冒険者ラディマ(第1章)
投稿し直しです。
申し訳ありません。
第1章
冒険者ラディマ
「アリン、おはよう」
「ラディマ、おはよう」
私たちは挨拶をかわす。挨拶が終わったらバーグ家の全員と朝食をとる。
その時、ロスン・バーグ様が私にあることを言った。
「ラディマさん、君は暫く私たちと一緒に行動すると良い。少なくとも私たちがバーグ領へ帰るまでは…」
「ありがとうございます。ロスン・バーグ様。助かります。では、本日私はギルドの方で受けれる依頼があれば受けたいと思います」
「分かった。だが、危険なことはしないようにな。君はもう私の娘のようなものだからね。それにアリンの友達なのだから」
「ありがとうございます」
それからバーグ家の全員に行ってきます!
と言って、ギルドへとやって来た。
ギルドに入ってすぐ横にある依頼書を見てFランクの中で、(登録した冒険者は強さの強弱に関係なくFから始める)二つの依頼書を選ぶ。
その依頼書の一つ目は、薬草採取。場所はワンダー・フォレストの森。
これは回復ポーション「小」を作るために必要な薬草。この薬草を10本ごとに銀貨1枚。
(この世界の貨幣価値は、青銅貨:元の世界であれば十円相当。10枚あれば銅貨と同価値。銅貨:元の世界であれば百円相当。10枚あれば銀貨と同価値。銀貨:元の世界であれば千円相当。10枚あれば金貨と同価値。金貨:元の世界であれば1万円相当。100枚あれば王貨と同価値。王貨:元の世界であれば100万円相当。「王貨は滅多に見ることはない。なぜなら貴族は持つ人間の方が少ない。この貨幣は本物の王族のみ。つまり、貴族のような半端な血筋ではなく、王族は本物の血筋だからね。その王族の方々が国同士での交易等で使用する貨幣がこの貨幣なのだから」と、ロスン・バーグ様から説明をされたことを思い出した。)
依頼書の二つ目は、場所はワンダー・フォレストの森。依頼内容は、Fランクの魔物の討伐。
ゴブリン、オーク、スライムこれらがいた場合は即討伐。
討伐する種類と討伐数に応じて賞金が変わる。
ゴブリン、オークが群れを作っていた場合は戦闘行為を禁止。
ただし、Eランク以上の冒険者なら可。
ゴブリン:賞金は銅貨3枚。オーク:賞金は銅貨5枚。スライム:賞金は青銅貨5枚。
これらを基準に討伐数に応じて変化する。
ちなみにスライムは討伐後、ゼリーのような体が中身が空になって残るそう。
ゴブリン、オークは単体ならFランク。群れだとEランクになる。
ちなみにゴブリンリーダーはEランク。ゴブリンナイトはDランク。
ゴブリンジェネラルはCランク。ゴブリンキングはBランク。ゴブリンロードはAランク。
オークもゴブリンと同じ。
私は二つの依頼書を取って、カウンターに向かい、男性のギルド職員に渡す。
「確認しました。この二つの依頼を受注することで宜しいですね?宜しいなら、ギルドカードをご提示下さい」
そして私はギルドカードを提出した。
その後、カードを返してもらい、依頼を完了するためにワンダー・フォレストの森へ行く。
………………
森に着いた私はすぐに無属性魔法の探知と風魔法で周囲に風を送り、周囲に魔物が居ないか確認する。
確認してみたら、3体いた。近づいて見てみると、ゴブリンが居た。
群れでいた場合は戦闘禁止だけれど、複数体の場合は良かったはず。
だから問題ないから今から戦闘行動に移る。最初に右の1体の首に剣を刺し一歩後退する。
次に左の1体の首を剣ではねる。そのままの勢いで最後の1体の胴体を横に一閃して倒す。
ゴブリンを討伐した際に採取しておくのは、ゴブリンの額に生えているツノ。
