貞操逆転異世界で女騎士団の雑用係になる話
資料集めに色々調べてたら似たようなテーマの作品を見つけちゃったけど内容は(多分)違うのでセーフと思い投稿しました。もしかしたらその内タイトル変えるかもしれません。
ある日、トラックに轢かれて死んだ俺は女神からチートスキルを貰いテンプレ的なファンタジー世界に転移した。ちなみに女神いわく、この世界では男女の貞操観念が逆転しているらしい。
というわけで、目覚めた地点の森に挟まれた道を進み街の入り口にたどり着くと、女神の言っていた通り美人な女騎士が門番をしていた。
「入場料は銅貨三枚ね。ちなみにこの後暇? お姉さんと遊ばない? 君カッコイイから色々と奢ってあげるよ?」
「本当ですか? じゃあ入場料を……」
「えっ……噓でしょ? そんなにお金ないの?」
「ないです。ついでに稼げる仕事を紹介してもらえるとありがたいんですが……」
銅貨三枚がいくらか分からないが、門番のお姉さんに憐みの視線を向けられたので相当ヤバいのだろう。
仕事を紹介してもらえなかったらどうしようかなと考えながら見つめ合っていると、お姉さんはニヤリと口角を上げた。
「いいわ、いい仕事紹介してあげる」
そう言ってお姉さんが紹介してくれたのは騎士団の雑用係だった。主な仕事は飲み物の差し入れとか洗濯とか、部活のマネージャーみたいな感じと言えば伝わるだろうか。
軽く話を聞いて悪くなさそうだなと乗り気になっていると、そのことに気付いていないのかお姉さんはいかにアットホームな職場であるかを熱弁してくる。
「君、他の街から来たでしょ? そうなると普通の仕事は厳しいし、かと言って誰でもなれる冒険者は男の子向きじゃない。でも騎士団なら安心安全、給料も冒険者とは比較にならない。ちょ~っとマッサージの時肌に触れてもらう必要はあるかもだけど、別に裸ってわけじゃないし……どう?」
「そうですね、お願いします」
「やった! じゃあ早速で悪いんだけど詰所まで来てもらえるかな? 契約書がそこしかなくてね」
「分かりました」
こうして、異世界での生活が始まった。
ーーーー
正午、訓練場で三十人ほどの騎士が汗を流しながら交替で打ち合いを行っていると、団長によって全員が集められた。突然の集合に彼女たちが何だ何だと思いながら整列すると、団長が一人の青年を連れたって前に立つ。
すわ彼氏かと(ほぼ)全員が殺気を放ちそうになるが、青年を怖がらせるわけにはいかないと何とか理性で押しとどめた。隊長はそんな彼女たちの反応を予想していたのか、一切の反応を示さず淡々と話を進める。
「今日からここで働くことになったマサだ、新人だから丁寧にサポートしてやれ。以上」
「よろしくお願いします」
そう言ってペコリと頭を下げると、みんなは嬉しそうに手を振ったり褒めてくれたりと無害な獣アピールを行ってきた。男だらけのむさくるしい部活に女子マネージャーが来たらこんな感じなんだろうな、と思いながら笑顔で手を振り返す。
そんなこんなで彼女たちの訓練が終わり、洗濯の時間になったが面倒なので軽いボディタッチで変わってもらう。その後、私服に着替えた団長と共に(なぜかある)マッサージ専用の部屋へ入ると団長はいきなり服を脱ぎ捨てた。
今更になるが、団長の見た目は赤い髪をストレートに伸ばしたスタイルのいい美人さんで、そんな団長の現在の服装はセクシーなネグリジェ一枚のみ。当然スケスケなので内側が丸見えなのだが……。
「あの、下着は?」
「最低でも服を一枚は着る、そういう契約だったからな……服屋に売っているのだから、これも立派な服だろう?」
そう言って、捕食者のような笑みを浮かべた団長はさっさとベッドの上にうつ伏せになると、早くしろと言わんばかりに視線を送ってきた。
普通の男なら騙されたことにショックを受けて絶望する場面だろうが、俺からしたら嬉しい誤算でしかないので遠慮なくその筋肉質な脚から揉ませてもらう。いや~、誘導する手間が省けてよかった。
「んっ……中々上手いじゃないか」
「痛くないですか?」
「ああ、もっと激しくしてくれていいぞ」
「分かりました」
わざとらしい言い方をする団長に興奮したままお尻の上に乗ったり、NGなしで仰向けになった団長の全身を揉みほぐしたりして達成感に浸っていると、いつの間にか俺と団長の位置が入れ替わっていた。
何が起きたか理解できていない俺が口を開けて呆けていると、団長はズボンの上から俺の大事な所を優しく弄ってくる。
「あの、団長?」
「全く、こんなに興奮させて……誘っているのか?」
「それは、その……団長が……だから」
「ふふ、君は可愛いな」
生まれて初めて美人に迫られた俺が照れていると、団長は笑みを深めながら触り方を変える。
