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ギルド

だいぶ流れてます。

「ん……。 こ……こは……」


「おお、目が覚めたか」


 グランツの目が覚めた場所、それは馬車の上だった。


「李糸さん、これは……」


「おう! 亜人の国に向かっている!」


「はぁあああ?!!」


 苦手だと言っていた人間、それらが住まう亜人の国、そこに連れてこられていたなんて知ったら叫ぶのも致し方ないだろう。

 グランツはいまだ現実を受け切れてい無い様だ。 目は泳いでおり 「亜人……。 人間……」 と何度も口にする。


「お、見えてきたぞ! 町だ!」


「もう、どうにでもなっちまえ……。 ははは……」


 引きつった顔で現実を受け入れたグランツ。


 町につき、二人は馬車を降りる。

 李糸は目をキラキラさせながら、その場で一周すると。


「来たのは二度目だけど……。 これが異世界!! よし、ギルドを探すぞ! こい、グランツ!」


 そう言い、李糸はグランツの腕を引き、走り出す。

 町を走り続けると、以前見たギルドに似た建物を発見した。


「ここがギルドか……?」


 李糸は近くにいた人に 「ここってギルド?」 と尋ねると。


『ああ、そうだよ。 なんだい、あんたらギルドに入りたいのかい?』


「ああ、そうさ! 最強の冒険者になってやるさ!」


『ははは! そうか、まあ、頑張れや!!』


 おじさんはそう言い、近くにあった酒場に入っていった。


「さて、入るぞグランツ!」


「あい……」


 グランツはたくさんの人間によっている様子だ。 中に入ると目の前には受付が、左右に板があり張り紙が止めてある。 さらに、受付までの間にはテーブルがいくつか置かれており、そこで冒険者たちが情報の交換なんかを行っていた。


「す、すげぇ……! そうだ、受付に行くぞ!」


 受付には、受付嬢のような人が座っていた。 ある程度近づくと、彼女は 「こんにちは。 本日は何を?」 と尋ねてきた。


「ええっと……。 冒険者になりたくて」


「かしこまりました。 それではギルドカードを発行しますので、銅貨に10枚とこの書類に必要事項を書き込んでください。 ところで、そこのお連れさんも冒険者に?」


「はい! 彼のギルドカード発行もお願いします! 今は金貨1枚しかないんですが……。 大丈夫ですか?」


「ええ。 それじゃあお釣りの銀貨と銅貨ですね。 書き終わったら持ってきてください」


 受付嬢は常に笑顔を絶やさず、流石受付嬢といったところだろう、期待を裏切らない。

 李糸は書類をすぐに書きこんだ、グランツには半場強制的に書かせる。

 少しして、二人は書き込みを終えると。


「はい、確かに受け取りました。 それでは発行までに2時間ほどかかりますので、その時になったら、また来てください」


「分かりました。 それじゃあ、武器でも探すか!」


 グランツを引き連れ、彼らはギルドを後にする。

 向かった場所は武器屋。


『らっしゃい!! ん? お客さん、見ない顔だね。 新入りか?』


「流石! そうです、新人です!」


『ほう! 新入りでウチを見つけるとは、目がいいねぇ!』


「ははは!! まあね!」


 意気投合した店主と李糸、商品のサービスをしてもらい、おすすめの宿まで教えてもらった。


「みんないい人ばかりだ……。 な! 人間だって良いとは思わないか?」


「芋だと思えば、何とか……」


「こりゃ重症だな……。 とりあえず、宿を予約しちまうか」


 とてつもなく順調に進む李糸、次は先ほど教えてもらった宿に向かう。


「ごめんください!」


『はいはい。 いらっしゃい』


「今夜二人で予約したいんですけど」


「じゃあ、そこに名前を書いてくださいね」


 名前を書き、宿も取った。 ちょうど2時間ほど経ち、今度はギルドに向かう。


「お待たせしました、こちらがギルドカードです。 それでは、諸注意やご説明のほうを致しますね。」


 そういうと、受付嬢は机の下から分厚い本を取り出す。


「まず、冒険者の方々にはランクが存在します。 ランクはそれぞれ F から A そして、 S と SS が存在します。 これらはギルドカードの色によって見分けがつきます。 ランクのあげ方としては、基本的には受け取ったクエストの達成回数や、クエストランクの高いものを達成した時などです。 それから諸注意ですが~……」


 受付嬢の話は30分程続き、やっと終わった。


「それじゃあ、さっそくクエストを受け取るか! グランツはどれがいい?」


「今までのイライラを何かにぶつけたいです……」


「良し! 討伐クエストだな! 俺たちはまだ、Fランクだから……。 Eランクの一番難しそうなこれにするか!」


 李糸はその張り紙を板から剥がし、受付嬢に渡す。


「こちらを受けるんですか?」


「はい! お願いします」


「うーん。 わかりました、死なないように気を付けてくださいね」


 受付嬢は不安な様子で彼らを見送る。 その後、一時間もしないうちに素材を狩って戻ってくることは言わずともわかるだろう。


 こうして、二人はEランクに進級するのであった。

当然、グランツ君は死んだ顔で引きずられていたんでしょうね。

討伐クエストで豹変していそう。

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