〔種族〕 亜人

 〔称号〕


【ステータス】

 HP 1899/1899

 MP 983/983

 SP 2091


 最大体力値 2091

 最大攻撃値 1733

 最大防御値 1823

 最大魔力値 1534

 最大魔操値 1462

 最大抵抗値 1905

 最大俊敏値 2074


 〈スキル〉

【能力制御 〈一般人〉 】【瞬間再生 Lv.10】【;[/[:;\[】

【聖波Lv.10】【聖炎 Lv.10】【武器の覇者】

【全属性適性】【全強化 Lv.10】【全探知 Lv.10】

【感覚超化 Lv.10】【魅惑 Lv.10】【全操作 Lv.10】

【全耐性 Lv.10】【完全影響遮断】【感覚麻痺 Lv.10】

【覇気 Lv.10】【思考神】【全言語習得】



 ここから下は紙きれを超えていて見えなくなっていた。

 ネストはいまだ信じられず、紙から手を離せずにいた。


「これって……、なんですか」

「それは、私が聞きたいことだ! 何者だ!」

「ぼ、僕はただの、ミスト村の村民です!」

「そんなことあるはずがないだろう! とりあえず、お前には王国にきてもらう! 後の者たち、今は見ることができない、また後日ここに来る」


 そういい、彼女はネストを王国へと連れて行った。

 周りは驚く間もなく取り残されてしまった、少し経ち一人が声を上げると、それにつられ他の者たちも慌て始めた。

 のちに彼が勇者として名をはせることなど、この時は誰も思いもしなかった。

一日またいでしまいました....。

申し訳ないです!

明日はお詫びに二話投稿しようかと考えています。

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