明らかに慣れているであろうその手つきに経験のない俺が勝てるわけもなく、されるがままにされていると団長は一度触るのを止め俺の服をゆっくりと脱がした。
「安心しろ。ちゃんと優しくしてやるさ」
そう言って大きく口を開けた団長に、俺の全ては呑み込まれるのだった。
ーーーー
騎士団で働き始めてから数日、毎日のように団員のみんなにマッサージを行っているとついに門番のお姉さんがやってきた。
「は~あ、や~っとわたしの番だよ~」
「お久しぶりです、お姉さん」
「久しぶり~……わたしが言うのもなんだけどさ、どう? 上手くやれてる?」
「多分。みんな満足したって言ってくれるんで」
「それはよかった。じゃあ、お姉さんも期待させてもらっちゃおうかな?」
お姉さんは真面目な方のマッサージには興味がないらしく、部屋に入るとすぐに俺をベッドに押し倒して好き勝手に欲望をぶつけるのだった。
仕事ぶりが評価されて、ある程度なら王城内を自由に歩き回ってもよいと言われたので暇つぶしも兼ねて探索していると、今日も一人の騎士にマッサージをお願いされた。
今回のお相手は茶色のおさげを肩に流した人妻さん、スタイルも性格も素晴らしい女性なのだが若い男が好きで味見しまくっているという欠点がある。まあ、俺からしたらありがたい趣味なのでどうでもいいが。
「マサくん、今日もお願いね~」
「……大丈夫ですか? ここ廊下ですけど」
「平気平気~、何かあってもちゃんと責任は取ってあげるから……ね?」
そう言って可愛らしくウインクをした奥さんはポイポイと服を脱ぎ捨てると、壁ドンで俺の逃げ場をなくしてから服の中に手を入れてくる。
「んふふっ、やっぱり若い子って最高よね~。少し触っただけでこんなに反応してくれるんだから……」
「俺も、奥さんのこと好きですよ。気持ちよくしてくれるので」
「ふふ、悪い子」
耳元でそう応えてあげれば、奥さんは俺から離れ壁に手をついて既に準備ができている肉体を見せつけてくれる。この女性は被虐よりの性格なので、自分が動くよりも相手に荒々しく求められる方が好きなのだ。
当然、俺も求める方が好きなので、お望み通り彼女の身体を蹂躙してあげるのだった。
訓練場の隅で休憩している三人の騎士の元に、一人の青年が忍び足で近づいていく。
「ねえ、昨日どうだった?」
「昨日?」
「ほら、例のマッサージ」
「あっ、それは……」
「ん? どうかした?」
「……実は――」
「やあ」
「「「!?」」」
背後から声をかけると、彼女たちは分かりやすく全身を震わせて驚いてくれた。
それもそのはず、彼女たちはいわゆる陰の者であり猥談の途中でいきなり異性……しかも話題に出していた本人に話しかけられたのだ。これで驚くなという方が無理である。
今頃、彼女たちの脳内はどう言い訳するか、嫌われていないか、周りにバラされたらどうしようなどと目まぐるしく回っていることだろう。可哀想に、一体誰がこんな酷いことを……。
「君、昨日来なかったよね。何で?」
「「え?」」
「あっ、それは……その……」
「な、何で行かなかったのさ。せっかく卒業できるチャンスだったのに」
「そうだよ。わたしたちの相手してくれる男の子なんて……」
「だ、だからだよ。わたしみたいな女とするなんて……嫌だろうから」
「それは……」
「……」
二人は何も言えなかった。最初に話を聞いた時は早く自分の番が来ないかと酷く浮かれていたが、確かに考えてみればその通りかも知れないと思ったからだ。
そんなことを言われたら同類の自分たちも部屋へ行きにくくなるじゃないかという憤りはさておき、相手の気持ちを考えていなかった自分を恥じて反省した。
しかし、この世界では出会えなかったであろう救世主は、黙って俯いている彼女たちを見捨てなかった。
「大丈夫だよ。みんなちゃんと可愛いから」
「「「……ふえ!?」」」
「だから、遠慮しなくていいからね」
「あう、あう……」
少女は涙した。男の子に受け入れてもらえた嬉しさで、そして昨日部屋へ行かなかった後悔で、次に自分の番が回ってくるのは一体いつになることやら。
「行けばよかったぁぁぁ……」
「じゃあ、今からする? 四人で」
「「「よっ!? ……ゴクリ」」」
「それなら公平だし、もう一日できるでしょ? ……どう?」
「「「やります!」」」
癖が歪んでいる彼女たちはあっさりと提案を受け入れ、その後すぐに乱れたパーティーをお楽しむのだった。
ーーーー
俺の噂が広まった結果、なんやかんやで他の騎士団に出張することになった。
という訳で、今日は青い髪をストレートに伸ばしたスレンダーな体型のお姉さん、第一騎士団の団長とマッサージ部屋へ入る。
