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引き篭もりと。 中
━前書━
本日もこのような小説をご覧頂きありがとうございます。
第二回です。
設定としては前回(上)の夜、となっております。
「ふぅ...」
夕飯を食べ終わり、食器も洗い、歯も磨き終わり、あとは寝るだけとなった午後の22時。
私は“夜の行い”をする。
そう、深夜の散歩である。
雪もほぼ残っていない今日この頃だが、深夜帯の外気温は結構低いため、ダウンコートを羽織ってから出る。
ダウンの他、某有名衣料品店の某極暖を着込んでから、“家の外側”に出る。
ガチャン、扉を開く。
殆どの活動を屋内で行っていた私からすれば、外界はとてもとても大きく感じられて...
だが、ここで行かないと言う選択肢は無い。
実際何度か行っているわけだし。
「よし...」
いつか姉と共にイ○ンに行くことを夢見て...
ポポ○デッタで鉄道模型のコレクションを増やすのを夢見て...
今日も私は、ひっそりと外界に足を踏み入れた。