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零れ詩  作者: 文 詩月
4/5

私寄れば喧しい

 


 本音 建前 綺麗事

 非難 中傷 褒め言葉


 世間の人々は いつだって

 喧しい 喧しい


 だけど 一番 喧しいのは

 私の 頭の 中の声


 他の誰かと 一緒にいると

 わらわら わらわら 集まって

 てんでんに 好き勝手 喧しい


 私は 一人の はずなのに

 何で こんな ちがう考え

 たくさん たくさん

 たくさん あるの


 だから 私が 話すこと

 いつだって 本当で 嘘っぱち


 大好きな 人であるほど

 どの私の 言うことが

 正しいか わからない


 傷つけたくなくて 傷つきたくなくて

 大切だから すごく 疲れる


 嫌わないで ほしいのに

 褒められると 少し苦しい


 ああ なんて 面倒くさい


 面倒くさい 私だけど

 私たち 結局そんな 私が好き


 嫌いで 嫌いで 大嫌いで

 だけど 結局 自分が可愛い


 喧しい 喧しい

 今日も 私は 喧しい


 愛されたくて 喧しい





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