食べられるアイスを手に入れた
冷たくてもしっかり甘味を感じさせる魅惑の甘味、液糖。
冷菓、氷菓にはほぼ入っているといっていい存在である。穀物由来で安価にでき、そして砂糖より甘味が強いという、とても便利な品だから。砂糖をたくさん使うとどうしても商品単価が上がってしまうからなあ。
昨夏に暑さでやられた頭で「液糖のないアイスだー! 食べられるアイスだーー!!」とアイスクリーム規格のものを食べて乳に手酷くやられてからは、確実に液糖も乳も使われていないあずきバーおんりーで生きてきた。
しかし、あずきバーおんりーというのも飽きるものである。今年のリニューアルで原材料からコーンスターチが消えて、わたしにとっての安全性は格段にアップしたのだが。
自分で作るしかないのか……「やらねばならぬ」となると途端にモチベーション駄々下がるこのあたまをどうにかしたい。つい最近はういろうに傾倒していたくせに(まだ終わっていない。作っていないだけで
そんな中、この秋ハーゲンダッツから出た新商品に目が向いた。グリーンクラフト、プラントベースの商品である。
別メーカーの豆乳アイスはあきらかに液糖なシロップ含有でなくなく諦めた(ひとりでキレていた気もする)から、当初はこれも警戒して横目に眺めていた。
しかしふと「一応、原材料をたしかめておこう」と思ったのだ。本能?
お、原材料がめっちゃシンプル。豆乳、粉あめ、砂糖、卵黄、食塩/バニラ香料、(一部に卵・大豆を含む)。
ひとまずお試し的に、豆乳バニラを買ってみる。普通に豆乳アイスだよなと思いながら。
ひと口め。おぉー、バニラの香りつよーい、バニラだー……からの~、豆!
うん、豆。
食べ進めていくうちに、思い出す。これ、以前住んでいたところのはす向かいさんからいただいた、豆腐を作る濃度の豆乳だ。この方はお豆腐屋さんではないのだが、お仕事の関係でもたらされたこの豆乳を消費しきれないからと、お福わけでいただいたのだった。
この豆乳をそのまま使って蒸しパンを作ってみたら、ものすごくかたいものができた(味はよい。豆味すごかったけど)。だいぶ薄めないと飲料の豆乳にはならないと感じた。いや、いただいたときにそう聞いていたはすだ。
つまり豆腐だね、甘い絹か充填の豆腐。
かなり濃厚だから、豆豆しいのが苦手なかたには向かないと思う。
これだけ豆マメと文句のように言っているが、わたしには好みの味である(紛らわしい
念のために、もうひとつの豆乳チョコレート&マカデミアも買ってみよう。たぶんこちらの方が食べやすいのではないか。
でも三回連続で買い忘れてきていることは秘密なのである。
ほら、アイスって最後にかごに入れようとするから……。




