5話/暁の天女に首を垂れろ·其のニ
佐渡・金北山。
島で最も高い山であるそこからは、佐渡の海や島の全景が見渡せる。
「山頂効果」と呼ばれる特有の気候の影響で、本土では標高1500m以上で高山植物が見られる所、佐渡ではそれ以下の1000m辺りでも見られるらしい。
そんな金北山に、山の一部を横から掘って作った石窟のような建物がある。
金斬が所有する客人用の邸宅だ。
鶴竜堂と同じく、大きな石材の表面に繊細な彫刻が施され、迫力と優美さを感じさせる。
澄んだ空気と晴天の空の下、その邸宅近くの山の斜面で何かが跳ね回っている。
長い髪を靡かせ宙を飛ぶ天女のような朱色の鬼。
こちらは天陽だ。
対するは同じく朱色の大鬼。
太くて力強い四肢をもった5m程の巨体。立派な2本の角と龍のような突起。朱色の鬣は龍の尾のように長く、燃え盛る炎のように踊る。
大鬼はその巨体で大風を起こしながら、突進する。
鈍重とは無縁の素早い連続突きで、山肌を削る。
瓦礫と派手に舞い上がる土や石に隠れて見えなくなる天陽。
土煙の中に、大鬼の影と時々キラッ、キラッと、断続的に光が見えた。
煙の中で2人が高速で激しく動いており、硬い肌の光沢が太陽に反射して光っているのだ。
仰向けに転ぶ大鬼。
と、思った瞬間、その巨体は煙を風で切り裂きながら空向かって急上昇した。
大鬼が飛んだのではない。
天陽が大鬼を持ち上げながら飛んでいた。
天女の姿でありながら、牙を見せて吠えながら二の腕や腹の筋肉を震わせているのは、男の姿に武装した天照大神のような猛々しさだ。
天陽は山の山頂が小さく見える高さまで上昇した。
そして、地に向かって大鬼を放り投げる。
「はあああああああああっっっーーーー!!!」
大鬼は地面に大穴を開けて激突した。
受け身を取った状態で山の斜面を大岩のように転がる。
起き上がろうとした瞬間、首元に大きな刃を突き付けられる。
それは朱色の巨大な斧の刃。天陽が髪を斧の形にして硬化させたものである。
大鬼はやや悔しそうに言った。
「良い仕上がりだな……。」
低い女の声、しかも『曙光』の声だった。
天陽は髪を斧から元に戻し、手櫛して整えてから両手でパッと払うと、曙光に向かって微笑み、手を差し伸べた。
「ありがとうございます。叔母上。」
八雲や他人の前では笑顔一つ見せず無愛想な彼女だが、身内に対しては物腰が柔らかいようだ。
八雲が珠達と修行していた頃、天陽もまたこの邸宅で試合に向けた最後の調整を行っていた。
それを手伝うのは八雲がかつて学校で戦った曙光である。
離れて見守っていた万耀がやって来て、恭しく跪く。厳つい見た目ながら、礼儀正しい。
「姫、曙光様。お食事の準備が出来やしたそうです。」
天陽達は食堂に移動する。
大理石を素材とした四角い形の家具や飾りの多い内装。バルコニー付きで雄大な景色を見渡しながら食事が出来る。
鏡のように磨かれた大理石の長机には、鬼好みの血肉になるような食事がずらりと並んでいる。
王鬼が海に潜って素手で獲った、脂の乗った巨大鰤の厚い網焼きレアステーキ。
葡萄のように沢山盛りつけた、ぷるんぷるんの巨大お化け蛙のゆで卵、山菜添え。
今朝日本海で釣ったばかりの鯛の身がたっぷり盛られた、海鮮出汁入りお茶漬け。
デザートは季節の果物をたっぷり閉じ込めた寒天寄せと、佐渡産の小豆あんを包んだ作りたての団子。
飲み物は金の杯に注いだ、搾りたての野兎の血ーー。
などなど、豪快な献立の数々。
