〜第一章〜WhiteLove〜1〜
今晩は。
藤井雪彦{べこ丸}で御座います。
ではお楽しみくださいませ。
〜第一章〜WhiteLove〜1〜
雪実が雨傘に顔面パンチを炸裂させ、一年一組の教室は騒然となっていた。
雨傘は鼻血ブーの鼻を両手で押さえながら
「てべぇっ{てめぇっ}…!!
…守上っ!!
絶対に許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっ…!!
慰謝料一千万をてべぇの自宅に要求してやるううううぅぅぅうぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅっ!!」
と雪実に慰謝料一千万を要求してきた。
担任の古木は
「守上っ…!!
お前は常日頃から優秀な生徒だと思っていたが………
一体全体なんてことをしてくれるんだっ!!
今後の我が校の将来の運営にも関わってくる重大事案だっ!!」
と、一人で雪実に叫んでいるが、雪実はそんな古木など透明な空気のような存在としか思っておらず、アウトオブ眼中で、雨傘に対し、右腕をまっすぐ向け右手の人差し指と中指を突き出し他の指は折りたたみ
「貴様っ!!
物申せっ!!
貴様ぁっ!!」
と叫び、右腕を素早く右横に振り、力強く発言する。
「成金上がりの金の亡者が偉そうに高い所から他人を常に見下し蔑みやがってっ!!
お前はいつだってそうだっ!!
だいじな頭のネジが相当吹っ飛んじょるっ!!
お前のような【魑魅魍魎{ちみもうりょう}】にうちを愛する資格なんて無いっ!!
一般市民の底力舐めてんじゃねぇよっ!!
お前がうちの家に一千万要求しても勿論即却下っ!!
うちこそ、うちの未来の亭主と毒水くんの長期に渡る身体的精神的苦痛代っ!!
加えて、うちのこれまでの超弩級精神的苦痛代っ!!
慰謝料合計一〇〇億円を雨傘家に要求しちゃるっ!!」
雪実がそこまで雨傘に発言すると毒水が教室に現れた。
「おっと、そこまでだ」
と、毒水は言い、毒水はそのまま古木に歩み寄る。
「人生は辛いねぇ。
古木大先生様…
お前は証拠隠滅の為にしばらくオネンネしててもらうぜ」
と、毒水は言うと古木の腹部を両腕で軽々と持ち上げ、そのままジャーマンスープレックスをブチかました。
古木は
「へぎょぷっ!?
と言い残し、鼻血を噴き出し、口から泡を吹きピクピクしている。
毒水は
「こりゃ清水と守上が結婚したら完全な、かかあ天下だな。
守上っ!!
お前は今すぐ身の安全の為にも清水の居る保健室に行ってくれ。
そこで好き勝手に思う存分いちゃつけばいいか。
俺が用があるのはそこの成金上がりの金の亡者の【鼻血ブーやん】。
ワレや」
毒水がそこまで言うと雪実は足早に教室を走り去っていく。
毒水は
「一年一組のみんな、俺の本当の正体を清水と守上だけには絶対に秘密にしといてくれ。
そのほうが格好いいから♡」
クラスのみんなはこくりと頷く。
「なんなんだ…てべぇは。
俺のパシリの毒水…」
「違うね。
訂正しろ。
ボランティアだった毒水だ。
おい雨傘、俺とタイマン張れ」
雨傘は突然、毒水に喧嘩を売られ「いい度胸してるじゃねぇか。このパシリ野郎っ!!」と言い、毒水に急接近していきパンチを振るうが、毒水にいとも容易くかわされる。
毒水が、今度はこっちの番だというばかりに鋭いパンチを雨傘の身体中の急所の四方八方を確実に捉えて繰り出し続け、雨傘はサンドバッグのように毒水に一方的にボロクソに殴られた。
雨傘が途中で意識を失い倒れると、毒水は口にする。
「だからボランティアだったって言ったっしょ♡
鼻血ブーやん♡
ワレに殴られようが蹴られようが痛くも痒くも無かった…
ヘヘッ…
【能ある鷹は爪を隠す】ってよく言うだろ。
御生憎様、俺は父から幼少期から今に至るまで武芸の稽古は厳しく鍛え上げられてるんだ。
【毒も薬】って言葉があるよな?
俺ん家の毒水家は江戸時代中期より三〇〇年続く医療家系の一族なのさ。
俺がボランティアやってた理由は父から、俗にいうワレのようなゴロツキの精神的観点からの分析、または心理的観点からの分析を徹底的に学べと命令されてただけ♡
要するにワレは俺にとって【単なる実験体】だっただけ♡
っぷっ…くくくっ。ザマァ見晒せぇ。
さぁて、もうこの学校には用済みだし転勤族の俺は転校するか。
大親友、清水…
運命が巡ればまた逢えたらいいなぁ。
いざさらば」
一年一組の一同は驚愕したのであった。
御愛読誠に感謝申し上げます。
ではまた会いましょう。




