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ミッドナイトと茜色  作者: れもん
3/3

引き篭もりと。 下

━前書━

本日もこのような小説をご覧頂きありがとうございます。

本編の最終回です。

次編の計画は無いですが、ミッドナイトと茜色シリーズは完結しません。きっと次回を作るさ…

気長にお待ち下さい。

「うぅ...さむ...」


冷たい風が、露出している首や脚を撫でる。

冬は雪を抱えて過ぎ去っていった筈だが、やはり寒い。

深夜と言う事もあってか、一段と冷え込んでいるようだ。


「ダウン着といて正解だったね...」


等と独り言を零しながら、暗い夜道を進んでゆく。

電柱が立ってはいるが、ぽつり、ぽつりとしか立っていないため、あまり効果は無いように思える。


「...ウエ○シアでも寄って帰ろ...」


他にもドラッグストアやコンビニはある。

だが、1ブロックだけ近いから、ウエ○シアを選ぶ。

姉もそうしているようだし。





歩き続けて約数分、店の前に着いた。

...だが、やはりプレッシャーが強い...


「............帰るか...」


苦渋の決断だった。多分。

だが、ここまで行くことが出来たと、そう思うことにしよう。

きっと明日の私は上手くやってくれるさ...





「んぅ...トイレ...」


突然尿意を催した私は、2階の寝室から1階のトイレへ行く。

途中で葵の部屋も通るし、こっそり覗いてみよう


カチャ...


葵の部屋の扉を開く。

そこにはすやすやと眠る葵の姿が...無かった。


「葵!?」


私は驚きのあまり大声で叫んでしまう。


「...あかんあかん、何やってるんや...落ち着け琴葉茜...こーゆー時こそ冷静になるんや...」


だが、中々冷静になれない。


「ま、まずはお茶を...あかんお茶何処やったっけ...」


とにかく外に出よう。そうすれば冷静になれる...はず

私は1階へと急いだ。


ガチャッ


「スーー...ハーー......よーし落ち着いたで...」


一旦家の中に戻る。




「ふぅ...」


完全にクールダウンした。

さて、何故葵が消えたか考えてみよう。

...と言っても検討は見当は付いているが...恐らく最悪のパターンだろう...

「家出...ちゃうやろな...」


とりあえず玄関前で待ってみよう。

きっと帰ってくるはず。





「はぁ...」

小さいか大きいか分からない溜め息をつく。

家に戻ってきた。


カチャ...


鍵を開け、家に入ると...


「お姉ちゃん!?」


姉が立っていた。

そして思いっ切り抱きついてきた。


「あぁぁ葵ーーー!!!」

「わっぷ...お姉ちゃんどうしたの...?」

「お姉ちゃん心配したんやからなー!!」


...そうか、一人で家を出ていたのは内緒だったのか。


「ごめんなさい、お姉ちゃん...」

「もうお姉ちゃん心配させるんやないで葵~...」

「あぁっ、泣かないでお姉ちゃん...」

「葵~...葵~...」

「ごめんね、お姉ちゃん心配させちゃって...今度からは一緒に行こう...?」

「うっ...せやな...」


そう言ってくれた姉は、満面の笑みでキスしてくれた。

明日はきっと、良い日になるかな...


(終)

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