ギルドの秘密
「こんにちは。ギルドははじめてですか。それでしたらこちらに登録をおねがいします。」
ここはギルド。俺たちは冒険者として登録するためにやってきた。
と思っていたら、
歩美「私たちはもう登録しているわよ。」
清也「えっ、じゃあ俺一人?」
博人「ちゃんとついていきますよ。」
裏切られた。俺はてっきりみんな初心者からがんばろうねーって感じで行くんだと思ってたぞ。
そりゃまあみんな俺より強いんだからきずくだろって思うかもしれないけどさ、博人なんか俺よりも足遅かったじゃん!
俺は受付のお姉さんからもらった書類に記入した。中身はめちゃくちゃシンプルだった。
なりたい職業、種族、名前、誕生日とかだ。
「はい、お預かりします。ではこちらをどうぞ。」
お姉さんからカードを渡された。
「それは冒険者カードです。それに倒したものや称号が記録されます。」
なるほど、ログみたいなものか。これは便利だな。これをみせれば不正もできないし、功績を疑われることもない。俺はまだ13歳という健全な少年だからな。疑われても仕方ない。
それにしてもきれいなカードだ。光り輝いている。誰かに自慢したいな。
清也「ふっふーん.いいだろ。俺は新しいからきれいなカードだ。」
歩美「もうなにいってんのよ。それはいつまでもきれいなように加工してあるし、私のカードみても言える?」
歩美はつけている指輪からカードを取り出した。収納アイテムみたいだな。
そのカードは銀色だった。俺のカードは透明だ。ただの透明と銀どう比べてみても銀の方がきれいだった。
清也「どうやったんだ。俺も銀色がいい。」
すると受付のお姉さんが口を挟んだ。
「そのカードの色はランクで決められております。E級は透明、D級は銅、C級は銀色、B級は金色、A級は虹色となっております。」
清也「じゃあE~A級まであるんだな。」
博人「いいえちがいますよ。S級、SS級、SSS級があります。」
清也「じゃあカードの色はどうなるんだ?」
「その方の好みによって、サファイアやルビー、エメラルドなどがあります。」
俺たちはついでに依頼を受けることにした。
高いランクであればギルド内で直接貴族や王族に依頼の説明を受けるらしいが、俺たちのようなランクの低い冒険者はギルド内の他の職業からの依頼やギルドからの依頼としてギルドが保有している高原や森林の資源の採取や魔獣の討伐。また国への貢献として村の魔獣の討伐や戦争への駆り出しもあるらしかった。
清也「どれを受ければいいんだ?」
博人「先ほど僕達でチームをくみましたよね。そのおかげでD級の依頼も受けられるようになっています。」
見たところ、E級の奴はほんとに弱いんだろな、依頼の数が他と比べて極端に少なく、荷物運びや雑用の仕事しかなかった。
博人「D級とE級の扱いはかなり違います。なのでD級にはステータスと貢献度が一定以上ないと上がれないという過酷な条件があります。」
つまり、E級じゃほとんど一般人扱いか。まあそりゃそうだもんな。冒険者っていうのはギルドの中では一番給料が高いらしい。だから稼ぐために一般人がたくさんはいるだろう。
清也「つまり、D級の依頼には一番簡単な魔獣の討伐しかないってことだな。よし、それならこれにしよう」
博人「ゴブリン退治ですか…。いいんじゃないですか」
ゴブリンと言えばゲームの中で一番弱いっていうイメージがあった。おそらく本当だろう。なんせD級の依頼だしな。
「それではいこうか!」




