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《ワールド》とキャラメイク

 人よ、英知を駆使し生きるがよい。知は力なり。そんな言葉で締めくくられた世界観のページを読み終わり、俺はそっと息を吐いた。

 VRMMO、《ワールド》は近日サービス開始する完全没入型、つまり仮想現実に接続してプレイするファンタジー系ゲームだ。

 剣も魔法もある世界で実際に生活するように遊ぶことができる。基本的にはスキル制(このゲームではウィズダムという名称らしい)で、プレイヤーの行動によって習得できるウィズダムが変化する。さらにはステータスも行動によって補正がかかるという噂がある。

 グラフィックもよく、自由度も高い。NPCも高度なAIを搭載しているのではないかという説が主流になるほど人間的との口コミだ。

 公式サイトの情報は少なめだが、世界観や運営のコメントから見ると、知ることの楽しさや貴方だけのアイディアを生かそうが売りのようで、《ワールド》内部の公式による説明は最小限だった。後はβテスターの情報をネットの海から拾い集めるしかないのかも。

 俺はこのゲームについてβテスト終了後のテスターの感想やスクリーンショット、テスト時のβプレイヤーの旅行記ブログを見て知った。あの時はもっと早く知りたかったと悔しくて仕方がなかった。前情報が他のゲームとは違い極端に少ないのだ。告知はマイナーなゲーム雑誌と公式サイト、そして数回の広告のみだったらしい。俺は未だに公式サイトくらいしか見れていない。

 しかし広告の少なさにも関わらず《ワールド》の人気は高く、《ワールド》専用VR機とパッケージは抽選での販売となっている。しかも生産が追いついていないため、第二次販売はまだ当分先になるらしい。

 VR機がある家庭は少なくないが、このゲームはさらに特殊な機能が必要らしく、汎用VR機では《ワールド》をプレイできないのだ。

 抽選が外れた俺は、悲しみを和らげるべく一心にネットサーフィンをしていた。子猫の動画が心に染み入る。初めは趣味の風景写真を検索していたけれど、もし抽選に当たっていたら俺もこんな美しい風景の場所に行けたのになぁ、などと考えだして悲しくなってしまうため止めた。


「至高のモフモフ、小動物は可愛いな……」

 無心に癒しの動画、かわいらしい子猫のやんちゃな行動を勉強机に置いた旧式のスクリーンで見守っていると背後から声をかけられた。

「樹、ちょっといいか」

「部屋に入るときはノックか声をかけてくれっていつも言ってるだろ」


 椅子を回転させて振り向くと、部屋の入口の扉は開け放たれ、双子の妹である伽耶が立っていた。


「見られて困ることをしているのか。それは悪かったな」

「違う。……それで? どうしたんだ」

 妹に揶揄されると気まずい。ただ単に子猫動画を見ていただけなのに。話題を変えようと伽耶に用事を聞く。

「父さんと母さんから誕生日プレゼントが届いたんだ。この前、誕生日に2人と通話した時に後から送ってくれるって言ってたやつ」

「あっ、そうだった。忘れてたよ、ありがとう」

「樹が箱を開けたらお礼の電話をするから、下に降りてきてくれ」

「分かった」


 伽耶は大きな袋を置いて去っていった。どうやら大きなビニール袋の中にさらに大きな箱が入っているようで、箱の四隅にあたる袋が破けて角が見えている。こうやって遠くにいても誕生日を祝ってくれるのは嬉しいことだ。もともと両親は忙しくて、家にいる時間は長くなかったが、この度子供である俺たちが高校生になったこともあって長期的に海外で仕事をすることになったのだ。

 どんな仕事をしているのか聞いても毎回はぐらかされ、小学校の作文などでは伽耶と一緒に頭をひねったものだ。未だに何の仕事をしているのかわからないが、守秘義務が厳しいから話せないのだろうと、伽耶と示し合わせて聞かないようにしている。

 その代わり高給取りのようで、家におらず家事ができない分、俺たちに楽をさせたいといろんな便利グッズを買い込む困った癖があり、我が家は人口密度の割に物が多かった。

 たまに、どんな人脈で手に入れたんだ? と疑問に思うような日本で売っていないようなものがあったりして、伽耶と外国語の取扱説明書を解読したりする。

 今回も、そんな面白家事グッズだろうか。いや、誕生日プレゼントだから家族で使うアイテムじゃなくて俺好みの何かだろうな。サプライズ好きの両親のセンスはいいから、外すことはあまりない。……たまにネタに走るとひどいことになるけど。あのトーガ風高級ダサセーターはまだ箪笥の肥やしになってるから。


