12章 6話 陰り
「じゃあ、世話になったな」
一通りの見学を終えて、武田将軍はタロー&ジロー将軍にそう言った。
2人は
「なんだ、稽古してかねえのか」
「お前と戦れるの楽しみにしてたんだがなあ」
などと残念そうに見送ってくれた。
リュウノスケ隊員はヘトヘト(もはや死にかけ?)になりながらバスに乗り込むと同時に寝てしまった。
その他の隊員も何とか集合し、バスに乗り込む。
「え、皆何してたの????」
「ショッピング〜。サバクはお店の品揃えが段違いでいいからね。折角来たんだもん」
そう言いミキは、るんっと今日買った物が入った紙袋を見せびらかした。
見るといなかった隊員は皆紙袋を抱えている。(ずるい!行きたかった!)
ふとルカが見ると、松浦隊員は何やらメモのような紙をじっと見つめている。
?なんだろう?連絡先でも交換したのだろうか。
そんなことを思いながら、ルカはバスに乗り込んだ。
それから一同はすぐに寝落ち、目が覚めるとそこは見慣れたオンタイの自分達の組織だった。
「げえ、こうしてみるとボロいな」
「リフォームしてこれだもんな‥貧富の差はどこの世界でもあるってことか」
一気に現実に戻された一同はガックシと肩を落としながら、自室に戻っていった。
さあ自分も帰ろうかな、ルカがそう思っていたところ、松浦隊員の尻ポッケからひらりと先ほどのメモが落ちるのを見た。
ルカはそれを拾い上げ、ふっと開いた。そこには
「下の名前を思い出せないということは、何か現実世界で君の家族に異変がある可能性がある。真実を知りたくなったら連絡してくれ○○○-☆☆×× サバク組織将軍 中村」
と書いてあった。
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