「初めまして、私は第一騎士団団長のスイーラと申します。本日はよろしくお願いいたします」
「よろしくお願いします、スイーラさん」
挨拶を返しながら、差し出された手を握る。しかし、スイーラさんは見た目通りクールな性格なのか、他の騎士たちと違ってその表情は一ミリたりとも緩む気配がなかった。
そのことを少し残念に思いながらベッドの上に寝転がる。スイーラさんはインナー以外の服を脱ぐと俺の上で四つん這いになって胸へと手を伸ばすが、その手つきはどう見ても経験のない人間のそれだった。
「スイーラさんって、もしかして?」
「……」
図星なのか、スイーラさんの身体がピシリと固まる。女騎士という職業は高給取りであり、大半の者がそういうお店に通っていると聞いていたのだが……。
話を聞くと、スイーラさんは演劇が好きで恋愛への憧れがあったためお見合いを断り続けていたが、そのせいでお堅い団長というイメージが定着してしまい大量にあった縁談はゼロに、さらに外聞を気にしてそういうお店に行くこともできず……。
結果、興味があるにもかかわらず機会がないまま年齢だけを重ねてしまった。しかし、そこに救世主が現れる。第三騎士団に雇われた雑用係のまあまあな男の子、本番も可。
このチャンスを逃すわけにいかないと、他の騎士団も巻き込んで出張をさせることに成功。あとは年上の余裕を見せつけながらリードするだけ……そう思っていたらしい。
「で? 例えそうだとして、何か問題があるのですか? ええ、確かに私はそういった経験はありません。何ですか、私が悪いんですか。別に相手がいないわけではありませんよ、ただ相応しい男がいなかっただけです。経験の有無がそんなに大事ですか。あなたはただ黙って私に奉仕していればいいのです。もちろん望むものがあるなら用意して差し上げますよ、お金でも、魔道具でも。それで満足ですか? それとも――」
「ちょ、ちょっと待ってください! 別に言いふらしたりしませんから!」
「……そうですか」
そう言いつつも、スイーラさんは俺のことをジト目で見つめてくる。目は口程に物を言うって、こういうことを言うんだろうな。
「いや、本当に言いませんって。スイーラさんに何かあったら俺も困りますし……」
「……そうですか」
なぜかスイーラさんの頬が赤く染まった。何か勘違いされている気がしないでもないが、面倒くさいので黙っておこう。というか、本人の言う通りもっとお堅い女性だと思っていたのだが……スイーラさんは俺が思っていたよりも可愛い女性なのかもしれない。
スイーラさんは軽く息を吐くと、もう一度俺の胸へと手を伸ばしてくる。
「その……お話した通り、私にはそういった経験がありません。ですが、精一杯頑張りますので、も……」
「も?」
「……もう少しだけ、お身体を触らせていただいてもよろしいでしょうか」
「あっはい……どうぞご自由に」
「ありがとうございます」
許可を与えると、スイーラさんは僅かに口角を上げながら少しづつ俺の身体を堪能するのだった。
ーーーー
その後の俺の生活だが、
ギャルみたいな見た目と性格の第二騎士団の団長にいきなり部屋へ連れ込まれたり
うねうねした髪を伸ばしすぎて床で寝ている姿がエイみたいになっている小さくて面倒くさがりの第四騎士団の団長を使わせてもらったり
全身の傷痕を気にしているアマゾネスみたいな第五騎士団の団長に本気で惚れられたり
見た目はお手本のような深窓の令嬢なのにナルシストな性格のせいで若干周りから避けられている第六騎士団の団長に気に入られたり
騎士団の任務に着いていってなんやかんやで無双したり、みんなに好かれすぎて女王様に色々と疑われて大変なことになったり
色々あったけど、それはまた別のお話。
騎士団
この世界では女は物理男は魔法なので全員大なり小なり筋肉が付いているし身長も高い。
時代が時代なので権力が強めで平民は逆らえない。雑用係は奴隷みたいな扱い。
マッサージ
↓
マサ
団長
第三騎士団の団長。男好き。
お店に通っているのでテクニックが凄い。
門番
男の子が好き。
息を吐くようにナンパしているが成功例は少ない。
奥さん
人妻。若い男が好き。
夫のことはちゃんと好きなので表立って浮気はしない。それはそれとして若い男が好きなので第三騎士団の雑用係はみんな捕食済み。
陰キャ三人組
もちろん男が好き。
似たような者同士で集まって傷を舐め合っている。出会いもなくお店に行く勇気もないので生娘を拗らせていた。
クール 氷 アイス
↓
スイーラ
第一騎士団の団長。人並みに男好き。
恋愛に憧れていたせいで行き遅れた。主人公から大切に想われていると勘違いしている。
面白かったら評価とかお願いします。