この3体で賞金は銅貨9枚。
ちなみに、オークは頭の両サイドに生えて先端が顔の正面でくっついているツノ。
スライムはゼリー状の体を採取しておく。
その後、また魔物を探して行く…沢山の魔物を倒しながら歩き続けていたらもう正午だった。
少し休憩。ちなみにここまでにゴブリン5体。オーク3体。スライム8体。結構いてかなり苦戦した。
特にオーク。オークはゴブリンより動きは遅いけど、ゴブリンよりかなり頑丈で木で出来た盾でかなり攻撃を防がれたから1体倒すだけでもかなりの時間を要した。
スライムはゼリー状で倒しにくいけどはねた瞬間に切れば倒せるからそこまで苦労はしないかった。
ここまでで賞金はゴブリン銅貨15枚。オーク銅貨15枚。スライム青銅貨40枚。
ここらで少し食事休憩をしてアリンと会った辺りまで歩く。
そこでも各数体の魔物を倒しながら目的地までやって来た。
そこはやっぱりと言っていいほど魔物が大量にいた。(道中に比べれば大量)
それらを倒していく。その後少し休憩を入れた。その後は周辺で薬草の採取をする。
薬草は合計で87本も拾えたけど7本は捨てた。
理由は切りが悪いし、7本だけで買い取ってもらうことが出来ないから。
出来るとしたら7本とも無料で提供するくらい。だから意味がない。勿体ないけど仕方ない。
採取の後、私はレバンテの街へ帰ることにした。
道中は行きで倒し過ぎたからスライムが数体ぐらいしかいなかったので無視をした。
私はそこまで酷いことをする人間ではない。
理由はただ一つ私もスライムを1体連れているので可哀想に思ったから。
そういったことを考えながら夕方ごろにやっと街へと帰って来れた。
門番にお金を支払ってギルドへ赴く。
そこで、ゴブリンとオークとスライムの討伐部位と薬草80本全てをギルドのカウンターで職員に渡す。
その後、賞金としてゴブリン、銅貨3枚×30体。オーク、銅貨5枚×20体。
スライム、青銅貨5枚×50体。
そして薬草、銀貨1枚(10本分)×8(80本)。この両方を合わせて、金貨2枚+銀貨9枚+銅貨5枚。
(ゴブリン:銅貨90枚。オーク:銅貨100枚。スライム:青銅貨250枚。薬草:銀貨8枚)
(銅貨90枚=銀貨9枚。銅貨100枚=金貨1枚。青銅貨250枚=銀貨2枚+銅貨5枚。銀貨8枚)
結構な大金だ。ロスン・バーグ様に最初にお礼として頂いた金貨が100枚(王貨と同じ価値)もあったため、そこまで大金とは思えなかった。
ちなみにこの2つの依頼で私のギルドのランクがかなり上がった。「F→D」。
なぜこんなにも上がったのかと言うと、FランクからEランクへ上がるために必要なポイントが100ポイント。
そして、EランクからDランクへ上がるために必要なポイントが500ポイント。
そして、薬草=1ポイント。スライム=2ポイント。ゴブリン=5ポイント。オーク=10ポイント。
だから討伐依頼がかなりの数、受けやすくなった。
それに冒険者ギルドのギルドマスターのシャールさんが祝い酒をすると言って私を家に招いてくれた。
私はシャールさんに一言言ってからシャールさんの自宅へ赴いた。今日は泊めてくれるらしい。
そこで一緒にお酒を飲んで褒められ、楽しんだ。
(一言=バーグ家の全員に今日はシャールさんの家に泊めてもらう旨を伝えた)
………………
そして酔ったシャールさんに一緒のベッドに入るように言われて一緒に寝た。
今日はアリンじゃなくてシャールさんだけど悪くないな。
明日も良い日になりますように☆
ご覧頂きありがとうございます。
今回から文字を見やすく行を開けて見ました。
次回をお楽しみに☆彡。