大江の名のある一族が泊まっているので、それなりのもてなしがなされている。
曙光は上座、万耀は下座の石椅子に座ってモリモリ片付けていく。
人鬼の侍女達が次々と追加を持って来ているのだが、減る方が多い。
道楽の為ではなく、強い体になる為の食事だ。体を動かすのも重要だが、関節や筋肉を動かせて尚且つ衝撃から内臓を守る体になるように食べるのもまた強者の務めなのである。
曙光は小玉スイカのように大きい蛙のゆで卵を齧りながら辺りを見回す。
「む、天陽はどうした?」
「姫は自分で朝飯を取りに行きやした。」
と、万耀。箸で掴んだ鰤のステーキの一切れに、脂を溢れさせながらハフハフと齧り付く。
「ふん、侍女にでも持って来させれば良いものを。」
「”凶暴で繊細な奴”だから人鬼達には任せられないって事らしいんすよ。
鬼術で凍らせて地下に置いてありやすけど、解凍したら暴れ出すかもしれやせんからね。」
噂をしていると、天陽がやって来た。
首に胴の太い蛇のような妖怪を首飾りのように巻いている。
その長さは首に二重にしてもまだ余って、別室から渡り廊下までの床の上を引きずる程だ。
竜のような角を持ち、赤い目と銀のような胴をぎらつかせ、舌をチロチロと出している。
「良い子ね……。」
天陽は瞳を緑色に光らせ、妖蛇の下顎を撫でた。
妖蛇は甘えるように鼻先で彼女の頬を撫でる。
蛇というのは鼻先に物を出されると噛み付くものだが、この妖蛇はどういう訳か彼女を攻撃しない。
茶化す曙光。
「おいおい、遊んでおらんで早く飯を食わんか。」
天陽は妖蛇の鼻先に潤った唇で口付けしながら言う。
「この子が私の”朝食”ですよ。
この子は大江のとある洞窟に生息する希少な妖蛇で、その肉の栄養は普通の獣の数倍以上あり、しかも妖力も豊富に含んでます。
この子1匹で私に必要な栄養が補えるので、大量に血肉を食してもあまり身にならない体質の私にはぴったりです……。」
「ふうん。
凶暴と言っていたが動きが鈍いな。寒さで弱っているとも違うし、もしやお前の術で大人しくさせているのか?」
「そうですとも。
捕獲も私が自分で行いました。
人鬼達に頼みました所、鬼でも敵わない強力な瘴気を吐かれ、逆に皆食べられてしまいましたからね。」
そこに付け加える万耀。
「因みに、俺は捕獲の時に手加減できなくて誤って殺してしまいそうになりやした。殺すと鮮度落ちやすから駄目なんですって。」
「大丈夫……。痛くしないわ。」
天陽は囁きながら蛇の背を撫で、頭部を舌で艶っぽくなぞった。
目を痙攣させ、口の端や鼻から血を垂らす蛇。
天陽の目が鋭くなる。
彼女の八重歯が見えた次の瞬間、彼女は蛇の後頭部の肉を噛みちぎっていた。
頸椎を破壊され痙攣している所に、脳天へ手刀の指先を突き刺して仕留める。
血が溢れると、彼女は蛇の頭に吸い付いた。
「……ん。」
皮袋の水を飲み干すように、上を向いて一滴も残さずごくごくと飲む。
その他の肉も少しずつ舐めて剥がしていくように食べた。
曙光は卑しいものを見るかのような顔をする。
「ふんっ。……普通に食わんか、悪女め。」
食事が終わり、3人で食後の茶を飲む。
そこへ顔が天陽にそっくりの男がやって来る。
「おやおや、皆食べ終わってしまったか。」
陽光だ。眠れていないのか、少し目元が暗い。
「ち、父上!」
天陽は背筋を伸ばし、頬に手をやって小指で髪を整えたりして、落ち着かなそうにする。
頬がほのかに赤く、嬉しそうである。
