めっちゃ、吸う
買い物帰り、自宅近くの電線に大きなからすが停まっていたので「やっほー」と小さく手を振ったら飛んでいってしまった。
その後、角を曲がったところの電線にもからすがいたから「おーい」とこれまた小さく手を振ったら飛んでいってしまった。
さすがに落ち込むわ。
さて。
「なんですと?(米粉)」回で紹介した、ハツシモの米粉。
次回注文する気満々だったのに、どういうわけか見落として注文できずにひとり落ち込んでいた。
次の掲載は見落とさないぞと執念で見つけ出し、届いた。
ら。届いた当日に実家でちょっとした事件が起きて家を飛び出したため、お預けをくらった。事件そのものはわたしが実家へ到着するより前に解決し、無駄足で済んでなによりであった。
が。これで体力が思いの外削られて、米粉に手が出せない。もっとも翌日も出掛けていたので物理的に不可能だったのだが。
さらに翌日、本当は買い物に出たかったところを諦めての引きこもりデーとし、自己主張激しいハラをなだめつつ(なんか食わせろとうるさかった)パンケーキを焼いてみることにしたのだ。
米粉パン(グルテン添加米粉を使用)や米粉蒸しパン(その辺で買える共立の米粉を使用)、米粉クッキー(同左。そしてなんか思ったのと違うのができた)、米粉シフォン(製菓用米粉を使用)は焼いたことがあるが、米粉でパンケーキを焼くのは初めてである。
この前の焼き芋パンケーキがけっこう好みだったのもあって、米粉でもいけるんじゃないかと。
米粉は品種によって吸水率が違うから少々警戒しつつ、でも小麦粉のときよりだいぶ多めに豆乳を入れたのに。
できた生地かたまった……?
捏ねられますよ的なかたまりができた。明らかに米粉の量より多く入れたんだが豆乳。
少々足してみたものの、焼け石に水にしか見えねえ。
とりあえず、焼いてみようか。
なんかかたまりがボトッと落ちた感しかなく、じっくり焼くことにはしたものの、これほんとに焼けてんの? と不安になる。焼き色は焼き芋効果で少し濃いめについた。米粉なのに(小麦粉のときより薄い焼き上がりになるはずである
二枚目を焼きつつ、包丁で切ってみる。あ、なんかヤな手応えがする。
引いた包丁にべっとり残る、生の生地。
やっちまった、生焼けだ。
これはあとで焼き直しした。
水分少なすぎて中心に火が入る前に表面が焦げるんだな。ボウルに豆乳をさらに追加する。
混ぜた直後はよかったが、時間の経過とともに固まってくる生地。水分吸いすぎだろおまえら。流れない生地をひたすら焼く。
なんか妙な疲労感を抱きながら、焼き上がったパンケーキを口にする。
小麦粉のパンケーキとは食感が違うが、これは好みだからいいな。水分量をどこまで妥協するかがカギかもしれない。
そして、ハラにどっしりくる。さすがコメ……。
あ、さつまいも効果もあるのか。
もしかしたら、以前小麦粉で失敗した(分離した)ういろうがうまく作れるかもしれない?