 袋から箱を取り出す。プレゼント用に綺麗な紙で包装された大きめの箱だ。ちょこんとリボンがシールで張り付けられている。紙を破らないように鋏を使って包装を剥ぐと、中から見覚えのあるロゴと機械が描かれた箱が表れた。

 夢にまで見た《ワールド》推奨機だ。

 箱の表面には一般的なVR機とほぼ同じ形状の機械を中心に、《ワールド》のロゴと文様や武具、モンスターなどが描かれている。また、《ワールド》推奨VR機は、通常と異なる色彩で、模様が描かれていた。《ワールド》の開幕を祝う特製品のようだ。特にこの《ワールド》記念バージョンとも言うべき新型かつ先行発売の少数品はどれほどの倍率で抽選販売されていたのだったか。俺が《ワールド》を知ったときにはとうに販売を終えていた一品だ。もちろん、一般販売(俺がつい先ほど抽選に外れた)のVR機とは異なり、箱だけではなく機器やヘッドセットにまでデザインが描かれているこのVR機はさほど有名ではない上に開発・運営が偏屈な《ワールド》では二度と手に入らないだろうと諦めていたものだから、その喜びはひとしおだった。


「伽耶!これって!!」


 箱を持ったまま、階段を駆け下りる。勢い余って扉は派手な音を立てて開いた。リビングでテレビと兼用である壁と一体化したスクリーンを起動し、フリーの通信ソフトの用意をしていた伽耶はにやりと笑う。


「よかったな、樹」

「ああ!!」




 その日のうちに、両親に多大な感謝を伝え、興奮冷めやらぬまま迎えた翌日。3連休に合わせてサービス開始するらしく、サービス開始まであと1日ある。今日はいつもに増して休みが待ち遠しい金曜日だ。

 浮かれた気分のまま学校へ向かい、1日の授業を終えたため、授業内容は全然頭に入らないが、まあたまにはいいだろう。右から左へ流れていく授業を流し聞きながらかろうじてノートは取り、この部分の勉強は未来の自分へ託して放課後を迎えた。


「樹、帰ろうぜ」

「うん」


 HRも終わり、教室から部活なり帰宅なりで学生たちが去っていく。俺も流れに乗って廊下に出たところで、先にHRが終わったのだろう、幼馴染の暮坂宗司くれさかそうしが待っていた。帰り道は同じ方向だから、違うクラスの宗司はこうやって良く俺と一緒に下校する。今日の話題はもちろん新作ゲーム《ワールド》のことだった。


「樹はVR機の抽選漏れしたんだったか。第2陣スタートの時は協力するぜ」

「それがだな、なんと両親が誕生日プレゼントに送ってくれたんだ! 今の俺はウルトラハッピー樹くんだ、超楽しい!」

「うわーテンションが超振り切れてる。よかったな。それじゃあもうキャラメイクはしたのか?」

「それはまだ。今日帰ったらするつもりだ」

「んじゃあ、サービス開始したら遊ぼうぜ」

「うん。楽しみにしてる」

「ウィズダム構成とかもう決めたか? 俺は剣士にするつもりなんだけどよ」

「……ウィズダム構成」

「お前、もしや調べてないな?」

「公式サイトとβ感想サイトの旅行記を見た程度はある。ウィズダムを取得することでジョブ制と違って独自性を出すんだろう?」

「合ってるな。じゃあ大丈夫か」

「宗司は心配しすぎだ。ゲームなんだし、失敗しても何とかなるって」

「そうかぁ? できるなら最初から効率よく走りたいだろ」

「そこは好みだよ。最初に戻るけど、俺は射手を目指そうと思ってる」

「珍しいな。お前の数少ないゲーム歴では剣士が多いのに」

「宗司と違って平均的なプレイ数だ。偶には違うことがしたくなったんだよ。後、前回やってたゲームで遠距離攻撃の偉大さを知ったからな」

「なるほど。《Ever Land War》ね。敵軍の遠距離攻撃が厄介だよな。特に弩」

「トラウマになった。だから今度は遠距離で行こうと思う」

「気持ちは分かった。じゃあ明日サービス開始した後に集まろうぜ。伽耶も呼んでフレ交換しておきたい」

「ああ、いいかもな。ゲーム内が宗司と連絡とる手段として一番早い」

「うっせえ」



 宗司と別れ家に帰ったので、昨日設置したVR機の電源を入れヘッドギアをはめた。VR機のアカウント登録は昨日のうちに済ませてあるため、今日はいよいよキャラメイクをしよう。