「兄上、寝坊でもしたのか?」
と、曙光。
「いや、ちょっと大江の城から連絡があってね。
私の留守を狙って、反抗的な部族がまた攻めの準備を始めているらしい。」
陽光は天陽を呼ぶ。
天陽は恥じらう花嫁のように、やや俯いたまま恭しく陽光に寄った。
曙光が「虎が猫被りよって……」とボヤく。
美男と美女で、並んだ姿は天人の会話を見ているようだ。
陽光は屈んで目を合わせる。
「天陽、私は今すぐ大江に帰らなければならなくなってしまった。
折角の大事な試合を見てやれなくてすまない。」
天陽は一瞬だけ悲しげに視線を下に落としたが、直ぐに笑顔を作る。
「いいえ!お気になさらないで、お父様。
必ず勝って、我が一族の強さを世に示してみせます。
お父様もお仕事が上手くいきますように……。」
天陽は陽だまりのような温かい微笑みを向け、陽光の手を両手で包んで息を吹きかけた。
その瞬間、陽光の目元が明るくなり、髪がほのかに光り輝いた。
「……ありがとう。」
陽光は柔らかく微笑み、頭を撫でた。そして、娘の気遣いを胸の奥で噛み締める。
(私の能力で心を読むまでもない。一瞬、寂しそうな顔をした……。
そして”自分の能力”で私に元気を送ってくれた……。)
「折角ここまで遠出したのだ。肩の力を抜いて楽しんで来なさい。」
陽光は最後にそういって去っていった。
去り際、一瞬だけ万耀と曙光に目を合わせて頷く。分かったと、頷き返す2人。
その後、曙光も「少し周りを走って来る」と出て行った。
残された天陽は笑顔を曇らせた。
(お父様は子供に楽をさせてあげようと、気を遣って『楽しんで』と言って下さった……。
でも、大丈夫……。私はお父様の優しさと、朱天鬼の一族先祖代々に報いるよう、全ての力を尽くす。)
そう考え、気を引き締めようとしたその時ーー。
彼女は体がふわっと浮いて気が遠くなるのを感じた。
「姫!!」
万耀がすかさず彼女の背と肩を抱いて支える。
天陽は魂が抜けたようにぐったりしてしまっていた。
約1時間後、天陽は石のベッドで目を覚ました。
そこは彼女の寝泊まりする部屋だった。
万耀が彼女の顔を覗き込んでいる。
「気がつきやしたか!姫!」
天陽は顔にかかった髪を掻き上げ、起きようとするが、なかなか目が開かず、しかも手足に力が入らず身を起こせなかった。
「情けないですね……。試合を控えているというのに。」
「無理しねえで下さい。
さっき、医者が診てくれやしたが、怪我や病気じゃないみたいです。ただ、体内の”気力”が著しく抜けてるって……。」
「”気”が抜けているですって?この私に限って……そんな事!」
苛立って無理矢理立とうとする。
「睡眠が足りなんじゃ?」
「そんな筈はありません……。私は大事な戦いの為だからといって、目先に捕らわれて寝ずに体調を崩す愚行などしません。」
「じゃあ……気い張り過ぎなんじゃないんすか?
もう少し寝といた方がいいです。」
「でも……!」
万耀は指笛を吹く。
すると、何処からともなく、白い雌の狼が駆けて来た。乗れるくらい大きい。
たんぽぽの綿毛のようなフワフワの毛が柔らかそうだ。
「『くじな』、姫様を癒して差し上げろ。」
この『くじな』は万耀が連れている狼で、彼によると「赤子の頃から一緒に育った姉みたいな存在」らしい。
天陽も子供の頃に、よく万耀に頼んで遊ばせて貰っていた。
くじなは天陽の首元の匂いをフンフンフンと嗅ぐと、尻尾を振って彼女の頬を舐めた。
「くじな……!
