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買って満足する傾向

何かを始めるときに「カタチから入る」のと似ているような気がする「買って満足する」タイプのわたしである。始めなさいよ。

食いもんでやるなという話でもある。買ったなら食え。


今回思い出したのは、よもぎ粉。粉といっても割と粗めの乾燥よもぎ。パウダーよりも存在感があって、けっこうすきだったりする。

これを使ってよもぎ饅頭を作ると、見た目大理石説が出たりもするが。

あと、冷凍庫に仕舞いっぱなしだった、桜あんのことも思い出した。買ったの去年じゃないか。途中まで食べて小分けしてから冷凍したものを、すっかり忘れていたのだ。


桜あんに関しては、時折思い出すが作るものが思い付かずに放置されてまた忘れられる、が正解である。

思い出したその時に解凍していなかっただけよしとしよう。



よもぎ粉は、賞味期限ギリギリであった。まあ乾物だし、多少過ぎても特に不都合はない、風味が落ちる程度だ。

しかし作るものが思い付かない。



困ったときはパンケーキだ。



よもぎか……和だな。

よし、それなら桜あんも解凍しておこう。一〇〇グラムの包みを選択する。

となると黒蜜も欲しいな、ないけど。黒糖はたっぷりあるから作るか。



たまごとさとうと豆乳を合わせたところによもぎ粉を加えておいておく、よもぎ粉を戻して水気を絞って、の手順を省略するスタイル。

強力粉と薄力粉を半々にし、ベーキングパウダーと塩とともにふるい入れて混ぜる。ここでも少しおいておく、グルテンおちついてくれ。

混ぜすぎたともいう。


気持ち小さめに焼いていく、でないと皿いっぱいになってしまうから。

隣のコンロでミニフライパンに黒糖と水を入れたものをごく火にかけ、塊を溶かし煮詰めていく。本来はあくを取りながら煮詰めていくのだが、今回は少量すぎてそこまでやっていられないため省略。冷めたあとにすこしばかり表面が荒れる(細かい泡が残る)のはゆるされて。



焼けたパンケーキに適当にマーガリンを塗り、桜あんを乗せ、黒蜜をかける。一瞬きな粉を乗せたくなったものの、なにかが違うような気がして思いとどまる。

小豆あんなら問題なくいけたと思う。炊かないとないからな、小豆はあるけれど。



たまには和のパンケーキもいいな。



しかし、まだあるよもぎ粉と桜あん。春までに消費……しきれないだろうなあ。

今年の桜あんは買わなくてもいいのかもしれない。そんなことを思ったのだった。



買って満足していないで、ちゃんと食べましょうというお話でした。


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