 ベッドに横になり目を閉じる。没入型のVR機は使用者の神経伝達を感知して作用する。よってヘッドディスプレイと違って自分の体を動かす必要は無いのだ。ヘッドギアの電源を手探りで入れ、接続のキーワードを口にした。

「コネクト」

 視界が切り替わる。暗闇の中から、銀色の壁の近未来的な部屋へ。その部屋には1つしか扉がない。俺はその扉の前にいた。

 ここはダウンロードしたゲームのどれをプレイするか選択をするための場所ホームで、今は推奨機に替えたばかりだから扉は一つきりだ。しかも扉には《ワールド》と書かれている。扉を開けると、景色はとたんに塗り変わる。公式HPにあった画像と同じ、古い遺跡と遺跡に描かれた《ワールド》のロゴだ。


 わくわくする。気分が浮き立って舞い上がったまま戻ってこられないくらい。きょろきょろとあたりを見回す俺は声を聞いて前を向いた。


『これより、《ワールド》のキャラクターメイクを始めます。キャラクターメイクはランダムとカスタムが可能です。どちらにしますか?』


 どちらにしようか。カスタムもいいかもしれない。現実の俺とはまったく違う誰かになれる。もともと今までやったことのない弓を使おうと思ってたんだし他のVRゲームとキャラクターアバターを似せる必要もないな。

「カスタムで」

『はい。これよりキャラクターメイクを開始します。プレイヤーの写真や身体データを読み込みますか?』


 写真なんて撮った覚えはないし、身体データを登録した覚えもない。そんなことが必要だったんだろうか?


「いいえ」

『わかりました。ではキャラクターを製作してください』


 目の前に数多くのウィンドウが広がる。基本となるキャラクターの姿を写すウィンドウが一番下に表示され、その上に小さな数々のパーツを選択するウィンドウが開いている。

 目、鼻、口、肌の色、耳の形、顔の形、髪の色に、長さも形も、数値や操作で決めることができるらしい。もちろん、既に用意された形から選ぶこともできる。

 それにしても数が多い。こんなに選択肢が多いと、決めるのが嫌になってくる。そんなにキャラクターアバターにはこだわりの無い方だし、ランダムでもいいか。


「今からランダムに変更ってできます?」

『可能です。ランダムキャラクターメイクに変更しますか?』

「はい」


 画面が全て閉じられる。そして目の前に赤いボタンがあるウィンドウが開いた。クイズ番組の回答ボタンのようだった。中心にはランダムと書いてある。これを押すのだろうか。ボタンをタップすると画面の中心にあったボタンは消え、代わりに箱が表示される。箱はさまざまな形をしており、さらに色や装飾も異なっている。一瞬ごとにくるくると移り変わるそれはゆっくりと入れ替わる速度を落としていく。

 ぴたり、と止まった箱はシンプルな黒い箱。細かな新緑の線で伸びゆく葉や芽が描かれている。箱を結ぶリボンは細く、同じく緑色だ。箱を映していたウィンドウが消え、代わりに実際の箱が宙から降ってくる。ゆっくりと落ちてくるそれに思わず手を伸ばし、受け止める。中身が入っていないかのように軽かった。


「これを開ければいいのか?」

『そうです』


 独り言を言ったつもりだったのに返答があったため、ビクッと肩が揺れた。そっとリボンを解き、箱を開ける。中身を見る前に、箱の中から煙が噴出し、視界を覆った。煙い。こんな感覚まであるとは驚きだ。流石に煙で咽たりはしなかった。


『以上でキャラクターメイクを終わります。正式サービス開始をお待ちください』


 ぱちり、と目を開けた。自動的にゲームからログアウトされたらしい。ゲーム選択部屋に俺は立っていた。もう今日できることはないため接続を切り、VR機に付属するすべての電源を切った。

 ベッドに寝ころんだまま、携帯端末を置く。端末からウィンドウ投射をして、眼前に仮想スクリーンを呼び出した。

 ゲームの中みたいにどこにでも仮想スクリーンを呼び出せるほど技術が発展したら楽なのだけれど、未だ実物の端末からしか仮想スクリーンは映し出せない。よってこうやってうつ伏せてネットを見ることになる。仰向けでネットが見れたら楽だが、手持ちの端末じゃできないし、わざわざ買うほどの事でもなかった。

 帰り道で宗司が言っていたウィズダムの構成について検索する。出てきたのは《ワールド》基本ガイドなるサイトだ。有志によって作られたそのサイトでウィズダムを扱っているページへ飛ぶ。