あはは……!くすぐったいわ!」
年相応の少女のように笑う天陽。
寝たまま、巨大テディベアを抱くように、くじなを抱きしめる。
くじなの耳を撫で、隣にいる万耀の頭へ手を伸ばすと、彼のトサカの髪を弄った。
「うふふ……。狼が2匹。」
「へへへ、今のお綺麗になった姫様にされたんじゃ、何だか照れちまいやす。」
「幼かった頃、お父様がお仕事で忙しい時、『お父様に会いたい』と我儘を言う私を、よくこうして寝かしつけくれましたね……。
あの頃の私は本当に何も知らない子供だった……。」
「姫様は本当にご立派になられやした。
そして、今も頑張りすぎなくらい頑張っている。
そういう所も、若い頃の陽光様にそっくりだ……。」
「……ねえ、土笛の音を聞かせて。」
万耀は懐から土製の丸い楽器を出した。大きな手には鶏の卵のように小さい。
「陽光様の笛には敵いやせんけど……。」
万耀は彼女に背を向け、ベッドの傍に背を持たれて胡座をかき、土笛を吹き始めた。
天陽はくじなを撫でながら目を閉じる。厳しさを取り払ったあどけない顔。
くじなも嫌がらずに大人しく抱かれて温もりを与える。
静かな高山の空気に、梟の囀りのような音が流れる。
天陽は束の間、闘志を忘れた。
(温かい……。久しぶりに自分の鼓動がゆっくりに感じた……。)
思いがけず涙が流れ、そのまま眠りに落ちた。
その夜ーー。
邸宅の露天風呂風。
夜月を眺めながら、湯に浸かる人物。
小麦色の広い背中に、蟹の甲羅のような背筋。
がっしりとした首と二の腕。それに厚い手の平を滑らせて汗を拭う様は男の色気を感じさせる。
正に、水も滴るいい男ーー、
ーーでは無く、”曙光”だった。
尚、残念ながら裸体の詳しい描写は全年齢向け小説なので割愛させていただく。
だが、悲しむ事なかれ。腹筋が大きく8パックに割れている事だけは特別に教えておこう。
「しかし、天陽もデカくなったな。
周りに蝶よ花よと持て囃されて、私より目立ってたあいつが……。
黒の酒呑童子の娘に勝てば、将来の地位は更に約束されるだろう。」
その時、風に混じって声が聞こえた。
噂をすれば天陽、それに万耀の声だ。この近くに天陽の部屋がある。
「ん?何を騒いでいるんだ?」
鬼は聴力も良いので嫌でも聞こえる。
曙光は耳を澄ませた。
慌てている様子の万耀。
「いけやせん、姫様!!
いくらお優しい陽光様でも、それだけは俺が叱られてしまいやす!!」
「もしそうなったら私が全てを打ち明けます……!
お願い……信頼している貴方にしか頼めないの。早くしてください……万耀……。」
いじらしく迫るかのような天陽。
「いけやせん、姫様……!早く”お着物を着て”ください!!」
「?!」と、思わず振り向く曙光。
色々とんでもない光景が思い浮かび、顔を真っ赤にして言葉を失う。
「な、ななあああああ、なんだとおっっっ??!!」
急いで湯から立ち上がり、脱衣所の浴衣を羽織り、大風を起こしながら駆け出した。
揺れた髪から雫を飛び散らせながら、階段を駆け上がり、すれ違いの侍女を掻き分け吹き飛ばし、廊下の真ん中で尻尾を振ってるくじなはヒョイと持ち上げて横に置き、天陽の部屋の鉄戸をバーンと開く。
「貴様らああああああっっっーーーー!!!!何をやって……ーー、
って、わああああああああっっっーーーー!!!」
曙光は顔を更に赤くして叫んだ。
天陽の部屋のベッドの傍に立つ万耀。
そして、その隣には何と裸の天陽。脱いだ着物で体の前面を隠し、彼の前でしゃがんでいる。
天陽はその格好で、何食わぬ顔をしている。
「どうしました?敵襲ですか叔母上?」
同じく真顔の万耀。
「どしたんすか曙光様?
