天の声
小話的な?
あれからシェリー(心の中では幼女と呼ぼう)に連れられ兵舎のようなところに行った。
「今日からここで生活してもらう」
「あ......、あの」
「なに」
「俺の家は? 帰れるの?」
「心配しないでいい、ついてきて」
幼女はそう言うと兵舎の中に入っていった。
そのまま幼女は一つの部屋の中に入っていき、机に指を向け言った。
「この机の引き出しから現世のお前の部屋まで繋がっている」
「ドラ〇もんかよッ!!!」
「?」
いやいや、そんなきょとんって顔されても困るんですよね。
明らかに超有名作品からアイディアパクってますよね......。
「ま、まぁ。 いいとしましょう」
「ちなみに、こっちの時間と人間界の時間は違っているから」
「え!? 浦島太郎みたいになっているってこと......?」
「その逆、こっちの世界じゃ何日経っても現世に戻ったら数分しかたっていない」
「なんてご都合主義なんだ......」
とりあえず戻って学校に行かなくちゃな......、麻里も呼ぶべきか。
「麻里......、えっとメアリーはどこにいる?」
「メアリーなら自分の部屋にいるはずだ」
俺は幼女から麻里の部屋の場所を聞き出して向かうことにした。
途中何人か天使を見てステータスを覗いたりしてみた、そのたび天使には汚物を見るような目で見られることになった。
しかし、それで分かったこともあった、天使たちの基本的なレベルだ。
今のところだとだいたいがLv10あたりのやつが多かった、中にはLv16やLv7なんて天使もいた。
「結構まばらなんだな」
そんなことを何回かしていたらいきなり頭の中で機械的な女性の声が響いた。
{称号 盗見魔 を手に入れました。装備しますか?}
{Yes or No}
......、の......Noだぁーーー!!!
な、なんだ今の声は!!
それよりなんだ! その不名誉な称号は!!
そこから李糸は大人しく、麻里の部屋に向かうのであった。
次はちゃんと長く書きます。