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青い猫と赤い糸  作者: 空海
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運命の時の流れ

一年後、季節は冬から春になった。

暖かい風が部屋に入ってくる、空も雲ひとつない青空だ、鳥が気持ちよく飛び回っている。


俺は、彼女との気持ちを切り替えるために引っ越しをすることに決めた。


引っ越し業者に荷物を詰めてもらうと楽だが、金がかかるため、自分でダンボールに詰めていくことにする、悲しいことに俺は貧乏なので少しでもコストを減らして安くしたいのだ…


荷物をダンボールに詰めながら、気づいたら自分の物よりも彼女の物の方が多いことに気づいた、物が多過ぎてまるでゴミ山状態だ、呆れながらも彼女の物は邪魔なので全て捨てることに決めた、ダンボールからゴミ袋に変えてゴミをゴミ袋に入れていく、服、服、服、と何枚服あるんだよ、あの女、ため息をつきながら作業する。


もしかしたら、彼女と別れていなかったら部屋はゴミ屋敷になってたかもと苦笑いしながら手を休めることなく作業していく、ゴミ袋2つ出来上がった後、俺はベットにダイブするようにして倒れこんだ…


疲れた…本当に疲れたまだ荷物はあるし、あの女ゴミ屋敷で平気なのかよと思いながらポケットからスマートフォンを取り出した、アルバムを開いてフォルダを見る、彼女との思い出の写真がいっぱい入っている写真、一緒に笑っている写真や彼女とのデートで行った場所、笑顔の彼女などがたくさん入っている、それを指でスクロールして選択して押す、画面から「削除しますか?」と出たが迷わずに決定を押した。


写真から彼女の写真が全て消えた後、アルバムには俺が撮った景色の写真と可愛い猫の写真だけが残った。


画面を見ながら俺は泣くこともなく逆にとてもスッキリとした心地がした、とても気持ちが楽だ、安心したのか突然眠くなってきた、少し疲れたし休もう、まだ引っ越しには日付も時間もあるので急ぐこともないしな、眠りながら俺は久しぶりに気持ちよく寝ることができたと思った。



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