ういろう・りとらい
やっぱり写真はありません。
「かたまらなかったういろう」回の反省をふまえて、水分量を減らす。いくら米粉の吸水がすごくても、蒸す工程があることを考えれば元レシピの水分量が正しいのだ。
でもやっぱり蒸したときに芯ができる可能性を考慮して、黒糖を溶かす際に煮立てた熱い砂糖水を米粉に加える方式。
とかいいながら、煮立てるときの蒸発分のつもりでちょっぴり水増量。
結論:増量いらない
団子を作るときの感覚で、粉と湯を合わせるのにゴムべらを使ったら、なんだかビミョーなことになった。あれ、これもしかして泡立て器の方がいいやつ?
うっかり逆をした前回よりは控えめだったものの、なにやらだまのようなものが。
えぇー。
めげずに流し型へ入れ、前回が勝手に平らになったからテキトーに表面をならし、蒸籠へ。
蒸すこと約一時間。
おおっっ、この前みたいな謎のふくれはない。そして弾力がある!
しかし、テキトーなならしが災いして、上面がボコボコである。見苦しい。
……そしてなんか柔らかいんだな。弾力はあるけれど。
あれか、蒸発分を見越して加えた水か。蒸発分込みの水分量なのかあれ。
あら熱がとれたところで待ちきれずに型から外す。
おおっっ、ぺろんてはがれるよ、ぺろんて!!
でもこれ包丁で切るのは無理。糸でいこうか。あれスパッといけるから気持ちいいのよね、ゆで卵まっぷたつにするときとか。
ちゃんと切れる、そして断面きれい。
あれ、さっきのだまどこいった? 口に入れてもよくわからなかった。
わたしは伊勢虎屋の小麦粉ういろの方が馴染みがあって、青柳ういろうの米粉ういろうの食感を覚えていない(食べたことはあるはずなのに)から、このかたさでいいのかよくわからない。
もうちょっとかためがいいかなあと欲張ってみる。
本音をいえば乾燥よもぎで作りたいのだが、基本の配合割合がかたまらないと怖くてやれない。
あと一~回くらい黒糖か上白糖で作ってみないとなあ。
新しく米粉届いた(五〇〇グラム入)からな、ふっふっふ。
一日冷蔵庫で放置された残りのういろう、味見のときより弾力が増していた。冷やし工程が必要なのか。なるほど。




