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零れ詩  作者: 文 詩月
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ほしい色

 


 静粛な白 深遠な黒

 輝く緑に 燃える紅


 ここは とても

 美しい色で満ちている


 山々は 木々の住みか

 わき水は 小川へと流れていく


 はじける アケビ

 甘い甘い ポポの木の実

 ころころ ムカゴは 山芋の子


 ぜんぶ ぜんぶ

 ここに来て 出会ったこと


 うれしいよ

 たのしいよ


 だけど ここには

 青がない


 あなたの愛した

 空の青 海の青


 私が涙ごしに見た

 青の世界が どこにもない


 帰りたいわけじゃない

 帰れる場所も もはやない


 私は ここで 生きていく

 ここを 愛し 生きていく


 嗚呼 だけど

 ……青が見たい



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