「ウィズダム一覧は……やっぱり大量にある。とりあえず射手系のウィズダムを取ればいいかな」

 弓を使うプレイヤーは【初心者弓術】を取得するらしい。とりあえずこれで戦える。後はどんなプレイスタイルにするかによってウィズダムの枠を埋めていくのか。ゲーム開始時はウィズダムスロットが5つしかなく、その後のワールドクエストの進展で増えていくそうだ。

 うーん、プレイスタイルか。基本的にソロの予定だから攻撃手段は多い方がいいけど、大体のゲームで序盤は金策に励まないといけないから、金策の手段もあった方がいい。金策といえば戦闘か生産だが、どっちかというと生産に力を入れたい。

 ウィズダム一覧の中から生産系ウィズダムを見つけ出す。ランキングによると【鍛冶】、【木工】、【裁縫】あたりが人気らしい。武器や装備の製作を主に行うのはこれらのウィズダムだろう。一覧を眺めていると、不審な点に気が付いた。なぜか他のゲームでも必ず存在する【料理】、【調合】、【錬金】のスキルの人気がないらしい。おかしいな、【調合】や【錬金】は体力回復ポーションの製作に必要なことが多いから大抵人気のはずなんだが《ワールド》では違うのだろうか。

 個人的には消費が激しいポーションを自給自足したいので【調合】を習得したい。5つあるウィズダムスロットのうち2つは決まった。後は、戦闘に有利なように魔法ウィズダムでも取るか、装備品拡張系でも取るか、補助系ウィズダムにするか。射手で遠距離攻撃はできるし、魔法は必要ないかも。となると補助系の【採取】とか【ステップ】があると便利かもしれない。装備品拡張は金がないと装備が買えないから序盤は必要ないし、うん。補助系でなにかいいものを取りたい。

 まあこうやってネットでウィズダム一覧を見て取りたいウィズダムを決めたところで、取得方法は分からないんだが。

 《ワールド》はプレイヤーの行動によって取得できるウィズダムが変化する。実際どんな形で取得できるかは分からないが、それぞれのウィズダムの取得条件を満たさないといけないのだ。多分ウィズダムに関連する行動をとればいいはず。

 ネタバレになりすぎない程度に調べていると、階下から伽耶の呼び声がした。

「樹、夕飯だぞ!」

「今行く!」

 ヘッドギアを片付け、電源を落とし、階段を下りた。ダイニングでは伽耶がスープカップを運んでいる。俺は冷蔵庫から作り置きのおかずを出して並べ、席に着く。伽耶も同じく運び終わり席に着いた。

「「いただきます」」

 今日の夕飯はシチューのようだった。ここの所寒いから暖まりそうだ。

「樹は明日の朝食当番だったよな、私は明日ワールドでスタートダッシュを決めるからできれば簡単に食べられるものにしてもらいたいんだが、いいだろうか」

「わかった。お握りでも作っとく。具は何が良い?」

「そうだな、肉を入れてくれ」

「了解。それにしてもこのシチュー、おいしいね」

「それは良かった、ちょっと作りすぎたから明日も食べてくれ」

「じゃあ昼はそれぞれシチューでいいか? 昼もゲームしてるんだろ?」

「そうなるな」




 食事を終え、食器を洗っている俺の後ろで伽耶は言う。


「樹は《ワールド》でどんなキャラにする予定だ?」

「俺? 俺は射手だな。弓で遠距離をぶち抜きたい。伽耶は?」

「私は色物プレイを狙ってる。βでは普通に剣士をしていたんだが、途中で拳士や魔法少女なる称号が手に入ってな、面白そうだろう」

「確かに。それもウィズダムの組み合わせから発生する称号なの?」

「おそらくな。もしかするとクエストも関係しているかもしれない。しかし一度そんなのを手に入れてしまうと突き詰めてみたくなるだろう? いつもはきちんとオーソドックスにプレイしてるんだ。たまにはそんなネタに走ってみようと思う。新しくプレイしてるって気分にもなるしな」

「たしかに。でも、その新たなプレイスタイルの武器にするってところが戦闘狂だと思う。伽耶は武術が好きだな」

「ゲーム程度の補正ありで、だったらな。趣味でやる分には楽しい。爽快だし」

「それは分かるかも。ずばばばーんっと雑魚を制圧出来たら楽しいよな」

「それなら広範囲に対して魔法が使える魔法職をお勧めするぞ。それじゃあ、お先に風呂貰う」

「はいはい。いってらっしゃい」

 部屋を立ち去る伽耶を見送って俺は洗い物を再開した。


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