志願者
皆さま! お久しぶりです!
えー、今まで何をしていたかと言いますと自動車免許取得のため合宿に言っておりました!
さーせん!
とりあえず、最新話を書き上げました!
是非見てください!
タッタッタッタッタッ
ひどく急いだ様子の足音が徐々に近づいてくる。
そしてそれは大天使の居る大きな扉の前で止まり、少しづつ扉を開き大天使ミッシェルのもとへと向かった。
「何だ」
大天使が問うと、一人の天使は跪き要件を話し始める。
『ご報告いたします』
「話して見せよ」
『ハッ。 先日、魔界領との境界線付近で偵察を行っている一人からの報告が途絶えました。 そこで最後に報告された近辺を調査しましたら……、酷い状態で遺棄された天使が発見され、より深く調査したところ、魔族のものと思われる体毛や魔族の足型などが多く発見されました。 またそれらはこちらに向かっているとの事です』
「……では、また魔族の侵攻が開始されると」
『可能性はあるかと』
また、あの悲劇が繰り返されようというのか。
しかし今回は以前とは違う。 戦えるものも増え、事前に侵攻してくる敵を知ることができたのだ。
「我らが見た地獄を、今度は奴らに見せようではないか。 皆を呼べ」
『ハッ!!』
それから少し時間が経ち、大天使の目の前には数名の名のある天使が集まった。
そこには当然密偵部隊の三人もそこにいた。
「皆、集まってくれたことに感謝しよう。 早速だが今回集めた理由を話す。 天界と魔界の境界付近で偵察を行わせていた一人との連絡が取れなくなったらしくてな、深く調査したところそれは魔族によるものだったと判明した。 さらに魔族は軍勢を率いてこちらに向かっている可能性があるという事だ」
周りはざわつく。
「また魔族が……」、「軍勢、いったいどれほどいるというんだ……」、「く、クソッ! なぜまた!」
様々な声があちらこちらで聞こえる。
それに対し大天使は一喝。
「静まれッ!」
一斉に大天使へ視線が集まる。
「我々は二度とあのような悲劇を起こさない。 そのためにお前たちを集めたのだ、それなのにこれでは何の意味もないではないか。 成すべきことを成せ」
彼女の言葉のおかげで話はとうとう始まった。
「まず、軍勢というのがどれほどの人数なのか知るべきでは?」
「それも大事ではあるが、まずは市民の避難が先ではないのか」
「次に戦えるものの選出であるな」
「当然我々密偵部隊も参戦いたします」
周りからは期待を帯びた声が上がった。
しかし。
「よろしいでしょうか。 我々が参加したからと言って勝てる戦いではないと、私は踏んでいます」
「と、言うと」
「以前の何倍もの戦力で向かわなければ今度こそ我らは敗北すると、そう踏んでいます」
「ならばどうすればいいというのですか、シェリー様!」
「私の部下である李糸、彼が直々に指導した天使たちが居るのをご存知でしょうか」
「あ、あぁ……。 しかし、彼らは戦えるというのか?」
なめてもらっちゃ困りますよ! と、今度は李糸が前に出てきた。
「俺自身が育てた自慢の天使たちです! 確実に以前の何倍もの戦力となって天界を勝利の道へと進めてくれるでしょう! ただし、彼らにも家族や大切なものがおりますでしょう。 戦に出るのは志願したものだけにとどめてはいただけないでしょうか」
天使たちはそれぞれ顔を見向き、議論を始める。
そして大天使の発言を経て会議は終盤へと進むことになった。
「私はそれで構わないぞ、元々一般市民である天使たちを戦わせるつもりなんて無かったからな。 しかし、戦に志願する者が現れたら李糸よ、お前が全責任を持つのだぞ。 その覚悟はあるのか」
ミッシェルの顔をまっすぐと見つめ。
「当然! 誰一人として欠くことなく戦いを終わらせて見せます!」
彼女は 「ふっ……」 と鼻で笑い。
「ならば全身全霊をもって向かうのだな」
こうして会議は幕を閉じることとなった。
*****
「というわけで、みんなには決めてもらいたい。 当然、俺はみんなを命を懸けてでも守るつもりでは居る。 けれど、それも100%ってわけではない、それでも来てくれる奴はいるか?」
死ぬかもしれない、自分が死に悲しむ人がいるかもしれない、不幸になる人がいるかもしれない。
しかし、それでも自分の生まれ育った国を思う気持ちや、助けられた恩が彼らの背中を押した。
「……僕は……、出ますッ! この命があるのは李糸さんにあの日助けられたからだ! 今度は僕がお返しをします!」
一人が声を上げると、それに呼応するように次々と声が挙がっていった。
「俺もだ、妹はあなたに助けられた! でも、本当は俺が助けなくちゃいけなかったんだ。 今度こそ俺が自分の手で家族を助けるんだ!」
「私だって! もう二度とあんな光景は見たくない……。 みんなが笑って過ごせるように私は戦います!」
守りたいものなんてそれぞれで違う、その理由も意味も大きさを違うだろう。
しかし、守りたい。 このことに関しては皆が同じ気持ちで答えているのだと、そう感じ取ることができた。
「みんな……。 わかった。 みんなの事は決して死なせない、だからみんなは助けたい人たちを全力で救って見せろッ!」
『うおぉぉぉぉおお!!!』
いつの間にか志願する者は半数以上へと数を増やしていた」
「そして今回辞退した奴ら……」
その言葉を聞いた辞退者たちは、顔をうつぶせてビクッと肩をすぼめる。
「何も気を止むことはない。 理由は色々あるだろう、それをとやかく言うつもりはない。 傍にいて守りたいものや戦いに出るわけにはいかない奴、恐怖、トラウマ。 正直俺だって怖いさ、逃げ出したいくらいだ。 何て言ったって俺は天界とはもともと関係ない人間だしな。 とにかくお前たちがすることは悪ではない。 ただ一つ、生きて帰って来てほしい、そうとだけ願ってほしいんだ。 それだけでいい。 それじゃあ解散だ! 志願者は五時間後にここに集まってくれ!」
どうでしたか?
だいぶ久々でキャラが分からなくなりそうでした!
会議中はただのmobキャラがしゃべったりしてるので見分け着くか不安ですが、皆さまはちゃんと見分けられるだろう信じてます(
ではでは!




