麺料理がカオス
一家揃って麺料理が好きである。
が。
わたしが作ると、なにかがおかしい。
ラーメン。自分ひとりだと、素ラーメンもいいとこ。自分に手をかけるのめんどくさいからね。ねぎ? 切ったのがあれば入れるけど……ないね。じゃあいいや。
これが家族がいると、具の山になる。タンメン風にひと鍋でいこうとしたとき、即席袋麺(ノンフライ)を入れたら煮汁がどろどろになってしまったので、以降、麺と具は分けることにしている。
ということで、具の野菜を炒めていこうかね。火の通りにくい野菜から……気がつけば、炒め鍋に山盛り。何人前?
毎回控えめに用意しているつもりだけど、たぶん毎回一キロ超えてるよ。加熱したら減るからね!
気がつけば、なんかぐつぐついってるような? たぶん、気のせいだよ、うん。
盛り付けると、麺が見えないね。がんばってたどり着こうか。
うどん。かけうどんだとラーメンとほぼ変わらない。具に使う食材が違うくらい。
全然かけじゃない。
ひとりだとかけになる。うどん、汁、七味、以上。
焼きそば&焼きうどん。学生の頃に、めんどくさがって具を省略したらまったく好みでなかったことを反省して、唯一「ひとりのときでも必ず具を用意する」麺料理となった。
これもね、家族がいると、よくわからないことになるんだ。
具を炒めていると、これまたいつの間にかぐつぐついってるんだよね。気のせいだと言い聞かせる作業がそこに追加される。
あれだ、麺を入れたあとほぐす水だ。そうだ、そうに違いない。
そして余すことなくプリン体を(口を塞がれて退場
パスタ。学生の頃に(またかい)めんどくさがって茹であげたスパゲッティにオリーブ油だけかけて食べたら、かなり好みと違った。シンプルでいいと思ったのに。
反省はしたけど、具と呼べないものを投入するのはやめられなかった。
梅昆布茶とオリーブ油。めっちゃ進む。炭水化物と塩(とだしの旨味)。
ゆかりスパといい勝負だ。昆布がある分、梅昆布茶の方がつよい。
美味しい梅昆布茶で作るのがおすすめである。塩分過多だけど。
お気に入りの梅昆布茶を扱っていたお茶屋さんがコロナが流行るより前に出店場所から撤退してしまい、現状行方不明なのでお預けを喰らっている。たべたい。
でもたぶん梅昆布茶、もう食べられない(そもそも食いもんじゃない、飲み物だ)。おそらく梅で引っ掛かる。くっ。
本気で食事の支度をしたくないときに登場するなら、ソースはレトルト。
そこまででないなら、何かしら作る感じ。ほかの麺と比べたら、作りやすいような気がしている。
気のせいかもしれない。
味噌煮込みうどん。ほぼ白菜。味噌煮込み用の味噌で煮た白菜が好きすぎて、巻き込まれる家族。四分の一玉、がっつり入れちゃう。
専門店だと、白菜入ってないんだよ。漬物で出てはくるけど。もの足りぬ。
蕎麦。わたしが尋常でなく食べてしまうので、滅多にやらない。
たぶんひとりで二~三人前くらい吸い込んでるんじゃないかな。なんでかわからないけど入ってしまう。
夕食に麺類が歓迎されるのって、こういうことするからだろうか。
昼に作っても同じなんだけど。
今日は味噌煮込みうどん。
白菜、にんじん、しいたけ、ねぎ、油揚げ、鶏もも、気が向けばたまご。
たいてい具と汁が余る(というか、どんぶりに入りきらない)から、翌日ごはんを加えておじやにするのだ。




