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青い猫と赤い糸  作者: 空海
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幸運の青い猫

森川光紀(リベルタ☆cat)にやっと会えることができて、俺の心は躍りまくっていた。


光紀とはメールの時もそうだったが話が合う、昔のことを話ながら笑いあった。例えば、先生に怒られたエピソードなどや居眠りが多かった光紀についてなどを話した。


話ながら光紀は実は凄い努力家と言うことがわかった。


光紀が入った女子大は、結構難しくてもう勉強したことや面接がとても苦手で高校の色んな先生にお願いして練習したことなどを面白いおかしく話してくれた。


聞きながら、昔を振り替えってみると光紀は毎日いっぱい字がかいてある小さなノートを熱心に読みながら1人ぶつぶつ話していたのを思い出した。


あの時はすごく怪しいと思ったが、一生懸命面接の練習をしてたんだと考えた。


なのに、俺は一生懸命頑張っている彼女をバカにしてしまい、できることなら過去に戻って昔の自分を殴りたいと思った。


話ながら彼女のことが少しわかった気がした。俺のことも話ながら光紀は驚くことも多くてお互いに相手を知ることができた。


俺は話ながら、ずっと胸の辺りがドキドキしていた。

まるで、また恋をしてるような感じだ、昔も少し好意があったが、今実際にあってもやっぱり大好きだと思った。


好きな気持ちを隠して諦めていたがやっぱり限界だ。大好きだ。


気づいたら、言葉に出していた。

「俺…もっとお前のことを知りたい。できれば、俺と付き合わないか?」

と話してしまった。


光紀はそれを聞いて、下を向いて黙ってしまった。

お互いに沈黙する。

振られたかな…と思って落ち込んでいると


「少し、水族館の中歩きませんか?…」

と光紀が話した。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

カフェをでて、水族館の中を歩いて回る、光紀は楽しそうにはしゃいで歩いていた。


ふと、クラゲの前でお互いに立ち止まって眺める。

光紀がクラゲを見ながら思い詰めたように話した。

「拓海さん、高校の時私どう思いました?…」

「え?どうって?」


そう聞いたら、光紀は重い口を開けて話した。

「男性との接し方です…。」

「……」


「実は、私薄々気づいてたと思うかもしれないですが男性が苦手なんです。…嫌、なんて言うか接し方ですが…」


俺は黙って話を聞いていた。「……」


「私、姉妹がいるんだけど…何て言うかそれが原因で男性とどう接したらいいか解らなくなったの…

昔は普通だったんだけど…姉が結婚してから変わったんだ。」

そうこちらを見て、苦笑いした。目が泣きそうだ。

「姉にね。子供ができたの。普通は祝福するけど家族みんな祝福できなかったの、だって姉は大学の時に子供ができたから…。」


それを聞いて、驚いた。姉がいるのは高校で昔有名な人物らしいので噂で知っていたがそんな状況は知らなかった。


「姉は高いお金を払って大学に行ってたの私も凄いって思ってたけど、子供ができて大学は退学したの…まだ若すぎるって言って家族は荒れたんだ。1000万を泥に捨てたとか話して。父母は毎日暗くて…。」


話ながら目から涙が流れた。手で目を擦って話す。

「毎日毎日、父にはお前はしっかりしろって話された。耳にタコができるくらい。子供もちゃんとしてから作るもんだって怒鳴られて話された…。

だから、男性とどう接したらいいか分からなかった、怖くて誰かを愛して自分も姉のようになりたくなかった、辛かった、苦しかった」


そう話した後、光紀は鼻をすすって限界なのか涙が止まっていなかった。

目を瞑って静かに泣く。


話を聞いて、光紀の闇がわかった気がした。

彼女はきっと恋をするのが怖いんだ


泣いてる彼女の手を引いて自分の方に引っ張って抱き締めた。

驚いたのか涙が一瞬止まったようだ。


自分の体にすっぽりと光紀が入って顔を腹に押し付けている。小さいなと思う。


抱き締めながら光紀の頭に顔をつけて話す。

「辛かったな…」

話したとたんにまた涙を流し出した。


静かに震えている彼女の体を優しく抱きしめながら自分の気持ちを話す。

「俺も正直恋って分からないよ…女ってめんどくさいし」

昔の元彼女を思い出す。

「お姉さんのことは辛いけど、お前はお前だろ?怖いの分かるけど逃げちゃだめだよ。」


俺の腹に顔を押し付けながら光紀が話す。

「引かないの…?こんなめんどくさい女…」

笑って答える。

「引くわけないだろ。むしろ聞けて良かったよ。もっとお前のこと知りたいんだよ。教えろよ、お前のこと。後、光紀はめんどくさくないよ、優しくて俺はそんなお前が好きなんだよ…」


そう言うともぞもぞして顔を出して話した。

「私、優しくないよ?…優しい人は損するし…」


「優しいよ。お前。確かにそれで損することは多いけど、助かる人もいるんだよ、お前昔俺のこと助けてくれただろう?」


昔、光紀は俺を助けてくれた、それが教科書をかして見せてくれたことやペンをかしてくれたそんな小さなささいことでも、困った俺は本当に助かった。彼女は困った俺に手を差しのべたのだ。

実は俺はクラスの女子から嫌われていた。嫌、男子ほとんどがだ。馬鹿にしたのが原因だ。


ふと、気になって。光紀に聞いて見た。

「光紀はどうして昔俺に手を差しのべたんだ?てか、女子ほとんど男子嫌いだったよな?」


光紀はキョトンとした顔を俺の方に向けて話した。

「差しのべた?私困ってる人ほっとけないから…

確かに、女子ほとんどが男子嫌いだったけど、私は嫌いじゃないよ、悪口言われた時はムカついて嫌いだったけど…どうしても拓海さん嫌いになれれなかった…」


そう言ってまた顔を下に向けた。小さい声で話す。

「あの電気屋であって話したの楽しくて、嬉しかったから…あの電気屋でのやり取り忘れられなくて…むしろ嫌いじゃなくてで逆かも………」

最後は小さかったが抱きしめているので聞こえた。


光紀は耳まで赤くなって下を向いていた。


嫌いの逆って…

それを聞いて抱き締めていた力を強くした。

光紀の赤い耳元で聞こえるように話す。

「俺も好きだ。」


話したとたん、光紀は顔を茹で蛸のようにしながら、俺の目を見て笑顔で話した。

「私も好き。」


話してからお互いにまた強く抱き締めあった。

よろしくって光紀が言う。


俺もよろしくと言う。

光紀が浮気したら許さないからと強く抱き締め返した。わかったと言ってお互いに笑いあう。


気づいたら、クラゲの水槽がライトアップしていて青い光に包まれていた。


お互いに目を見て、キスをする。


水槽のクラゲがまるで青い光の中で俺たちを祝福してくれているように泳いでいる。


出会いは、青いハンドメイドの作品から


初めての抱擁は青い光の中で


遠い遠い道のりだったが、やっと会いたい人に会うことができた。


きっと運命の赤い糸はある。


幸運の青い鳥もきっといる。


俺たちは、きっと青い鳥ではなく青い猫が二人を導いてくれたんだ。


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