1お決まりパターンですね
くだらない話をダラダラ書いてしまうので、読みにくいかもしれないです。
「はい、てな感じで起きた分けだが、いまだにヒロインのまま。」
うん、おかしい。
うん、やっぱおかしいよね。
この状況。
ー約1日前ーーーーー
眩しいな、なに?
「これは、聖女です。水晶が光りました!!!」
誰?コスプレした、爺様??
にしても完成度高いな。ヒゲとか、もう魔法学校の校長並み。
え?地毛かな?
地毛なのかな?
え、つけ髭?いやだとしたら完成度やばいな、すご。
「ルナリア・メアナイト様、あなたは聖女として認定されました。」
爺様が何やらこちらを見て話しかけてくる。
これは、私に言ってるのかな?
「へー。それはすごいですね。」
「理解されてらっしゃいますか?」
「え?だからルナリア様って人が聖女になったんですよね?おめでとうございます?」
「これは、記憶に混濁が見られますね。医師を呼べ」
命令口調はちょっとその格好には合わないかもな、てかどっかで見たことあるんだよね。
このキャラ。何の話だっけな?
というか、ここどこ?すごいお金かかってそう。
床は大理石ってやつかな、冷たい。
壁白いな、掃除大変そう。漂白剤塗りたくってるのかな?そんな分けないか。
どうやってこの白さ維持してるんだろう。
そんなことより私の周りなんで水が張ってるんですかね?
城のお堀みたいになってるんですが??
え、どこも行けないじゃん。
「聖女様、聖女様。」
「え?」
私に話しかけてるのかな?でも、聖女じゃないしね。
「聖女様」
いや、私に話しかけているのか、これは。めっちゃ目があう。
「えーっと、私のことだったりします?」
目の前の神官のコスプレをした人は目を見開いた。
「はい、あなたのことです。聖女様」
「えっとー、人違いじゃないですかね?私は一般人ですよ?ごく普通の」
すると、その神官の後ろからもう1人男が出てきた。
今度は医者?っぽい格好をしている。
頭良さそうな顔してるなー。ここにいる人たちみんな2次元みたいに顔が良いな。
「聖女認定の儀式において認定を受けた聖女は少数ではありますが、記憶の混濁や喪失、一時的に気を失うなどの症状が現れたという事が文献として残されています。大きな問題はありませんが、休んでいただくのが良いでしょう。」
「聖女様、歩けますか?」
こちらを見ながら問いかけてくる。
「え?あーはい」
「ではいきましょうか」
「ん?どこに?」
「聖女様は王家が所有している、花の塔と呼ばれている場所で過ごしていただくこととなります。」
「…花の塔?ん?それって、あー、思い出した!!これ、乙女ゲームだ」
「思い出したのですか?その、おとめげーむ?というのは?」
「ん?え?あなたたち乙女ゲーム『悪夢を照らすのは』のコスプレしてるんじゃないの?」
「再現度高すぎてびっくりしました、すごいですね?」
「あ、あれですか?これ参加型みたいな新たな感じのイベントですか?実際にヒロインになってみよう!みたいな?」
「やばい、めっちゃすごい、そう思ったらこの状況めっちゃ楽しいですね!」
周りで聞いていた人たちが全員何を言っているのかわからないというような顔をしている。
何なら、不気味そうにこちらを見てくる人までいた。
「…あ、あれ?」
「やはり、記憶が混濁しているようですね。聖女の認定を受ける時に神の一端に触れているため、常人にはわからない言動をするという報告があります。きっとそれなのでしょう。」
医者っぽい人がそう口にすると、周りにいた人たちが一気に安堵の笑みを浮かべたり、なぜかこちらに向かってひざまづく人まで現れた。
「なるほど。では、やはり一刻も早く休息していただく必要がありますね。」
「え?あ、あの??」
「そうですね」
私抜きで話が進んでいっているのですが?
「ではこちらに。…いえ、記憶の混濁具合から見て、歩かせるのは少し心配ですので、お運びいたしてもよろしいでしょうか?」
「え?運ぶ??何を?」
「はい、お願いしてもよろしいでしょうか?」
ん?何であなたが答えるんですか?魔法学校の校長っぽい人??
「はい、病症人を運ぶのも医者の仕事ですので。」
「失礼いたします。」
「え?は?え????」
え?何これ?誰に需要があるんですか?このシチュエーション。
ん???????
ーーーーーーーーーーーーー
ベットの上に下ろされ、メイドさんのコスプレをした人に世話をされる。
何が何だかわからず、抵抗することも、話すこともできなかった。
「ゆっくりお休みくださいませ。」
「あ、はい。おやすみなさい。」
………いや何これ何これ。何なのこれ??
てか、私、家に帰りたいんですが。
ここどこですか?映画のセットか何かですか?
洋風がすぎる。乙女ゲームに沿って作られているからか?
「鏡がある」
「え?ヒロイン?」
「あ、乙女ゲームの設定だもんね、ヒロイン役の子もそりゃいるか〜」
「……」
「は?」
「私?これ、私?黒髪黒目の私が、クリーム色の髪に紫の目????」
「あは、ははは。うん、寝よう。寝たら、元に戻ってる、てか夢だよ。これ」
長いですね。書きたい話書くのに100話くらい使いそうな勢いの長さですね、このままいくと。
不定期の更新になります。
気長に読んでいただけると、ありがたいです。