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追撃

本編です。

 麻里たちと再会した李糸、お互いにとって心強い仲間を手に入れた。

 これで防衛も楽になるだろうと、みんながそう考えていた時。


 カンカンカンカン!


 やぐらから鐘の音が鳴る。


「敵の数! ……ご、500!!」


 見張りが大体の数を叫ぶ、最初に比べると、かなりの数の魔族が侵攻してきていた。


「不味いですね……」

「ああ、李糸お前は私についてこい」


 シェリーは李糸にそういい、敵が少ないところを狙って戦場に出ていった。

 それにつられるように李糸も赴く、周りにいた天使も数人付いてきた。

 現在の李糸は、魔族とも十分やりあえるだけの戦闘力が備わっていた。

 そのうえ、上手くスキルを駆使することで、魔族たちを効率的に撃退していくことができた。

 シェリーも圧倒的な戦闘力で、魔族たちを蹴散らしていた。

 こうして確実に魔族を倒していると。


「! 隊長、強いのが二人来ます!」


 李糸の気配感知に、強力な反応を示す個体が二つ、こちらに向かってきていた。

 シェリーも気づいていたのか。


「油断するんじゃ無いぞ」


 そう一言。


 李糸もそれに対して、 「はい」 と一言答えた。

 少しすると、割かしすらっとしたラインの魔族が一人と、身長が2mはありそうなガタイのいい魔族が一人現れた。


「な~んか、さっきから仲間の反応が消えてると思ったら、お前たちが犯人ね~?」


 すらっとした魔族が言った。

 続けて大きい魔族が。


「シェーン、早く殺ってしまおう。 俺はあの女を殺りたい」

「まあ、そうあわてるなよレキ! それにしても、見た目に反して物好きな奴だな~」


 こんな会話をしているが、実力は確かだと李糸は感じていた。

 目の前にきて分かった、こいつらはシェリー並みにやばい奴らだと。

 実際にはシェリーのほうが実力は上かもしれないが、そう感じる程、李糸との差があった。

 幸い、戦闘力が少し下のすらっとした魔族、シェーンが李糸の相手だった。


「それにしても君たちがここまでやるとはね~。 想像してなかったよ」


 シェーンという魔族はそいいながら、李糸に近づいてきた。


「ん? お前、ひょっとして……。 っあ~! やっぱり!」


 彼は急に、驚いたような声で李糸を指さした。


「天使じゃないだろう、お前! なんか天使とは違ったものを感じると思ったんだよな~!」


 ラッキー! なんて言いながら指を鳴らす魔族。

 そんな彼のステータスを、こっそり覗く李糸。


 〔名前〕 シェーン ・ フリードLv.40

 〔年齢〕 26

 〔性別〕 男

 〔種族〕 魔族

 〔称号〕 死神


【ステータス】

 HP 4823/4823

 MP 3745/3918

 SP 2653《減少》


 最大体力値 2899

 最大攻撃値 4732

 最大防御値 3910

 最大魔力値 3824

 最大魔操値 3621

 最大抵抗値 3750

 最大俊敏値 4822


 〈スキル〉

【瞬間回復Lv.1】【筋力強化 Lv.7】【調査 Lv.3】

【気配感知 Lv.19】【魔力感知 Lv.14】【魔力操作 Lv.19】

【脚力強化 Lv.5】【カースサイス Lv.14】【デスサイス Lv.13】

【殺気 Lv.12】



 まずいな……。

 李糸は洞窟でのことを思い出していた。

 実力差のある敵にあっさり殺されかけてしまったのである、しかし、今の李糸はあの時よりもレベルが上がっていた。

 ここ最近、魔族とも多く戦ってきたので、戦闘にも慣れていた。

 そして、初手を打ったのは李糸!

 魔力隠蔽とシャドウカッターの併用を使う。 しかし、寸前のところでシェーンに避けられてしまった。


「うおっ! ぶねー……。 気を付けねぇとな~」


 シェーンの警戒が強まる、という結果に終わってしまった。

 そして彼の攻撃、大きな鎌が現れ李糸を切りつける。

 上手いことで避ける李糸、いら立ちを隠せないシェーン。

 そして鎌を振りかぶった瞬間、李糸がシャドウカッターを使用する。

 ここでついに李糸の攻撃が当たった。

 影はシェーンの左目をとらえ切り付けた。


「うぐぁっ! て、てめぇ……。 ぶっ殺してやる……!」


 シェーンはここまで大ぶりの鎌を使っていたが、ここで一回り小さい鎌を取り出した。

 そのおかげかシェーンの動きは前よりも俊敏になった。

 李糸は称号を天の使者に変更し、集中とシャドウカッター、光矢を使って応戦。

 何とか相手の攻撃をさばいていたが。

 ここからさらに相手の動きが速くなる、李糸は追い付けず右肩から腹にかけて切り付けられてしまう。


「ふぐっ!!」


 痛みは痛覚耐性で緩和されたものの、確かな傷を李糸は負っていた。

 血は川の様に流れ、意識を失いそうになる、何とか踏ん張り重たい体で戦いを再開する。

 すると急にシェーンが笑いだす。


「ク、フフフ! そんな体でまだやるのか? とんだ自殺志願者だなぁ!」


 自分でも頭がおかしいと思うくらいだ、李糸のHPはすでにレッドライン、残り500あるかないかだった。

次も本編です。

恐らく。

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