お風呂中に厠に行きたくなったんすか?ここじゃ無いですよ。」
返ってきた言葉に拍子抜けしたが、負けずに啖呵を切る。
「お、お、お前らああああっっっーー!!『どうしました』じゃないわ馬鹿野郎!!
何やら”よからぬ事”をしようとしていたのだろう?!学校以外でもそういう事は容赦無く取り締まるから覚悟せい!!」
真顔でぽかんとする2人。
「「……は?」」
可哀想な人を見るような目。
「違いますよ叔母上。」
「良からぬって、何すか?何想像したんですか?思春期終わって無いんすか?」
「え、……は?」
段々火が消えて状況を察し始める曙光。
天陽は鋭い目付きになる。
「叔母上、……これは"誓い"ですよ。
痛みが私の誓いを強くしてくれるようにするんです。さっきのように眠ったりしないように。」
天陽は素肌の背中を向けた。
「万耀、お願い。して……。」
万耀は暫く迷っていたが、天陽が服を着ようとしないので、渋々首を縦に振った。
「お風邪をひかせる訳にもいきやせん……。
お体に触れる事をお許しください……。」
万耀は爪先に鬼火を宿らせ、彼女の背に爪を立てた。
シミや傷跡一つない美しい肌に、爪が食い込み、肌に深い跡が出来て煙が出る。
唇を噛んで呻くの我慢する天陽。
その真剣な眼差しに、曙光は黙ってしまった。
(爪を熱して深く引っ掻いているのか……!?
ただでさえ万耀の爪は相手に致命傷を与えるというに、そんな事をすれば回復が追い付かず、傷が完全に治るのに数日かかるぞ!)
握りしめた拳を床に突いて耐える天陽を見かね、万耀も片手で着物の襟を開いてはだけさせ、自分の胸にも爪を立てた。
「せめて俺も同じ痛みを背負います……。」
「ありがとう……。」
終わると天陽は満足そうに着物を着直した。
「苦しい時でも、この痛みが戦いの中で思い出させてくれるでしょう……。
『酒呑童子の娘』に勝ち、一族の汚名を焼き消すという、私の誓いを……。」
<おまけ・カットした茶番『曙光が大会に出なかった理由』>
「しかし今回の大会、叔母上が出ていたら私でも危なかったかもしれません。叔母上が本気を出したら先程の戦いのような程度ですみませんから。」
と、天陽。
「そういえば、曙光様は何故出なかったんすか?
嫁入り目的でなくても、姫のように武者修行として行くこともできたのに。」
曙光は腕を組んで、照れを隠すようにそっぽを向いた。
「『嫁選び』という目的が付いた大会に行く自体が良くないと思ったのだ。」
万耀は手を打つ。
「おお、そっか。
『片想い』がいりゃ気まず……、ぐえっ!!!」
曙光の肘が万耀の腹に食い込む。実に速かった。
「ば、ばば馬鹿!!!そんなのいなっ……ーー!!」
顔を赤くする彼女に、天陽がボソッと呟く。
「私のお爺様の代から仕えている軍師で、我が一族の年長者『赤鐘』。
細くて知的な美青年が好きとは。男顔負けの叔母上も、よく見ると可愛いお人です。」
茶碗をあり得ない軌道で落として万耀の頭にぶっかけ、声を裏返らせて焦る曙光。
「ち、ちがっ!!そそそそそそんなんじゃないっっっ!!!てか、『よく見ると』ってどういう意味だコラアっっっ?!」
さて、曙光が好いてるこの『赤鐘』だが、彼には彼女と添い遂げられない理由がある。
それが分かった時、曙光はどんな顔をするのだろうか?




